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凸異世界ケモ獣ライフ凹  作者: バリタチ
37/59

第三十七話 五つ星ホテル「グランドハチミツ」


「なっ、、なっ、、、なんじゃこりゃー」


王都から来た獅子獣人は大声を上げた


何故なら、、ケモツー村のホテルが予想の遥か上だったから


入り口にはミツバチの銅像が2体


左右に庭園が広がり、川のせせらぎ、ししおどしのカッコーンという音、椿の赤、松の葉の緑、白い石が川の流れのように広がる庭


その庭園の真ん中にとてつもなく大きなホテルがある


いや、現代日本ならそこまで驚く事はない、、


だがここは異世界!高い建物と言っても20メートルもあれば高い方


それが何百メートルもあるから獅子獣人は心底驚いた


「とても綺麗ですわ、、、もしかしたら、、私達の家より」

白虎獣人の奥様も絶句


「わーい、、綺麗ー」

白虎のお嬢様も喜んでる


そしてフロント、エレベーター、部屋まで案内され

さらに驚いた獅子獣人家族


「なっ、、なっ、、なんじゃこりゃー」


「こちらのお部屋が当ホテルで最高のお部屋

キング、オブ、ハチミツルームになります

どうぞごゆっくりお寛ぎ下さいませ」



遡る事2日前、、、、





 「ダメ、、ダメ、、ダメ、、、ダメッー」


ブーは厳しかった


地球にいた頃、五つ星ホテルに泊まった事があるからだ


礼儀作法を知らないこの世界の人達に

「ホテルとは何ぞや」と説いても


「寝る場所」くらいしか返答がない


「ハイッ違いまーす!もおぜんっぜん違いまーす

そんなんじゃお客様帰っちゃうから」


キツネ獣人とタヌキ獣人は泣きそうになっている


「そんな事言われても分からないでし」


「ブーさん厳しいのー」


「そう、、ホテルは厳しい!何故ならお客様にとって最高の癒しでなくてはならないから

軽い気持ちでやるなら犬獣人の人達にやってもらうよ

いーの?そしたらお客様からのチップも、ホテルのスタッフという最高の名誉も無しだよ

君達はこの村のお荷物になってしまうかもしれない」


「ウウウッ、、頑張るでし」


「やるのー、。。早く教えるのー」


「ヨシッ!厳しいからね!ちゃんとついてきて」


「「ハイッ」」


ブーは特に狸獣人のリーダー♂アスト

と

キツネ獣人のリーダー♂トロイに厳しかった



今ホテルにはポセイドン様と村長をお客様に見立て通しでやってもらっていたが


アストとトロイが何かやる度にブーのダメ出しが入る始末


「お客様申し訳ございません!当スタッフが大変失礼致しました」


その度に謝るブーを不思議そうに見る村長とポセイドン様


「何故そんなに謝るのだ?」


「失礼が1つもあってはならないからです」


「しかし、、失礼というほどではないが、、」


「失礼ながらお伝え申し上げます、上がしっかりしていないとその下が真似をしてしまいます

さらにその下、さらにその下と悪習は続き

とうとうこのケモツー村は廃村になるでしょう

その時本当に困るのはここのスタッフです

仕事を無くし、食べ物に困り果て、行き着く先は自殺です

たった一度しか会わないから適当でいい?

そんな事ありません

たった一度しか会わなくても、その方の人生の良き思い出として

生涯忘れられない最高の瞬間だったと言われるよう

我ら当ホテル「グランドハチミツ」の一員として

頑張らねばなりません」


「う、、うむ、、お主の言う事も尤もよな!

