第四十話 竜王
「なあじいちゃん」
「ん?なんじゃ?」
「竜ってもっといないの?4体だけ?」
「いや、、前はもう少しいたな」
「今はここにいる四体?」
「そうじゃな!もう何百年もな!、、はて?少し前にもう一体いたかな?」
「なんで竜ってこんな強いの?」
「んー、、神様からこの世界を任されてるからなー」
「たとえば?」
「んー、、不穏な気配を感じたらその国を滅ぼす、、とか?」
「うわっこわ!俺やだよそんなの」
「ワシだって嫌じゃ!、、ただなーそれが仕事じゃからな」
「うえー!それっていつやったの?」
「もう随分前じゃな」
「ふーん、、ヒトと獣と魔族しかいないの?」
「いや、、エルフとドワーフも、。少しだけいるかのう」
「なんで少しなの?」
「ほとんど殺したからなー」
「うえっ!じいちゃんがやったの?」
「ワシというか、、神様じゃな」
「ふーん、、、、殺さないと神様が危なかったの?」
「!ほおー、。、満更バカでも無さそうじゃな!ルミエンド」
竜種 ルミエンド♂ 23歳 転生者
HP 8888
力 7777
MP 11111
防御 9999
素早さ 6666
スキル 種族固有スキル「未覚醒」
「竜の雄叫び」星5 「覚醒竜」星5 「竜の息吹」星5 「ドラゴンオーラ」星5 「竜の爪」星5 「全属性魔法」星5 「回復魔法」星5 「人化の術」星5
ルミエンドと呼ばれたのが1番若い竜
若いと言っても産まれてから23年は過ぎたか
もっとも、長命な竜種からしたらまだ子供、、赤ちゃんくらいである
なんせ食べなくてもいい、飲まなくてもいい、何にもしなくていい
空気中に漂う魔素や酸素で生きられるのだから
暇つぶしにその辺にいる魚や魔物を捕まえて食べる事はあるが
ただそれだけ!食べなくて良いなら別にいいかな、、となってしまう
よってほとんどゴロゴロしている
ここいるのは四体
竜種 長老 カエルンド ♂ 999歳
HP ?????
力 ?????
MP ??????
防御 ?????
素早さ ?????
スキル 種族固有スキル「世界の破滅」星10
??? ??? ??? ???
竜種 ルミエンドの父 バエルンド ♂258歳
HP 25000
力 34800
MP 48000
防御 36000
素早さ 34600
スキル 種族固有スキル「未覚醒」 ?????????
竜種 ルミエンドの母 マリエンド ♀270歳
HP 30000
力 42000
MP 58000
防御 46000
素早さ 38000
スキル 種族固有スキル「未覚醒」 ??????????
獣王国より南西8000キロ「日本からアラブ首長国連邦辺り」
島は北海道くらいの面積 ダンジョンが108つもある
別名「ダンジョン島」
とは言え竜がいる為誰も行けない
竜は毎日、毎月、毎年という単位で
自分の気に入った場所で寝る習性があるので
基本誰が何処にいるとか気にしない
とりあえずここ最近いるのは四体
強すぎる故なのか基本どーでもいいよ状態
沖縄的にいえば「なんくるないさー」
北海道的にいえば「なんもだよ」
ところがこの1番若きルミエンドが産まれてから
長老のカエルンドは忙しかった
ほぼ毎日観てないといけないのだ
それもそのはず
ルミエンドは転生者だから
夜寝て、朝起きるという事は彼からしたら極普通
「おじいちゃん明日は何しようか?」と聞いてから寝るのだが
おじいちゃんからしたら何年でも寝てくれ、と叫びたい
叫びたいのだが何と!初孫!
