永悪の、、~剣士~
「悪剣」と「騎士(賢者)」が戦っていた、、
しかし、「悪剣」は余裕をもっていた、、
だが、「転身の魔術」を使って、互いの体を元に戻す、、
「悪剣」と戦っていた「騎士(賢者)」は苦い顔をしていた、、
「はぁ、、本当に、、使いづらいなぁ、、この体は、、」
「何?言い訳?魔法を使えて、「永悪」様と同格な「賢者」と違って、貴方は魔法も使えない、、ただの”剣士”、、貴方は「永悪」様どころか、、私にすら勝てない!!」
「悪剣」がさらに速度を上げる、、
しかし、「騎士(賢者)」はその攻撃を全て躱し、受け流す、、
「早いなぁ、、「悪剣」とやら、、お前、剣を取ってから何年経つ?」
「、、百年とちょっと、、私は「永悪」様の剣、、そして、貴方を倒して、最強になる剣士!!」
「そうか、、なら、、相手は私ではだめだな、、」
「何を言ってるの?」
「残念なことに、この”体”は私の物ではなくてな、、」
「は?」
「私たちは、今、「転身の魔術」によって”体”を交換している状態なんだ。」
「ど、、どういう、、」
「ん?「転身の魔術」は知ってるだろ?」
「えぇ、、「魔導神」が作った”三大禁忌”の一つ、、内容は「任意の相手と肉体と魂の交換」、、でも、「永悪」様が作った牢獄には、「魔術封じ」がかかっていたはず、、なのに、、どうして、牢獄に入れられて、魔術が解けてないの?」
「禁忌と呼ばれるには、それ相応の強さと理不尽さが詰まっている。例えば、この「転身の魔術」だ。これは、「肉体と魂の交換」。すなわち、「人間の根源の交換」というわけだ。」
「は?「根源」?」
「そう、「根源」だ。人が持つ「根源」とは、「その人物がどのような才能を持ち、経験を得て、力を使っているか」というのが「根源」だ。まぁ、、もう少し細かいが、、お前のような者にはこちらの方が伝わるだろ。」
「、、、ん?」
「頭を傾げるな、、まぁ、、何だ。お前の「根源」なら「百年と少しの剣術で世界最高峰の剣士「従順たる騎士」に勝るとも劣らないほどの才能と経験を持っている」ということだ。」
「なるほど、、つまり、、私は強いということ、、」
「まぁ、そうだ。そして、どうして、私がこんな話をしたかだ。」
「遺言?」
「違う。こんな話をしたのは、私が「転身の魔術」を使って、「騎士」の「根源」と「賢者」の「根源」を無理やり入れ替えたからだ。」
「それの何が問題なの?」
「まぁ、禁忌に指定されるほどだから、問題は沢山ある。例を挙げれば、「根源」を入れ替えることで肉体の維持ができない。失敗をすれば「根源」そのものが無くなり、存在そのものが無くなる。入れ替える対象がいなかった場合、無機物も対象になってしまう。など、、色々とある。まぁ、そこは私の腕でどうにでもなる。」
「じゃあ、、何が問題なの?」
「入れ替えることで、「肉体が引き出せる力に制限が設けられる」ことが、我々の「転身の魔術」による問題だ。今は、、約6割程度と言った所だ。」
「え、、こ、、これで、、6割?ど、、どういう、、」
「安心しろ。今から、私たちは元に戻る、、思ったよりお前たちが”強かった”ということだ。光栄に思え。」
「騎士(賢者)」と「賢者(騎士)」が目を合わせる、、
すると、二人の体が一瞬、脱力し、再び体に力を入れる、、
「ふぅ、、やはり。自分の体が一番だ。我が主の体は「魔力貯蔵庫」でな、、私からしてみれば使いづらい。」
「あ、、貴方が、、本当の「騎士」?」
「あぁ。改めて「従順たる騎士」だ。名前については、、まだその時ではなくてな。悪いがこの名乗りで勘弁してくれ。」
「そう、、それでも私は負けない!!」
「悪剣」が剣を構えると同時に「騎士」は横に立っていた、、
その速度は、「賢者」が「騎士」の”体”を使っていた時とは、比べ物にもならなかった、、
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