わかった。もう口を挟まないから、、次に進んでくれ」


狸獣人のアストとキツネ獣人のトロイは目から鱗だった


まさかブー様はそこまで考えてくれてたのか

自分達の一生を見据え、しっかりと仕事を教えたいと

もっと一生懸命やらなくてはいけない

自分達こそ軽く考えていた、と反省した


「では、お客様を部屋まで案内する所から初めます

アストさん、トロイさん、、他の方もよく観ててください」


「「「ハイッ」」」



こうして鬼の指導役のおかげで何とか形になってきた

グランドハチミツ。、、


会社のロゴはミツバチさん

えっ!獅子じゃないのか?とノム爺に言われたがブーは無視した

そこは譲れない、と、、他にも


タオルやアメニティ、スリッパや調度品に至るまでミツバチさんマークやお花(ヒマワリ、ビオラ、菜の花、キショウブ、ラベンダー、りんごの白い花、たんぽぽ、など)ハチミツカラー多めなのである


さらには香りまでハチミツのような少し甘い香り


壁にも蜂の巣みたいな六角形の模様や


ハチミツがドロッと溶けてるような装飾のこだわりよう


チェックイン時のおやつはハチミツとクルミのクッキーと山盛りフルーツとウェルカムドリンクはハチミツジンジャーレモンソーダ


そしてお風呂は黄色い花がぷかぷか浮いてるしお湯は薄めたハチミツポーション入りなので

入れば怪我は治る、癒される、安眠効果ばつぐん


お風呂上がりは浴衣、、これにも黄色い花やミツバチが刺繍されている


夕食と朝食にも少しずつハチミツが使われている


まずディナーはブッフェスタイル「食べ放題」


メインはワイバーン肉のローストハニーマスタードソース

クレイジーカウの牛丼


ラパパン(角うさぎ)の香草トマト煮込み


ハイオークのトンカツ


ミノタウロスの生姜醤油



さらに魚介類も豊富!

カニのレモンハチミツ和え


イクラ丼などをメインに


タコの薄切りお刺身


ホタテのバター醤油


蒸し牡蠣など



あと彩り鮮やかなフレッシュサラダ


茶碗蒸しやキッシュロレーヌ、グラタンなどの副菜



そしてこちらも大人気間違いなし!!!


デザートも豊富です


ふわっふわのパンケーキ、バターとハチミツたっぷり添えをメインに


プリン


イチゴのショートケーキ


ドゥーブルフロマージュ


アップルパイ


パンナコッタ


マンゴープリン


りんごゼリー


タピオカドリンクなどなど




そして朝食にもハチミツヨーグルト


ハチミツトースト


ハチミツレモン黒胡椒のドレッシングサラダ


驚くべきは「えっ?コレもハチミツ入ってるの?わからなかった」と言わせるほど少量の物もあるので

ほとんどハチミツ尽くしとはいえ

お客様は飽きない、重く感じないのである


和食のお砂糖やみりんをハチミツに変えた程度である


まあ、そんな訳でブーの念願のホテルと言ってもいいほどホテルグランドハチミツ!


もはややり過ぎである


ちなみにこのホテルへ入った時から

ブーは「ノン、ノン、そんなんじゃ甘くなーい」と

変な外国人風教師?に変貌した


そしてこのホテルが皆んなを大いに刺激する事になるのだった


宿泊費がまずバカ高い


1番安い部屋でも金貨1枚=約10万円


獣王国のお札は一枚千円ほどなので100枚になってしまう


それだともはやバッグが必要だね、と急遽一万円札と10万円札も作った


千円札と一万円札は獣王様がモチーフなんだけど

10万円札はなんと獣王神様!


これにはポフンッと出てきて


「ワシお金になっちゃったの?嬉しいのう」と喜んでいた


何でもそーゆーのが信仰パワーになるのだとか


お札は千円札が青


一万円札が黄色


10万円札が赤


お札の端っこにポッチを付けたので触っても分かる


和紙に海藻などを混ぜて作った特殊な紙で破れにくいし燃えにくい


そしてもしお金のない種族が来た時の為に換金所をあちこちに置いた


例えば魔物


Dランクなら1万円


Cランクは三万円


Bランクは5万円


Aランクは10万円


Sランクは100万円


SSランクは1000万円


と言った具合だ!


