第22話 竹林の道で一休みそして新たな出会い
森林の真ん中までようやくたどり着きました。
そして新たな出会いとは一体?
道は一本道で竹林の道までに村もまぁそれなりにあった。そして迷うことなく目の前には木ではなく、竹が生えている場所にたどり着いた。
「あれが竹林の道かな」
「多分そうだろうな。森林に竹が生えてんだ間違いねえだろ」
道は二手に分かれていた。竹の方と森の方、勿論今回は竹の方へ向かって歩く。
先ほどまで辺り一面木だったのが一瞬にして竹へと変わった。
「竹林っていうだけあるね」
「確かに。竹林地帯ってあってもおかしくないな」
「やめて。無駄に時間かかる」
道なりに歩いていると一人の和服を着た人が立っていた。それをすぐに見つけて構えるトレース
「どちらさまで?」
トレースは片手にナイフを持って話しかける。流石に用心深すぎだろとティグリスは思った。
「私はこの先にある宿の者です。観光客の道案内人です」
「アングイスの紹介できたんだがわかるか?」
「トレース様とティグリス様ですね。アングイス様の方からご連絡いただいてます。どうぞこちらへ」
和服の人はここからでも少しだけ見える宿へと案内してくれた。宿の中に案内され入ってみると日本の和風亭そのものだった。
「まずはお部屋へ案内いたします」
二階に上がりすぐ近くの扉を開けた。
「ここがトレース様とティグリス様のお部屋となります。鍵は部屋の机の上に置いてあります。当店は18:00に晩飯となっております。場所は1階の入り口右の通路の奥にございます。それと当店は温泉がメインとなっております。1階入り口左にございます。それでは竹林の道和風亭をごゆっくりどうぞ」
言い終えると何事もなかったかのように戻っていった。
「さーて。ここは温泉がメインなのか。それじゃ行ってくるね」
「だと思ったよ。今の時間が16時だけど18時までには上がって来いよ。あと腕な」
「それぐらいわかってるよ」
2人は部屋にあったバスタオル等を持って浴場へ向かった。
「......広い......!」
日本にもないであろう程の大きな浴場を見てトレースは唖然とした。運のいいことにこの時間は誰もいなく腕を下手に隠さなくてよかった。
体を洗った後露天風呂の方を見に行った。そこでも予想以上の大きさにまた驚かされる。
手前にあった風呂に入り一息つく。すると奥から声がした。
「ふーん。珍しいね。こんな所に人が来るなんて」
トレースは腕を相手に見せないようにして話し返す。
「どちらさまで?」
「あら、名乗るときは自分からですよ」
「これは失礼。トレースと言います」
「私はミュリエルと申します。以降お見知りおきを」
自己紹介を終えるとミュリエルはこちらへ近づいてきた。
「トレースね。異名は片腕の冒険者でしたっけ?」
「流石に知ってますか......」
「まぁ知らないわけないでしょ。あなたも結構有名になってきてるよ。世界順位12位のアウルスを倒しただとか」
「まぁまぐれですよ......」
「なら束王もまぐれなのかな?二回も成功してるけど」
流石のトレースでも違和感を覚えた。流石に事情を知りすぎている。
「ちょっといい?もしかしてNPC?」
「う~ん。残念。でも惜しいよ」
惜しい?トレースは首を傾げて悩んだ。
「それでトレースは今や世界順位69位だもんね」
「軽く私の話流したでしょ」
「あら、それはお互い様でしょ?」
流石にばれていたかと諦めるトレース
「NPCじゃないなら何なんですか?」
「うーん。自分のことは教えず相手のことを知りたがるのか」
「だって全部知ってるじゃないですか」
「まぁそうなんだけどね。じゃあヒント。今あなたが目指してるところの関係者です」
「............え?」
関係者......?今目指してるのは神の街......え?
