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凸異世界ケモ獣ライフ凹  作者: バリタチ
36/59

第三十六話 遅すぎた聖なる夜は


「真っ赤なおっはなーのートナカイさーんーはー」


「何だ?その歌」


「フフフ、クリスマスソングだよ」


「クリスマスってなんなんだ?」


「クリスマスはねー恋人同士や家族、、つまりとても大切な人同士が一緒に美味しい夜ご飯を食べて

お互いにプレゼントを渡す大事な日なんだよ!」


「へー美味しいご飯なら皆んなと毎日食ってるけどな」


「チッチッチ!これだからイガーは!」


「イラっ」


「あのね、聖なる夜なんだよ!性なる夜と言ってもいいかもしれない」


「なんだよそのせいなる、せいなるって2回も言って」


あっそうか漢字だから伝わらないのか、、まあいいや


「フフフ、、教えない」


「ちぇっ!」


とりあえずいつも通り寒いので温かいスープを用意して

朝食後に皆んなに伝えました


「皆さん、今日は少し遅れたクリスマスです♪

今日は皆さん広場に集まらずに仕事が終わったらお風呂に入ってすぐ家に帰ってください

僕達が美味しいご飯を持っていきます。

そーゆーイベントなので、どうぞお楽しみに


あ!女性陣は全員参加の準備があるので残って下さいね」


「なんだろ、、クリスマス?」


「なんだか面白そうだな」


「やっぱりブーさんがいると活気付くねこの村は」


「ホント、朝から幸せな気分だぜ」


「よーしっ、野郎共、仕事行くぞー」


「「「「おおよ」」」」


「私達も仕事があるみたいね、頑張ろうね」

「ええっ!クリスマスってのを思いっきり楽しみましょう」


その後広場に残った女性陣、僕とイガーと3人の子供

さらにトンガ、トンゴ、ギン、ヤマト

さらにハチミツさん達30匹とビーと、皆んなで頑張ってやっと夕方に出来上がった



「いーい?皆んなで一生懸命作ったけど

最後が肝心だよ!この服を着て、この帽子を被って、この袋を持って

家に入ったら、、メリークリスマス!!って叫ぶんだ」


「「「わかりました」」」


「さあ、届けよう!大丈夫、きっと皆んな喜んでくれるから」


「「「ハイッ」」」


皆んなサンタクロースの衣装に身を包み

宅配先へと急ぐ


「メリークリスマス」


「メリークリスマス」


「メリークリスマス」


「メリークリスマス」


ドアをガチャっと開けて大きな声で叫ぶサンタクロース


すると家中大賑わい


トンガとトンゴは豚獣人の家へ


ギンとヤマトは犬獣人の家へ


女性陣は各々の家へ


そしてブーとイガーと子供3人で残りの家へ


豚獣人の皆んなはリーダーと副リーダーが変な格好だと喜んだのも束の間

届けてくれた鶏肉の揚げた物とクラムチャウダーとフライドポテトとケーキとシャンパンに大興奮


残さず全部食べてくれたそうです


そしてプレゼントは、、この村のシンボル


村長のフクロウマークのネックレス、村人全員お揃いのプレゼントである


しかも「誰々へ!」と名前入り。コレには皆んな大喜び


ちゃんと一人一人名前と顔を覚えてくれているんだと


そして格差のないプレゼントに喜んだ


トンガ様と同じですね


「そうだな、、あの時この村へ来て良かったな」


「ハイッ」ウウウッと泣き出す豚獣人の皆んな


「皆んな!この村が好きか?」


「「「ハイッ」」」


「今後もこの村の力になれるか?」


「「「ハイッ」」」


「ブー様から伝言だ!よく聞けお前ら

皆んなもう家族だよ!だそうだ」


「「「ウウウッ、、ありがとうございます」」」


「明日からまた頑張ろう」


「「「ハイッ」」」


圧力鍋で圧力を掛けながら揚げたので骨まで柔らかい!と、一瞬驚いたらしいが

そのまま骨までバリバリ食べたらしい豚獣人達


あと苺のショートケーキの飾りの苺

緑色が綺麗だからと上の飾りの苺は葉っぱを切らないで乗せたらそのまま全部食べてしまったと、、、


いや、、美味しかったならいんだけどね、、


ワイルドだね!って言ったらブモーホッホって笑われたよ!、、




「メリークリスマス」


「ギン様、ヤマト様!何ですか?その格好と、、荷物も、、帰ってきたらただいまーですよ」


「いや、そうじゃなくてメリークリスマス!」


「何訳の分からない事を、、それよりブー様の言ってた特別な、、ワオっ!!」


ちゃんと反応しない犬獣人達にイラっときたから

先に料理とケーキとシャンパンを出したら流石に驚かれた


そうだよね、、凄い量だもんね!