魔物はこの村の食材や素材になるのでバンバン買い取るつもり


話を戻すと

宿泊費が高いのと

ここでしか買えないお土産があるから


ホテルグランドハチミツには最低でも10万円の宿泊費を払わないと入れない


宿泊客以外は門前払いだから当然


そしてフロントの奥にあるお土産屋さん


ここにはハチミツをふんだんに使ったお菓子がてんこ盛り

ハチミツバタークッキー

ロイヤルハニーシロップ

ハチミツプリン

ハチミツまんじゅう

ハチミツパイ

ハチミツ飴

ハチミツアイス

ハチミツソフトクリーム

ハチミツかき氷



しかも甘い物だけではない

おせんべいや魚の干物、ビーフジャーキー

漬物やわさび和えなどの加工品

帽子や浴衣などの衣類

タオルやスリッパなどのホテル備品

さらにホテルスタッフと同じスーツ、革靴、ベルト、ワイシャツ、チョッキなども販売した


このホテルの真似をどうぞしてくださいという意思だ


他にも獣王国にしかいない魔物の剥製


鮭の木彫り


フクロウのちっちゃい木彫りなど

北海道を思い出すお土産まである


「フフフ、ちょっとやりすぎちゃったかな」と、ブーさえ思ったが

コレが大ヒット!世界中でこのホテルグランドハチミツの話題で持ちきりになるのに半年とかからなかった



フロントを抜け、お土産の誘惑に勝ったあとは部屋へ行くのだがなんと!!!


ハチミツの壺形のエレベーターをノム爺が作ってしまった!


地球のエレベーターのようにドアが開くとそこには大きなハチミツの壺がある


そこに入ってしばし待つと


「危険ですので動かないでください」


「危険ですので動かないでください」とアナウンス


さらにエレベーターの奥は全面窓ガラスで出来ており

エレベーターが上昇すると獣王国の壮大な景色とケモツー村の街並みが見える


用がなくても乗りたくなるアトラクションみたいだ


そして部屋、まずは一般ルーム

ビジネスホテルみたいな簡素な作りではない

3部屋用意した

ふわふわのソファーとテーブル

そこから眺める窓からはショーが少し見える

もし、ショーが満員御礼でも

宿泊客は並ばずに観れるという処置だ

ここからなら優雅に快適な部屋で景色やショーを楽しめる部屋


そしてふわふわのベッドが二つ


サイズもクイーンなのでゆったり寝れる


ボタン1つで照明も変えられるのでとてもいい


まだこの世界では照明1つだけでも大発明



3つ目の部屋は和室、畳部屋だ


背もたれの椅子と座布団

掘り炬燵

テーブルにはみかんなどのフルーツとお茶菓子


この部屋からは獣王国の森が見える


あとは各種アメニティ、冷蔵庫、簡単なシャワールーム、トイレだ


最初は1人10万円にしようと思ったが

最初の1年間は一部屋その値段にして様子を見ようという事になった


なので一家5人なら1人二万円なので

一生泊まれないってほどではないと思う!

Dランク2体狩れば泊まれるから

冒険者なら余裕だよね!




そして中グレード、一部屋50万円


部屋数は5部屋


ショーが観れる部屋と和室、ベッドルームは一般ルームより少し広くなった程度


残りの2部屋にはお酒やつまみ

お菓子やケーキなどのデザートが完備してある


食いしん坊ルーム


地球での飛行機のファーストクラスを彷彿とさせる部屋だ


尚スタッフは居ないのでお客さんが自分でやるのだが

おつまみはそのまま食べれるように

容器に入って保存してある


小さいグラスにイクラやウニが入ったカクテルグラスや

小さい器に入ったワイバーンのタタキ


ついついお酒が進んでしまう物ばかり


一般ルームはブッフェに行ってもお酒は別途料金なので

呑兵衛のドワーフなどはもはやこの中グレードの部屋の方がお得である


しかもスタッフに言えばお代わり自由!


その代わり持ち帰りは厳禁!

見つかれば出禁なのでやる者はいないはず、、、と思いたい



最後に最上階の三つの階、下2つの階が一泊200万円


特に最上階は屋上も付いてるので一泊500万円


部屋数は20程度ある


ベッドは8個クイーンが並んでるので

10人で泊まれば一泊20万円か、、、イケるんじゃね!と思ったブーである


一応イガーやトンガ達にも聞いたら

その国の上層部なら余裕では?と言って貰えたので良かった


まあ、、最上階はたしかにちょっと高いけどね!


