愚王の最後
「賢者」が戻ってくる、、
そうして、二人はメルベストの王のもとへ行く、、
しかし、王は想像以上の、、
「永悪」との戦いを終え、元の世界に戻ってきた「賢者」、、
一番最初に出迎えたのは「騎士」であった、、
「お帰りなさいませ。我が主。「永悪」との戦いはどうでしたか?」
「、、楽しかったよ、、あいつは世界の頂点に立つにふさわしい力を持っていた、、だが、、皮肉なものだよな。悪魔のどちらともが「感情」によって負けるのは、、」
「そうですか、、「永悪」は最後に”近接”を選択したのですね。」
「あぁ、、」
「そこまで引っ張らなくてもいいのに、、ですが、我が主が楽しめたのならかの者たちも満足でしょう。」
「そうか、、それだといいな、、」
「賢者」が少し悲しそうに答える、、
少しの間、沈黙が続いた、、
最初に言葉を出したのは「賢者」であった、、
「さて、、最後の仕事をしようか。この国の王のところへ行こうか、、」
「かしこまりました、、」
「賢者」と「騎士」が王のもとへと向かって行く、、
数分後、二人は王の前にいた、、
しかし、攻撃はできずにいた、、
「、、おいおい、、「永悪」がかっこよく散っていったのに、、その主がこんなに屑とは、、
「だ、、黙れ!!おのれ!!おのれ!!!!「永悪」のやつめ!!何が絶対に勝てるだ!!何が”最強”だ!!このような虫けら二匹に負けるとは!!」
「、、屑ですね、、清々しいように、、」
二人が近づく、、
王は後ずさりをする、、
「来るな!!来るでない!!わ、、わしはこの国の王であるぞ!!」
「それがどうした?この国の守護者である「永悪の悪魔」はこの世を去った、、「優栄六王」にも選ばれているような奴がまさか!!弱腰というわけではあるまいな?」
「賢者」がそう言うと王は剣を握った、、
しかし、王の剣の握り、構えは素人であった、、
「、、お前、、剣も握ったことないのか?」
「、、っ!!わしは王だ!!わしが握るのは「永悪」の手綱だけだった!!なのに、、お前らが、、お前らのせいで!!わしは落ちこぼれになる!!」
「、、なぁ、、”王”って何だと思う?」
「はぁ!?”王”とは、「金銀財宝を数多ともっていて、全ての民の上に立つ絶対者」である!!」
「お前の考えはそういう考えか、、なら、あなたはどう思う?エルバスタの姫様?」
「賢者」がそう問いかけると王室の横にある扉が開いた、、
そこから出てきたのは、お腹を支えならが歩く姫様であった、、
「、、私に聞いていますか?」
「えぇ、貴方に聞いております。」
「、、”王”とは、民の盾であり、民の剣であり、民の見本である。戦ならば前に出よ、防衛ならば最後まで残れ。己の命かけ民を守れ。それが”王”である。我が父、、エルバスタの王の言葉です。そして、私の考えでもあります。」
「そうですか、、やはり、この国の今後はあなたに任せるのがよいでしょう。そうと決まれば、、お前はいらないな、、」
「賢者」が氷点下を思わせるほどの冷たい視線をメルベストの王に向ける、、
王はその視線を浴びたことにより、動けなくなった、、、
「、、ひ、、ひっ!!はぁ、、はぁはぁ、、」
「そのままでいろよ?」
「賢者」が近づく、、
だが、王は本能でとっさに姫を盾にした、、
「、、っ!?き、、貴様、、!!」
「ち、、近づくな!!近づけばこの女を殺す!!わしが無事にこの国を出るまでそこから動くでないぞ!!」
「騎士」がその言葉に反応し、剣に手をかけ、今にも抜こうとする、、
しかし、「賢者」はそれを制止した、、
「とまれ。」
「、、ですが、、我が主、、」
「いいからとまれ。」
「かしこまりました。」
「なぁ、王よ。我らが動かなればいいのだろ?」
「あ、、あぁ!!そうだ!!わしがこの国を出るまでだ!!」
「わかった、、我らはそれに従おう、、」
「よ、、よし!!ならばそこにいろ!!」
王がゆっくりと出口の扉へと近づいていく、、
しかし、あと数mのところでいきなり出口の扉が開く、、
「、、っ!?な、、何だ!?」
王が開いた扉の方に視線を向ける、、
そこにいたのは、地下牢獄に投獄されていたはずの親衛隊隊長と魔術師団長がいた、、
「、、っ!?ど、、どうして、、お前らが、、」
「、、くそ野郎が、、今ここでその首切り飛ばしてやる!!」
親衛隊隊長が剣を抜き、王に向かって走っていく、、
王は剣を姫に突き立てようとする、、
しかし、その隙を「賢者」は見逃さず、王の剣に重力魔術をかけ、重量を数倍にした、、
「、、っ!!け、、剣がいきなり!!」
「死ね!!このくそ野郎が!!」
「ま、、待って、、!!」
王の抵抗も虚しく、親衛隊隊長によってメルベストの王は死を迎えた、、
しかし、その衝撃により姫の出産が襲ってきた、、
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