トンガさん達ならいざ知らず。僕らはこんなに食べられないかもしれない、、、って言ったんだけどブー様が「クリスマスはお腹いっぱい食べて幸せになる日なんだよ」って


本当にこの村は豊かだ、、でもちょっと豊か過ぎて、。。故郷の集落が気になるギンとヤマトだった、、


「ふう、。お腹いっぱいです」

「美味しかった!やっぱりちょっと余りましたね」

「ああ、、さあコレがブー様から皆んなへプレゼントだ」


ギンとヤマトで一人一人首にネックレスをかけてあげる


「フクロウ、、村長さんですね!」


「ああ、この村の一員である証だ

いいか!今後色々な種族と会う機会が増える

その際自分達一人一人がこの村の代表なんだ

失礼のないように、そして、、自分だけの考えで勝手な事をしないように!気をつけてほしい

他の人達に迷惑をかけぬよう我ら犬獣人皆、ブー様とこの村への忠誠を、本日新たに約束しようではないか」


「「「ハイッ」」」


「ネックレスの裏を見てほしい」


「「「えっ!名前が書いてあります」」」


「そうだ!ブー様自ら書いてくれた」


「えっ!僕話したことないです、、よ」

「僕も」「俺も」「目もあったことない、、」


「そんな事はない!ブー様は常日頃から我ら犬獣人一人一人をしっかり見てくれている!その証だ」


「「「ありがとうございます」」」


「役に立とう!些細な事でもいい、犬獣人達がいて良かったと思って頂けるよう、、それが我らの唯一の恩返しだ」


「「「ハイッ」」」



その頃ブーとイガーは獣王神様とポセイドン様に捕まっていた

「うむ、今日のこのクリスマスとやらも美味いな」


「ホッホッホ、ザンギと同じ調理法なのに

味わいが違うのう!柔らかい」


「フフフ、圧力鍋で揚げたんです!」

「皆んなで頑張ったぜ」


「圧力か、、余の重力魔法みたいな物か」


「あそこまでやると砕けちゃいますよ、、」


「フッ、その加減が難しいのだな」


「ついついまた一本、また一本と食べてしまうのう」


「ありがとうございます」


「イッシッシッシ、神様も太るかもしれねえな」


「ムッ!?神は太らないんだぞ」


「そうだのう、、体型は変わらないな」


「「ええーーずるい」」


「「神様だからな」」



結局その後色々と話が長引いたんだけど

ポセイドン様がこの瓶はなんだ?とシャンパンをストレートで呑んだらバターンと倒れてしまったのでお開きになってしまった


せっかくなのでネックレスを首に掛けといた


獣王神様にも「大した物じゃありませんが」と言って渡したら喜んでくれた


「煙なのに物を掛けれるって変だよな」


「フフフ、、そうだね」


時刻は5時過ぎ頃か、、、


「さあ、早く次も回らないとね!」


「ああ」


コンコンッ、、コンコンッ


「あれ?イガーどうした?」


「ん?豚獣人全員外に来てくれるか?」



「あれ?ブー様、、どうされました?」


「んーっと、、犬獣人全員外に来てくれる?」



「「ううー寒っ。、、どうしたんですか?食後に」」


「「クリスマスのお届けはまだこれからさ」」


「「へ?」」


両手にたくさん荷物を持つブーとイガー


するとブーが「ビー、移動」「ビー」シュンッ



「「「へ?ここは?」」」


「「あ、、、俺たちの村だ」」


トンガとトンゴが叫ぶ。


「さあ、皆んなでメリークリスマスって言いながら持っていってあげて、、、」