寝室、和室、洋室、ジム、庭園、食いしん坊ルーム、ビリヤード、プール、お風呂、スタッフを常時1人待機


最上階三階層はお土産が付く



まずミスリル装備どれか1つ!武器でも防具でも

狸獣人、キツネ獣人の誰が対応するか分からないけど


最上階は勿論ノム爺


さらに極小の白い魔石が付いたネックレス1つ

Sランクの敵からの攻撃も一発なら防げる優れもの

こんなのプレゼントされたら逆に結婚してと言われるんじゃないかってくらい豪華なはず



最後に「黒トリュフ1つ」



スキル森之王で偶然見つけた黒トリュフ


最初見つけた時は泥団子だと思ったら崩れないので

おかしいと思ったら凄いいい香り


「あれ?コレってもしかして」って思ったら大当たり


地球でも1つ10万円くらいザラだったから

東京の高級店で一度だけ食べた事がある程度


しかも薄くスライスした物2.3枚だけ


だって一回スライスで3000円って言うんだもん!


アレは怖かった!


その黒トリュフを一個プレゼント!


そして何故プレゼントなのかっていうと、、、、


ジャーン!!!最上階限定のお土産リスト

一般ルーム、中グレードの方は買えませんってデカデカと書いたから金持ちの心をくすぐるでしょ


「この前アタクシ最上階に泊まりましたのよ!こちらそこでしか買えないお土産ざます」ってな具合に



@黒トリュフ一個、、10万円


@銀ジャケとイクラのルイベ1瓶、、5万円


@バウムクーヘン一株、、1万円


@日本酒1瓶、、、3万円


@ワイン白赤セット、、2万円


@生ハム一本、、、8万円


@キャビア一缶100グラム、、3万円


@ケモフィ村の特産品、、ナイアガラフィッシュの塩漬け一匹およそ50人前、、10万円


@悪魔のデザート、、チョコトリュフ12個入り、、30万円、、限定5箱のみ



ハイ、、最後やりました!!

北海道民初のぼったくり価格かも、、、


でも仕方ないんだよ!まだ生産が少ししかないからね

僕しか作れないし

まだ5箱しかないし、、、ウウウッ、、心が痛む!


早く誰かに任せて価格を下げなくては、、、!


