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添い猫  作者: 神崎信


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好きを投げたかった

雪が降って来た 子供の頃を思い出す

さっそく 学校の校庭でクラスメイトと雪合戦

まだ新米の担任の女の先生も加わる

ぼくは素手で雪玉を せっせと 作っていた

手が氷のように冷たくて それでも楽しかった


みんな夢中で雪合戦をしていた その一瞬

担任の女の先生が 両手で顔を押さえて その場に

蹲っている

みんなが心配そうに 先生の側に集まっている

どうやら 誰かが投げた雪玉が顔に直撃してしまったようだ


先生は泣いているようだった

みんなが口々に 慰めてる

先生に怪我は 無いようだった

ぼくも 先生に言葉をかけたかは記憶には無いけれど

顔を覆っている 痛そうな 恥ずかしそうな 先生の

姿を 見つめながら


今この 刹那 先生に 優しくことばを投げかけたら

先生は ぼくのことを 好きになってくれるかな

そんなことを考えていたのを 今も覚えている












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