第三十二話 大食い大会決勝戦開幕
ポンッ、、ポンッ、、ポンッポンッ、、、
今日はケモフィ村始まって以来のお祭り
「第一回大食い大会決勝戦」
村の入り口に大々的に横断幕が掲げられている
が、、、まだヒト属や魔族、竜族と交流がないので
お客さんは王都からの行商人と冒険者のみ
、、、否、、彼らは参加者であった。
まず女の子の白い虎獣人は子供の部に出るという
「え?大丈夫ですか?」とブーが聞いたら
「これでも結構食べる方なんだよ!」と怒られた。
そこまで自信があるならまあいいか、と参加を認めた
どちらにせよこの村の子供は7人しかいなかったのである
開拓志願者を募ったので子持ちと言っても小学生くらいから
まあこれからもっと増えそうだけどね、、
冬は割と暇だから、、みんなやる事ないから、、フフフ
そして冒険者の猫獣人のメリアが女性の部に参加
さらに男性の部に獅子獣人レイガー(王様)と王都料理人ドワーフのラムも参戦
村長が勝手にオッケーを出したから
誰かからクレームきちゃうかも?って思ったが
やはりこの国の王様だった
誰も文句言えないよね、。どころか王様の大食いなんてそう観れるもんじゃないからと、村中で噂が独り歩きしてる
王様が優勝しそうだ
とか
王様は100人分食べれる
とか
根も歯もない噂がそこら中で聞こえる
さらに!美味い物を食う事ならこの人も黙ってない
ポセイドン様だ!
いつ見てもシュッとしてカッコいいのだが
ずーっと目を閉じてるんだよね
一度「見えてるんですか?」と聞いたら
気の流れや魔力で分かると、、やっぱりこの人には勝てない
軽く「ポセイドン様予選に出てないじゃないですかー」って言ったら大気が震えたよね!マジで
一瞬でピリピリどころかなんかぶっ倒れそうになった
多分Cランク位までなら殺気だけで殺せるよ!
本当やだ!なんでこの人?神様?そんな強いのさ
そんな訳で参加者も増えたので今日は朝から大忙し
イガーは3匹の子供虎の世話でたまにしか来ないし
と言っても今日は軽めの朝食のあと
サッと準備したから
あとは2時位から始めれば間に合う
ん?今日は何を出すのかって?
じゃーん「ザンギ」を出します。
ザンギを知らない人に説明すると
要は「唐揚げ」ただその唐揚げを漬ける時に生姜やニンニク、あとは店オリジナルの胡椒や七味、甘味も足すところもある
もちろん醤油だけってのも美味しいし
塩唐揚げも美味しいんだけどね
北海道出身の僕に言わせればやっぱりザンギだよ
ザンギはお肉だけじゃなくタコや貝類、イカとかもオッケー
とにかくさっきのタレで揚げればザンギみたいな緩い料理
その調味液に色々な具を漬けてる最中なのだ
因みにコッソリハチミツもちょっと隠し味なんだけどね
フフフ
とゆー訳で!今は他の村人がやってる屋台やら出し物
さらには普段から趣味で作ってた日用品とか出してる屋台もあったり
りんご飴、カステラ玉、焼きそば、タコ焼き、ソースせんべい、ポテトフライ、アイスクリーム屋さん、ワイン、日本酒、ビール、カクテル、ジュース各種の定番屋台
ちょっと用意し過ぎたかな。
とにかく無料なので大盛況
厨房組も料理始まったら食べられないからね!
みんな一生懸命今のうちに食べてるよ!
参加者からは逆に「ここに居たら食べてしまうではないか」って怒られたから
「それならお風呂に入ってれば汗も出るしお腹減るよ」って言ったら参加者はケモツー村のお風呂に走って行ってた。フフフ
参加しない村人は大いに盛り上がってます、ハイ
呑みすぎて酔ってる人もチラホラ、、大丈夫かな、、
ノム爺とキツネ獣人と狸獣人さん達は提灯を付けて回ってくれてる
お風呂の方の照明がかっこよくできたので
お祭りでもこれから使うからお願いって頼んで作ってもらった
白と赤の提灯
日本のお祭りと言ったらやっぱりコレコレ!