「もしかして神様?」
「せいかーい!よくわかったね!」
「いやいや。なんで神がこんなところにいるの?」
「その質問は私の問題に正解したら教えてあげよう。さぁ、私は何の神でしょう」
神にも色々な種類があることは知っていたが流石に難易度が高すぎだ。
「うーん。水の神とか?」
トレースが答えるとミュリエルはむすーっとした顔でトレースを見る。
「なんで一回で正解するかな。もう少し粘ってよ」
「あ、ごめんね」
「じゃあ正解したから教えてあげるね。なぜここにいるか。それはただの観光だよ。ずっと神の街に居ても飽きるだけだよ」
なんか少しだけ納得できた。それじゃこの後も観光を続けるのか
「それじゃそろそろ次のお風呂行くね」
トレースがその場を立ち上がるとミュリエルが話しかけてくる。
「ねぇ......トレース、いや、片腕の冒険者。私と一戦してみない?」
「ご遠慮しておきます!」
冗談じゃない!神に勝てるわけないでしょ!
「そんなやる前から諦めていたら神の街へ行っても意味ないよ。神相手に束王が使えるのか試したくはないのか?」
実際神を倒すのに束王が使えなきゃ意味がない。ただ神相手に通るとは一切思っていない。
「うーん。流石にこの提案じゃ飲まないか。じゃあ私が勝ったらその腕を治してあげよう。あなたが勝ったら神の街まで同行しよう。私も大陸が増えたから無事に帰れるか不安なんだよ」
今サラリとかなりやばいことを言った。腕を治してあげよう。それはすなわち異名が変わる......ただ逆に勝てば神の街まで神が同行してくれる。これほどありがたいことはない。だがこの勝負は受けたら負けだ。
「お断りするといったはずでは?」
「ほお。悪くない提案だと思ったのに」
「サラリと怖いこと言わないでくださいよ」
「ならわしが勝ったらこの店の一番高い酒を買ってくれ。トレースが勝ったら先ほどの条件でいい」
一気に受けてもよさそうな条件になった。金には多少余裕があるし束王がどこまで通じるか見ておきたいし。
「わかった。それなら受けよう」
「おーやっと乗ったか。まぁ勝負って言ってもじゃんけんだよ」
「え?束王は?」
「それは勝負の後いくらでも試していいよ。じゃあ行くよーじゃんけん!」
急に勝負内容がじゃんけんになり困惑するトレース。だがもうミュリエルはやる気満々だ。
「ぽん!」
ミュリエルがパーでトレースがチョキだった。
「あ。勝っちゃった」
「あれ?負けちゃった。じゃあ神の街までよろしくね?」
「わざと負けたのに対して謝罪はないんだね。まぁいいけどさ」
「わざと?なぜそんなことするのさ・。正々堂々とやったよ」
「そういうことにしておくよ。じゃああとで私の部屋にきてティグリスにも紹介しなきゃ......怒らないよね」
多少不安な点もあったが神が仲間になるのは相当頼もしい。
「それよりトレース早く上がらないとのぼせちゃうよ?結構顔真っ赤だし」
「え......?」
気づいた時には遅くトレースは風呂からすぐに上がってフラフラした状態で戻って行った。
おまけコーナー第2回
ト「第22話お疲れ~」
テ「お疲れ~」
作「ティグリスお前特に何もしてないだろ今回」
テ「知ってるわ!トレースに言ったんだ」
作「なるほどね」
ト「それで今日の話題は?」
作「ちゃんとあるよ。一か月前ぐらいにPS4を買ったんだけど普通にハマって小説書くのを普通に忘れてたってことがあってね。学校でずーっと考えてたよ」
テ「だからちゃんとストックしておけばいいものを」
作「その時間があったら遊びた」
ト「ダメだねこれは......」
作「まぁそれでもなんだかんだでしっかり続いて行くから安心して」
テ「安心できねえ早く終わらないことを願うばかりだ」
見ていただきありがとうございます。
まさか神が仲間になるとは流石にチートを超えるのでは......
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次回投稿は9月28日木曜日17時です
次回もお楽しみに!