可愛くて可愛くて仕方ないのだ
ちなみに娘がマリエンド
なのでバエルンドは全くの他人
婿養子的な存在
なのでどっかで寝てる、、と思う
たまーーーにしか会わないし話さないから
しかし感謝はしてる
こんなに可愛いルミエンドを授けてくれたからのう。
今も寝ているルミエンドに膨大な魔力を与えている所だ
「おじいちゃんの魔力暖かいねー」
と、言われちゃったもんだから
もう毎日、毎日とんでもない量の魔力を浴びせてる
その為かルミエンドは産まれてから何もしてないのにステータスが爆上がりなのだそうな
チートだよ!竜種
ルミエンドもそれが分かってるので
こんなに楽にレベル上げ?ステータスをあげられるもんだから
「おじいちゃん大好き」って言いながらしがみつく始末
ホントに、、、世の中不公平って奴ですよ!
特権ですぅ「ルミエンド」
うるせえ、働けー!「???の声」
そしてある日
「ねえねえおじいちゃーん、、暇だから人間の世界に遊びに行こうよー」
「ダメじゃ!ワシらが動くと影響があるでな」
「えー!!人化の術も覚えたしぃー」
「ダーメッ」
「魔力も抑え込めるしー、、ホラっ」
「は??お前、、、いつのまにそんな高等技術を、、天才じゃ!、、ワシの孫は天才じゃった!
魔力を抑え込むなどワシは300歳くらいらだったか、、マリエンドも150歳くらいだったはず」
「えー、、なんとなく?、、ノリでやったら、。できちゃった系?」
「、、、なんじゃその言葉は、、、」
「???」
「お主今けったいな言葉じゃったぞ?」
「えー」(日本語出てた?)
「まあよい、、とにかくダメじゃ」
「今度行くって言ってたじゃん」
「あ!忘れておったわ!」
「ほらー、、いつ?いつ?、、早く行こうよ!早く行こうよ」
「えーい!うるさいわ!今度の会議の後じゃ!」
「へーい、、、いいよ!じゃあ今日はこの島を探検してくるから」
「おーそうか!行ってこい!」
「何かあったら助けに来てねー」
「はいよー」
ルミエンドは島の端から端まで飛ぶつもりだった
何となくいつもやってる事だから、、
すると!
「何だ???」
いつもは気づかなかった洞窟を見つけた!
「あれー?こんなのあったっけ?」
竜が入ってもまだ天井まで届かない
高さは20メートル位ある
横幅も同じくらい
まあでもおじいちゃん達なら小さいかな
僕なら大丈夫だけど
とりあえず進んでみるか、、、と5分ほど進んで驚いた!
何やら黒光りした金属みたいな鉱石がある
「何ここ、、、綺麗」
キラキラ、キラキラ輝くソレを持って帰りたくて
力いっぱい引っこ抜こうとするも無理だった!
「イチチチッ!硬いよこの宝石!」
そうか!爪で削れないかな。、、
ジャキーンと出してガリガリ宝石みたいな鉱石みたいな奴の周りを削る
20分ほど削っただろうか、、やっともう少しでいけそうだ
「ンギギギギギッ!!!とーれーろーーーぉー」
するとイキナリスポーンっと取れた
「ハハッ!やった!綺麗!」
とても綺麗な物を拾った
早速おじいちゃんに自慢しに行こう
そう思ったが、、、もう少し奥が気になる、、、
まだあるのかな?
無かったら呼んでも意味ないし
確認だけ、、
結局ゲットしたその宝石をその場に置いてまた奥まで歩いて行くルミエンド
「宝石〜、宝石ー♪」
竜種の運命か、、光る物を観るととにかく集めたくなる性なのか!!!もはやいても経ってもいられないルミエンド
結局奥に行けば奥に行くだけ黒光りする鉱石か宝石があったのでたくさんゲットしたルミエンドであった
「いやー、、すっかり夜になっちゃったよ!