あとお囃子も犬獣人達に頼んだら快くやってくれた
笛の音、和太鼓の音、ひょっとこのお面、すりがね
ピー、、ヒャララー、、ピーピー、、ドンドン、、ポコッポコッ、、カチャカチャ、チーン、、ピー、、ヒャララー、、ドンドンッ、、ポコッ、ポコッ、、
あと豚獣人達には御神輿
とりあえず間に合わせだから衣装が間に合わなかったけどとりあえず上裸の下は褌
もう少し煮詰めないとダメだけどね。、
セイヤッ、、セイヤッ、!セイヤッ、、セイヤッって豪快に神輿を担ぐ姿は特に女性陣から人気で
豚獣人さんカッコいいって漏らしてる女性もいたほど、、
次のお祭り迄にはお揃いの半被と手拭い、草履とか
浴衣とか小物も欲しいぃー涙
頑張らねば、、
ちょっと、イガーがいないと話し相手が居なくて困るじゃんね!
と、そろそろ唐揚げ見に行かなきゃ!
「ブー様、このりんご飴って美味しいですね」
「ブー様、こちらのソースせんべい、、パリパリして止まりません」
「何を、、この焼きそばなる物も最高です」
「フフフ、、褒めてくれてありがとう。さあそろそろやるよ!子供の部は160個用意」
「「「はい」」」
「女性の部は500個用意」
「「「ハイッ」」」
「男性の部は、、、3000個用意」
「「「ハイっ!」」」
厨房に戻ると皆んなが屋台料理を褒めてくれた
とても満足そうな顔をしながら
やっぱりお祭りはこうでないとね!
さあ気合いを入れて美味しいザンギ揚げないとね
「まずは塩ザンギからね!脂が汚れちゃうから」
「「「ハイ」」」
「衣は出来るだけ薄く、手でパンパンって払ってからだよ」
「「「ハイッ」」」
「盛り付け係、お皿に葉っぱ敷いて、レモン置いといて」
「「「ハイッ」」」
「あと味変でマヨネーズとケチャップ、レモンと唐辛子も用意お願いします」
「「「ハイッ」」」
「どのくらい食べたか観てる人が分かるよう一皿3個ずつでお願いします」
「「「ハイッ」」」
ヨシっと!あと揚げ物部隊が2.3回やれば間に合うかな、、!
「すいません!ちょっと出し物があるので抜けますね
あとお願いします」
「「「またショーってヤツですか?楽しみにしてます」」」
フフフ、楽しみだって!!今回はまたちょっと違う趣向なんだよね
「レディースアーンドジェントルメン、ボーイズ&ガールズ」
ステージの前でブーがそう言うと
村人が集まってきた
ステージの前には透明なガラスのタイル
それと革靴のつま先と踵に金属を付けた特別な靴
ソレをショーチームみんな履いている
もちろん衣装はちょっとエロ系だ!
タンッタンタンッ、、
カカカカ!タンッ!タンッ!タンッタンタタンッ
ピッチリ、ムッチリ衣装の黒ヒョウ獣人♀
胸元ぱっくり猫獣人♀
貝殻衣装の白鳥獣人♀
そしてキワドいハイレグ牛獣人トムさん♂
そしてバイオリンをもった犬獣人達
チャッチャッターラッラー♫
タンッタンタタンタタタタンッタタンッ♫
お客さんにお尻を見せながら
タンッタン、タタタタ、タンッタンタタン♫
右に左に重心をずらして見せヒップ
さらにトムさんはしゃがんでコサックダンス
タンッタンタタンタンッタンタタン♫
奥様獣人達はトムさんの股間を観ようと頭を動かしている
その後客席からハットと杖を投げてもらって
タンッタンタタンタタタタンッ、カカカカ!ッタンッタンタタンタタタタ♫
最後に片手でハットを持ち
左斜め45℃で顔見せウインク
決まった!
拍手が止まない。
でもまだまだこれからだ!