そしたらあざといポセイドン様に見つかって

「30万円」って言ったら収納からAランクの魔物3匹出されて物々交換したよ、、


ウウウッ、、残り4箱だ


「ウムッ、、ウムッ、、、、なるほど、、これは、、、うーまーいーぞー」


「でしょー!」


「ウム、コレは今までで最高のデザートだな!よくやった」


「フフフ、、あ、創造神様にも献上しなきゃ、、残り3箱だ、、ウウウッ」


「何故倒れておる?」


「いえっ、、早く作らないといけないなーと、、」


「コレはあれだな、、戦争になるぞ」


「穏やかじゃないパワーワード言うのやめてー」


「ムッ、、そうか、、何も泣かなくても、、」


フンッ、、戦争って言葉嫌いなんだよね!日本人だし


「コレでホテル全て終わりかな?ブーよ」


「ええ、、あ、最後に屋上があります」


そのまま室内の一角にある登り階段から登ると360度全面ガラス張り

他に高い建物が無いから地平線の果てまで丸見え


しかも一角から湯気が出てる


「此方の露天風呂から360度よく見えます」


そう案内するブー


一段高いところにあるその露天風呂からは

まさしくこの世界を360度眺められ

まるで世界の支配者になった気分になれそうだと

村長とポセイドン様は思った


「素晴らしいな、、世界広しといえど現段階でここ以上の場所など無いな」


「ブーよ、、ありがとう。お主が居てくれたからこんな素晴らしい景色が見れた」


「そんな、、勿体ない言葉です」


そうか、、この世界には飛行機がない


地上2.300メートルでも一般人からしたら一生眺めることの出来ない絶景なのか


ちょっとお土産に重点を置きすぎたな、、と独りゴチるブーであった


それなら、、、そうか


「この景色だけを一般客にも解放しましょう」


「ムッ、出来るのか?」


「ええ、、ホテルに併設して塔を建てます!無料解放にして1組30分の滞在時間なら回るかと」


「そうか、、無制限だと長く居る者もいるからな」


「ハイッ」


「あいわかった。今から建設したら間に合わないだろう、、余が後でやっといてやるぞ」


「ありがとうございます」


「なに、、チョコトリュフとやらで手を打とう」


「!!!。ニャー!!あと2つ」


「フハハハ、、もっと作れ」


「ウウウッ、、」




そして後日王都から来た獅子獣人家族を最上階でおもてなししたら大変喜ばれましたとさ


ブーは対応しなかったので


アストとトロイ、。略してアストロイに任せたら


何の申し分もないと褒められた


アストロイはチップで金貨1枚ずつ貰ったと喜んでいた


ただ、夕食を一般と中グレード、最上階が一緒なのは良くないと言われたので


一般はブッフェ


中グレードは着席フルコース


最上階は部屋食に変えた


あと浴衣も一般、中グレード、最上階と分かりやすいとお金持ちは外に自慢しに行くのでは、とアドバイスを貰った


そうか、、とても嫌な感じだけど

そーゆー事もあるか。と金持ちの心理がまだよくわからないブーであった


そして最後に、、、


「この村まで遠いな、、馬車で10日はかかる。、何とかならないか?」と



うーん、、、送迎ミツバチさんをやろうかな


各国の首都にミツバチさんを待機させて


チェックインの15時に迎え


チェックアウトの10時、遊び疲れた17時に送り


さらに最上階宿泊者様限定家まで送り迎え

コレは家でミツバチさん1匹を飼ってもらうので本当に信用出来る人だけ

怪しい人には絶対ダメ


うん、、それなら気軽にこの村へ来れるかな


その為にも一度各国の代表に来てもらわないと許可が貰えないか、、、



やはり実際に人を通してみないとわからない事が多い


実際に何百人と泊まったらもっと大変だろう


もっと人がいるなー


「もっと人がいりますね、、」


「そうか、、なら王都から人員を割こう!忙しくなるな、、ブーよ」


「そうですね、、あの是非お願いしたい事があります」


「ん?なんだ?」


ゴニョゴニョゴニョと耳打ちするブー


内容はこうだ


もっと人が欲しいから子作りに励んで欲しいと御触れを出して下さい、、、と


「あい、わかった、、何故小声なのだ?」と獅子獣人が問うと


顔を赤くしているブー


「フッ!、、なんだ、、お主まだか?」


「なっ!!そんな事は、、ないけど」


「ガーハッハッハッ」


盛大に笑われてしまったブー


ふーんだ、とゴチるブー





大まかな道筋は出来た、あとは、、、


「トンガ、トンゴ、ギン、ヤマト一緒に来て」


「「「「ハイッ」」」」


「ビー、移動」「ビー」シュンッ


「あれ?ここは、、」


「そう、トンガとトンゴお願い、故郷の皆んなを借りていい?」

「えっ、どうするんです?」

「ホテルの洗濯とか、お皿洗いとか色々やってもらいたいのさ、、勿論バイト代払うから」

「なんだ!そんな事なら喜んでやってくれますよ!俺らみたいに戦闘するには力が足りないけど雑用なら皆んな出来る」

「ブー様の頼みは獣王様の頼みですからね!断る獣人はいませんよ」

「うん、ありがとう!もう一度後で来るからよろしくね」

「「ハイ」」


「ビー、移動」「ビー」シュンッ


「コレはブー殿、、この前はクリスマスとやらありがとうございました」


「いいえ、ギンとヤマトもいーい?」

「もちろんです」


新たな村が忙しく手が回らないので申し訳ないけどお手伝いして貰えませんか?と、頼んだら快く引き受けてくれた


「ワシらはその洗い物や、ベッドメイキングとやらなら大丈夫そうですな」と


「本当に助かります、ありがとうございます!」


「なに、お主の頼みは獣王様と同じじゃて」


「あっ!居ますよ!獣王様」


「えっ!!!どうしよう、、ワシ心臓止まっちゃうかも」


「村長、それは困ります」とギンとヤマトが言う


「緊張してきた、、ギン、ヤマト、、倒れたら拾ってくれ」


「村長、、、支えておきます」


「では、後ほど迎えに来るので準備しててください、お願いします」


「わかった」



結局その日のうちに豚獣人50名

犬獣人50名が来てくれた!