一気に顔が明るくなる豚獣人の皆んな

白い袋の中には今日用意した鶏肉の揚げた物やケーキ、シャンパンとは別に

2ヶ月くらい食べれそうな保存食、小さい魔石、生活用品などたくさん入れてある


久しぶりに故郷の仲間と会えるのがきっと何よりのプレゼントだとイガーとブーは考えた


「トンガ、トンゴ、、明日の朝迎えにくるからね!今日はゆっくり過ごしてね」


「「ウウウッ、、ありがとうございます、、ありがとうございます、、」


「ホラっもういいから、皆んな待ってるよ」


「「ハイッ、、、おーい、、ただいまー」」



「さあ次は犬獣人達の集落だよ」


「ハイッ」


「ビー、移動」「ビー」シュンッ


いきなり犬獣人達の集落がある洞窟の真ん中に出たブー達


「わ!ビックリしたー、、お前たちは」


「わっ!!目の前に!!ビックリしたー、、ギン?ヤマト?」


「「わっ!!エヘヘ、、ただいま」」


「村長お久しぶりです」


「これは、これはブー殿、イガー殿、。それに皆んな」


「せーのっ」


「「「メリークリスマス」」」


「ん?なんじゃ?」「え?なに?」「どうした?」「おかえりー」


こっちでも鶏肉の揚げた物やケーキ、シャンパンを拡げて故郷の皆んなに振る舞うギンとヤマト


「見てよコレ!僕達が作ったんだよ!なっヤマト」

「ああ、、少しは成長したかな」


「おおっそうか、、ブー殿、ありがとうございますじゃ」


「フフフ、お礼は此方が言う方ですよ!村長」


「何の、、しかもギンとヤマトは見た目もカッコよくなっておりますじゃ」


「あ、、進化したんです」


「ほう、、、しんかとな、、素晴らしい」


「フフフ、、たくさん食料や魔石も入ってます

明日の朝迎えに来るのでどうぞゆっくり過ごしてください」


「ありがとうございます」


「ブー様、、本当にありがとうございます」


「ブー様、、僕達がホントに喜ぶのが何か、、何でいつも分かるんですか?、、ウウウッ」


「フフフ、僕じゃないよ!イガーだよ」


「あ、コラ、言うなよ」


「えっ、イガーが?」


いきなり怪訝な表情のギンとヤマト


「なっ!それは失礼だろ」


「アッハッハ嘘うそ、ありがとうね、イガー」


「ああ、ホラ皆んな話聞きたくて待ってるぜ」


「うん、、明日ね!」


「ああ」


「ビー、移動」「ビー」シュンッ




「喜んで貰えてよかったね!」


「ああ、幸せそうだった、、、」


「さあホラッ!僕らも帰ろう!子供達が待ってるよ」


「そうだな!帰ろう!我が家へ」


遅くなりそうだからと、トムさん宅に預けてたダサパーリーを引き取り家に帰ったブーとイガーと子供達3人


「さあ、揚げたてを食べたいからね!子供達はこっち来ちゃダメだよ!大人しくこのブドウジュース飲んでてね」


「ブーが作ってくれるからな!ジュース飲んでような」


「ねえパパ」


「おとーたん、、」


「ぱー、、ぱっ!」


「んー?」


「「「メリークリスマス」」」


そう言って渡されたのは3人の子供達の毛で編まれたミサンガだった


「なっ!どうしたんだ?コレ」


「「「プレゼントだよ」」」


「ウウウッ、、、ありがとうな!こんな嬉しいプレゼントは初めてだ」


「ウフフ」

「あーなきむしー」

「パパーないちゃだめー」


「コレは嬉し涙ってんだぞ」


「さあ出来たよー!熱いからね!気をつけてよー」


「「「わーい!ありがとうおじちゃん」」」