スキル、森之王
ステージの上にロープと輪っか
それが左右の木の間の上空にぶら下がっている
それを右側の木からビューンッとぶら下がって移動する、、
そして戻る。
左の木に居るトムさんも輪っかにぶら下がりながらビューンっと移動する
もうお分かりだろう、、、
空中ブランコである
まずブーとトムさんでやった後に
猫獣人とトムさん、、猫獣人なんて身軽だから3回転を決める余裕っぷり
まあ落ちても大丈夫なように木の枝でネット張ってるんだけどね、、
さらに次々と黒ヒョウ獣人、白鳥獣人が決める
最後にトムさん独りで、、、
ドラムロール
ドンッ、。ドコドコドコドコッ
ジャーーーンッ
右の輪っかを先に動かして、、それに合わせてトムさんがビューンっと移動
グンっと真上に飛んでクルクル2回転、、、
見事キャッチ♫ー
そのまま右の木へ移動
これまた拍手が鳴り止まない。
ステージの下でショーメンバーみんな集まりお辞儀をする
「みなさん、ありがとうございます
新たな演目にも挑戦、そして成功出来ました。
それでは引き続きぃー、、大食い大会スタートしますっ!」
「うおー!凄かったぜー」
「みんなカッコよかったー」
「ぴちぴちのユニフォームエロいよー」
「キャートムさーん大きいー」
「ハイレグ、、いい」
フフフ、やっぱりエロ着は正義だね
「さあそれでは選手入場です!
まずは子供の部から、、ポムくん、、マイちゃん、、」
割愛、、
結局白虎獣人のマイお嬢様はたくさん食べれると豪語してたのに
3個食べたらお腹いっぱいだと、、、
なんでもさっきりんご飴を食べたからもう食べられないと、、ズコッ
そして子供の部はポムくん優勝でした
「ポムくん、おめでとうございます。
優勝報酬は、、、なんと、、、進化を約束します。」
「やったー!お父さん、、僕頑張ったよー」
牛獣人って進化したらどうなるんだろ、、
「さあ次は女性部門、、選手入場です!
象獣人のメリンダ、冒険者の猫獣人メリア、さらに行商人獅子獣人の奥様メイさん、トムさんの奥様、、、」
割愛
メイさんは3皿いったよ!かなり食べた方じゃないかな、、うん
ただ、、他が凄かった
進化の報酬が欲しいのか
もうデッドヒートがヤバかった
象獣人のメリンダなんか睨んでたからね!
なんならメイ様すら睨んでたからこっちがヒヤヒヤしたよ!
歌が上手くなりたいみたいで進化出来たら歌のスキル貰えるかもねって煽った僕も悪かったかも、、
失神寸前まで押し込んでたよ、、
結局制限時間いっぱいまで冒険者猫獣人のメリアさんと争って
唐揚げ一個差
「女性の部はぁ〜。。。メリ〜ンダーー
メリンダさんの優勝です!みなさん大きな拍手をお願いします
さあメリンダ選手お気持ちは?」
「あの、、、ちょっと、、、もう無理」バタンッ
その場で倒れたメリンダ!
担架で運んでちょっと落ち着かせたら大丈夫って
あー焦った
「さあ、皆さん、、大変長らくお待たせしました
本日のメインイベント、、、
男子の部だぁー」
「ワアアアアッ!やれートンガ見せてやれー」
「お前の胃袋なら1000個は食える!トンゴいけー」
「トムさーん、、優勝してくれー」
「さあ、出場者の入場だぁー
まずは行商人の、、、レイさん
続いてポセイドン様
トンガ選手、トンゴ選手、トムさん、ドワーフのラムさん、、さらに!イガー選手
さあそして、、、ラストは、、、
獣王神様ー!」
ボフンッと出てくる獣王神様
「ホッホッホ!ワシ結構食べちゃうぞい」
「クソ親父、、何でオメーまで出てんだよ」
獣王神様に悪態を憑くポセイドン様
「ホッホッホ、優勝しちゃうもんね」
「クッソー、、ぜってー負けねー」
「さあ早くも神様同士でデッドヒートだ」
「トンゴ、お前は弟として大切だ。、だがな!今日はギッタンッギッタンにしてやるからな」
「フッ兄者よ!今日こそ俺の方が上だと証明してやりますよ」
「あーっと!豚獣人のトンガとトンゴも気合い充分だー」
「なあ、おっちゃん!獣化教えてくれてありがとな
だけど今日の勝負は別だぜ!俺の勝ちだ」
「ほー!大きく出たな小僧!まだまだ若い物には負けんぞ!ワシは」
親子で盛り上がってるー、、とは言えないブーであった
トムさんは独り眼を閉じて集中している
ドワーフのラムさんは目の前の唐揚げの匂いをクンクン嗅いでいる
「それではスタート、、レディーGOー」
一斉に食べ始める8人
塩唐揚げ3個入りがあっという間になくなる
やはり体格もいい成人男性
ポイッポイッ口に放り込み、もぐもぐしてる間におかわりくれと手をあげる
「さあ始まりました、メインイベントの男性の部
あーッと早くもレイ選手5皿目!
