第21話 森林じゃなくて迷いの森?
ようやく森林にきましたね!
タイトルでは不吉な予感が......
トレースとティグリスが森林に入ると木々が生い茂っていた。道なりに歩かなければ迷うだろうと思うほどの森林だった。
「左右どっちをみても木だね」
「ここまで木があるとは思っていなかったが予想以上だ」
「それで?竹林の道までの道は大丈夫なんだよね?」
トレースがティグリスに尋ねると無言で真っ直ぐに歩く。
「もしかして知らないの?半分ぐらいって言ってたのに?」
「悪かったな。ここまで木が多いとは思っていなかったもんでな。まぁ運よく道もあるみたいだしそれに従ってもいいんじゃねえか?」
「まぁ道なりに進むのは賛成だけど一つだけ言ってもいい?」
トレースは一本の木を指さした。ほかの木より少し太く枝分かれの多い木だ。
「この木を覚えておいてね」
「なんでだ?」
「まぁ後からわかるから」
ティグリスは疑問を持ちながら進み始める。1時間ほど歩いたところでトレースが足を止める。ティグリスがトレースの方を見ると一本の木を指さしていた。
「さぁこれは何ですしょう」
「さっきの木に似ている木だな」
「確かにまったく同じように見えるね。もしかしてこの道ループしてたりしない?」
「んなわけあるか。これだけ木が多いんだ。同じような木が二、三本あってもおかしくないだろ」
トレースは納得いかない顔で悩む。すると次は木の傍に投げナイフを置いて行く
「じゃあ次に同じような木を見つけてこのナイフがあったらループってことでいいでしょ?」
「勿体ないことすんな。もう取りにこれねえぞ」
「別に投げナイフだから痛くはないよ」
また二人は歩き始めた。日はどんどん沈み暗くなってきた頃トレースはまた一本の木を指さす。そしてティグリスは木の傍にナイフがあるか探す。
「あったね」
トレースが投げナイフを手に持つ。
「これで証明できたでしょ。はいQED」
「なんかうざいけど確かにループか。じゃあこの一日で進んだ距離はほぼ0ってか」
「一回で納得してくれればもう少し歩けたと思うんだけどな~」
「悪かったな。信用度が異様に低くてな」
「なにそれ悲しい」
「それにしてもどうするか。野宿か山岳の街まで戻るか。日も暮れてきてるから早めに決めないとやばいかもな」
もう太陽はほぼ消えかかり代わりに月が出てきている状態だ。いまから戻ったとしても遅い気がする。だが野宿はごめんだ。
「急ぎ足で近くの村まで行こうか」
「あー、野宿は嫌なのか了解」
運よく少し戻ったところに村があり一晩泊めてもらった。朝8時の段階でもう準備はできていて9時には宿を出る感じだった。
「さぁ昨日の経験をふまえてどうするか」
「永遠と同じ場所を歩いていても意味ないからね。もう道なんかに頼らないで真っ直ぐ突き進んだ方がいい気がするんだけど」
「まぁそれが一番シンプルでいいだろうな」
二人は解決策を考えながら歩いていると例の場所にたどり着いた。昨日見た少し大きな木が目の前に現れる。
「さーて真っ直ぐ行きますか」
何も考えずその木の横を通り真っ直ぐ進む。真っ直ぐ行けば迷うともないし迷っても戻ればいいだけなので安心だ。
トレースは携帯でマップを見つつ進むつもりだったが森の中のせいなのか現在地が反応しない。最近の大陸が増えたせいかもと横で話しかけるティグリス。
暫く歩くとトレースが妙なものを発見する。
「ねぇ、あれなんだと思う?」
北東の方を見てティグリスに問いかける。トレースの目の先にあったものは周りの木より少し太く枝分かれの多い木だった。
「嘘だろ。俺ら真っ直ぐ歩いてきたよな?」
「しかも少し東にずれている。もしかしたら別のなのかもしれない」
二人は恐る恐る近づくと先ほど見た木と同じでその近くに朝通ってきた道も存在した。
「嫌な予感って当たるもんだな」
「当たってほしくなかったけどね。本当にどうするのこれ」
「まぁ可能性としては正確なルートがあってそのルートに沿って歩くって感じだろうけどな」
「そんなルートが存在するならこの先誰も突破できないよ?」
「アウルスでも呼ぶか?」
トレースはビー玉のような小さな球を取り出した。
「流石にここで使うのはもったいない気がするんだけど」
「同感だ。しまえ」
「言ってきたのはどっちら様かな」
諦めて別の方法を探す。村に戻って情報収取。手当たり次第動く、あきらめる。色々考えた。まぁ最後のは無しとして村に戻るが一番最適化と思い戻ることにした。
だが戻っている最中にあることに気づく
「これまずいパターン」
「結構やばいかもね」
来た道を戻っているだけなのにさっき見た木が目の前に生えている。その瞬間少しばかり絶望を感じた。
「もしかしたらさ......」
「やっとなんかわかったか。まぁ多分考えていることは同じだろうけど」
「多分同じだろうね。ティグリス、この近くにプレイヤーの反応は?」
ティグリスは落ち着き目を閉じて深呼吸をした。
「見えていないだけでおよそ5人程度かな。確かに同じスキルを5人同時に使えば不可能ではないな」
「案外近くに解決策があるもんなんだね」
「2対5の状況だけどどうする?右に2人、左に1人、後ろに2人だ」
「また戦闘か......ちょっとは話し合いで解決できないもんかね」
トレースは少し怒った様子だった。すると後ろから話してくる声が聞こえた。
「あなた方は賞金首の人たちですね。流石に賞金首を相手にするのは辛いので......みんなスキル解除!」
少年がリーダー的存在なのかわからないが彼の一言でスキルは解除された。その瞬間さっきまで見ていた木が無くなり真っ直ぐ道ができていた。
「幻覚魔法だったのか。案外気づかないものだな」
「確かに戦闘中に使われても気づかないかもね。ありがと道を開けてくれて」
「ここは俺らの縄張りだ。今後足を踏み入れないことだな」
「はいはい気いつけるよ」
二人は出てきた道を頼りに歩き始めた。
目指すは竹林の道だ。
ここで訂正のお知らせです。
前回大陸が増えた際重力地帯と表記されていましたが実際には無重力です。
誤字をお詫び申し上げます。
引き続き冒険者で異世界を!をお楽しみください。
またなぜあとがき等に書かないかは......多分読んでわかるかもしれませんが文字が足りなかっただけです......
テ「おい、もう少しネタなかったのかよ」
作「本当はあったんだけど入れたら逆に多すぎて2話になる可能性があったからさ」
ト「別にいいんじゃないの?」
作「......次からしっかりとします」
ト「素直でよろしい^^」
作
テ「因みに?リアルな話ストックはどうなの?体調とか崩したら更新止まるぞ」
作「一応は大丈夫だけど実際今週ちょっと体調すぐれなくて水曜日に急いで書いてる」
ト「はぁ~。体調崩さない程度にがんばりなよ」
作「はい。まぁ頑張っていきますよ」
てな感じで本作終わった後に軽く雑談的なパートを作りました。
まぁここでは色々と最近あったことなど本編には関係ない話をする場となっています。
おまけ程度に思ってくれたら幸いです。
見ていただきありがとうございます。
20話を突破したということで終わりにおまけをつけて行こうかなと思います。
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次回更新は9月21日17時です。
次回もお楽しみに!