ダメだなー、、なんか夢中になっちゃったよ、、
おじいちゃんただいまー」
「ムッ?もう夜か?寝てしまったわい、、オッなんじゃ?ソレは?光ってるな、、貸してみぃ」
両手にいっぱい持って帰ってきたらすぐ1つ取られてしまった
「えっ!早くない?今手が見えなかったよ!」
「ほー!お前は運がいいな!ダンジョンじゃろ?」
「え?ダンジョン?」
「しかもアダマンタイトダンジョンじゃな」
「、、アダマン、、、?タイト??」
「そう、、、世界で2.3番目に強い鉱石じゃな
ワシも詳しくは知らんが!」
「2番なの?3番なの?」
「知らん!ワシも光るのは好きじゃがな、、細かい順番なんてどーでも良いじゃろう」
「まっ、、そうかな」
「まだあったか?」
「うん、、、いっぱいあったよ!疲れて帰ってきたの!おじいちゃんの膝枕で寝かせてー」
「なんじゃまたか、、甘えん坊じゃな、、ホレッ来なさい」
「わーい!おじいちゃん大好きー」
「、、全く、、お前はずるいのー」
「また魔力頂戴ね」
「はいはい!爆発しても知らんぞ」
「何で爆発???」ガバッと起きるルミエンド
「、、嘘じゃ!」
「もうっ!ビックリしたよ」
「ホッホッホ、すまんな」
「フンッ、、おやすみー」
「ああ、、おやすみ、、ルミエンド」
その後1ヶ月かけてカエルンド「おじいちゃん」とルミエンドはアダマンタイト鉱石を全て取った
もとい外に放り投げた。
おがげで洞窟の前に黒光りした山が出来上がった!
「コレ何に使うの?」と途中で聞いたルミエンドは驚いた
「知らん」
えっ????僕たち何の為に掘ってるの??
爪も顔も身体も土でまっくろ、、
幸いそんなに疲れないけどさ、、
意味がないの?コレ、、
「おじーちゃーん!」
久しぶりに会ったパパ「バエルンド」とママ「マリエンド」にも盛大に呆れられた。
「時間の無駄よ!そんなの」
「ルミエンドはお茶目だね!」
そう言いながら1つ持って帰ってった。
何でも海底火山みたいな所を見つけたから
今はそこでのんびりしてるそうな
竜種は水の中でも息が出来るから今度一緒に行く?と誘われた
でも今はおじいちゃんの近くがいいかな
優しいし、、甘えられるから
地球では父親が居なかったから甘えられなかった!
父親というか母親も知らない
所謂孤児だ
物心ついた頃からアレをやりなさい、コレをやりなさいと複数の大人の命令だけ聞いていた
そして言う事を聞かない子はおしおきだと言われ叩かれた
僕はとても嫌だった
保育園でも小学校でもみんな優しそうな親がいた
何で僕にはいないの?
なんで?ねえ、、誰か教えてよ
そう思いながら高校生まで育ったある日
暴走してきた車に轢かれた
薄れゆく意識の中で
アッチにも子供が倒れてるとか何とか言ってたような、、。
気付いたら白い世界だった
「もし望むならもう一度やり直さないか?」
「、、、また不幸ならこのまま死にたいです」
「お主の望む幸せとは?」
「両親が欲しい、、おじいちゃんとかおばあちゃんとか、、僕はそーゆー、、家族の暖かみを知らないから」
「家族が居たら何をしたい?」
「分かんない、、居た事ないから、、でも僕、、うんといい子になるよ、、言う事を聞いて、望むような子供になる、、命令されれば朝から晩まで働くし、、」
「分かりました!ではご自身で家族とは何か、、見つけて下さいね」
「ハイッ、、ありがとうございます。」
家族か、、、まだよく分からないや
でも1つわかった事がある
僕はこの世界に来れて良かった
「おじいちゃん??」
「なんじゃ?」
「僕幸せだよ」
「、、全く、、、孫こそ最強じゃな」
「あ、明日は会議じゃった!」
「えっ?そうなの?」
「ああ、ちょっと待っとれよ」
「わかった」
その数日後
ルミエンドとカエルンド、マリエンドとバリエンド
一家4人は人化の術を使ってケモツー村へ行くのでした
とても衝撃的な村へ!
そして久しぶりに会う旧友
地球の食べ物
竜種にとって忘れられない日に、、、なるかならないかはお楽しみに!