総勢100名!


早速村は歓迎パーリー


もはやほとんどパーリーである


今日は、、そうだな、、この村ではじめての食事ならやっぱりアレかな!


「ブー、、唐揚げだろ?」


「フフフ、よくわかったね」


「そりゃあな、、もう付き合い長いからな俺ら」


タコザンギが硬かったって言われたから

やっぱり鳥の唐揚げが定番になった


しかし今日は一味違うのだよ!

ヌアーハッハッハッ


「やべえ、ブー様のあのモード、、マジだな」


「ああ、逃げようかな、、」


「トンガッ、トンゴっ!」


「「ハイッ」」


「このタレで切った鶏肉をモミモミしてくれ」


「「ハイ」」


「ギン、ヤマトッ!」


「「ハイッ」」


「30分漬けた鶏肉をいつも通り揚げてくれ」


「「ハイッ」」


「以上!」


「「「「へ?」」」」


何だ!簡単だ!良かった、しかしコレで美味くなるのかよ?いくらブー様でも今回は失敗か、、


「「ヌオオオオッーおみそれしました」」


「フッフッフ、、ヌアーハッハッハッ」


「「ええートンガさん、トンゴさん、、ちょっと大袈裟では、、、、ヌオオオオッー、、美味いっ!何だコレ!柔らかい、、なんで?」」


「フフフ、、コレは塩麹って言ってね、要は微生物が働いて柔らかくしてくれてるのさ」


「「「しおこうじ?」」」


「そう、、日本酒作る時も使う菌だよ」


もはやちんぷんかんぷんな5人であった


ブーは説明してくれるけど

微生物とか菌とか言われても理解できない


その作り方も以前教えてもらったが

やはりまだよく分からない


見えないのだから理解出来なくて当然である


「あっそうか、、、ノム爺に今度顕微鏡作ってもらおうっと」


「「「うんうん」」」よく分からないがそれで分かるなら助かりますと首を縦に振った



ジュワァアァアー


「ハーイ、揚がりましたー」


「熱いからねー」


「葉っぱ敷いてから載せようか」


「ホレッ皆んな食えー」



「「「「うまーい」」」」


総勢、、何人だ?


487人かな?ミカエル様も入れると


総勢487人の鳥の唐揚げ


揚げても、揚げても、もっと欲しいと言われ

気付いたら一時間以上揚げてました


1日に必要な食材がとんでもない量になったとさ


「コレからは毎日肉ダンジョンパーティも作らないとダメだな」


「そうだね」


レベル上げと食材確保


さて、、誰が適任か、、、


悩みが尽きないブーであった




「ウエエエエエーン」


「どうした?パーリー」


「にーにーが、、レモンかけた」


「なんだ!そのくらいで男が泣くな」


「ウエエエエエーン」


「わかったから、、ホレッ」


「やったー、、おいちー」


「ハァーッ、、まったく!」


「あれ?上の子を怒らないの?」


「ああ、、、コイツはコイツで優しさでかけてあげたんだよ!」


「ああ、、よくわかったね」


「俺もよくやってブーに怒られるから知ってるんだ」


「、、、、」


イガー譲りなんだな、、と独りゴチるギンであった




その頃創造神様は、、、ホテルグランドハチミツの屋上の露天風呂にいた!


「なんじゃここは!天国よりも天国ではないか、、けしからん!予約がない日は毎日ここで寛ぐ事に決めたぞワシ」



誰もいない屋上を独り満喫してた創造神様だった


「あ、、チョコトリュフめっちゃ美味い、ウイスキーと合うぞ」








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