「、、、お兄さんなんだけど!」


「イッシッシッシ!どっかで聞いたやり取りだな」


「フンッ」


「ホラっほぐしてやるから待ってな」


「えーかぶりつきたいのにー」


「火傷するからダメだ」


「ケチー」


「ケチで結構」


「パパはブーおじちゃんになにかあげないの?」


「へ???」


「だって、、大切な人にあげるんでしょ?クリスマチュ」


「おっ、、、おお!」


「はやくあげなよー」


「いや、お前らの飯が先だな」


やっべー何にも考えてなかった!!!


やっべーどうしよう、、、俺も移動したい!この部屋から移動したい、、、


「フフフ、きっと何も考えてないよ!」


図星だぜクソー


「か、、考えてるし、、」


「ふーん、、本当かな、、」


「あったりまえだろ!余裕だぜ」


「何が余裕なのか分からない」


「まあアレだ、、、まだだな」


「フフフ、じゃあ僕からね!コレは3人にプレゼント」


ブーが渡した物はミスリル製のフォーク、スプーン、ナイフ、お箸のカトラリー セットだった


ちゃんと箱に入れてあり、箱にはフクロウのマークが描かれていた


「僕の故郷の他の国でね、産まれて来た子にこうやって食べるときに使う物をあげるのさ、すると貰った子は一生食べ物に困らない、、って言い伝えがあるの

君達3人が一生食べ物に困らないように願掛けしておいたよ!」


「ブーちゃんありがとう」


「ぶーしゃん、ありがとう」


「あり、、がとう」


「ハイッどう致しまして」


「次はイガーね!」


「おうっ、、なんだ!」


「手を出して!」


「へいっ」


すると掌を重ねるブー


「いーい?魔石を作る時みたいに魔力を込めて」


「わかった!」


ピカーッて光った後、ブーが手を引くと


琥珀色に輝く指輪があった


「何だ?コレ?」不思議そうに見つめるイガー


「フフフ、今度は手を下向きに出して」


「へいっ」


その指輪を持ってイガーの左手薬指に嵌める


「いいよ、鑑定してみて」


「鑑定」


@ハチミツリング、レア度6


自動回復指輪、瀕死になった時自動で体力の50%回復


「オオオッ!スゲー」


「フフフ、いい物でしょ?」


「ああ、、ありがとうブー」


「どういたしまして」


「、、もうひとつあるぞ」


「それは僕のだよ」


左手の掌を下向きに出すブー


意図がわかったのでブーの薬指に嵌めるイガー


「フフフ、お揃いだね」


「ああ、トンガ達羨ましがるぞ!イッシッシッシ」


「さあ、、子供達を布団に連れて行かないと」


「えっ?まだ飯食ってるぞ」


「何言ってんのさ、もう子供達寝てるよ」


「えっ!」驚いて辺りを見回すと

「スピー」「ムピー」「プピー」と寝息を立てる子供達


「なんだ!はえーな全く、飯も途中なのに」


「フフフ、寝る子は育つ」



その後ブーとイガーは夜遅くまで話し合いました


ケモツー村のやる事がまだたくさん残ってるから、と


性なる夜とか言いながら


根が真面目なのか、、奥手なのか、、、


なかなか進展しない2人


イガーくん、、、君、お返し忘れてないかい?


あと明日皆んな迎えに行くんだよー




メリークリスマス!ブー


メリークリスマス!イガー







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