オーっとイガー選手は6皿!
早いのはスピードだけではなかった、飯も早い
そしてトンガ選手は、、、、八皿!
なんともう8皿です
トンゴ選手は7皿
トムさん6皿
ラムさんは一個一個味わうようにゆっくり食べている、、それでも3皿
そしてなんと!獣王神様は10皿!皿ごと持ち上げて3個いっぺんに頬張ってます
コレは早い訳だ。凄いです
オーットポセイドン様も10皿だぁー
なんだ?なんだ?この世界の神様は大喰らいなのか?
早すぎます!もはや別次元と言ってもいいでしょうか、、
頑張れ一般人、、パンピー魂見せてやれー!ー」
ーー10分経過ーー
「さあ塩唐揚げは終了しました
ここからはザンギタイムだぁー
どの具がお皿に乗ってるかわかりません
苦手な具もあるかも、、しれません
勝負は時に運も味方に付けないと勝てないものです
引き寄せて下さい!
勝利への一品をーーー
さらに、、ここからは味変もオッケー!
マヨネーズ、唐辛子、ケチャップ、レモン、わさび
ちょっと付けて、さらなる食欲を呼び起こすのだー
突破しろ限界、無視しろ満腹、人生で最高の一瞬を今ここに!
ウオオオオォウー」
もはや雄叫びをあげるブー!
村人も同じように
「イケー!」
「ウオオオオォウ」
「早い、はやい、、なんであんな食べれるの??」
「頑張れー」
と応援し続ける
現在の順位
行商人獅子獣人、、20皿
イガー、、19皿
トンガ、、16皿
トンゴ、、14皿
獣王神様、、32皿
ポセイドン様、、30皿
トムさん、、22皿
ドワーフラムさん。、9皿
「ちょっーーーと神様御二人が逃げ切りそうか?
まだ開始10分ちょい、、まだまだわかりません
さあ皆さん頑張ってください。
神様御二人は進化なんて出来ないと思いますが栄誉が手に入ります、村人から尊敬の眼差しがヤバいです
もはや歩く伝説となれるのか
さらに村人には進化が追加報酬です
進化したら強くなれる、進化したらかっこよくなれる
進化したらモテる、進化したら家族を養える
キング、オブ、進化ァァァ
進化が君の勝利を待っているー
さあ食べて食べて、、水で押し込んでー」
ーー30分経過ーー
行商人獅子獣人、、32皿
イガー、、31皿
トンガ、。29皿
トンゴ...28皿
獣王神様、、39皿
ポセイドン様、、38皿
トムさん、、33皿
ドワーフラムさん、、10皿
「あーっと、、もはやラムさんの負けは確定か、、、、さらにだんだん皆んなのお皿が横一線になってきたー
もはや誰が勝つか分からない、、まだ30分もあるぞ」
先行逃げ切りタイプだったのか神様二人がちょっとペースダウン
イガー親子は黙々と同じペース
豚獣人2人は追い上げタイプなのか少しずつペースが上がってきた
そして不気味なのがトムさん、、いつ見てもいいポジション!
ラムさんはもはや死にそうである!一口食べては美味しいーと叫んでいる
おかわりは別の具を持ってきてほしいとか駄々を捏ねてるし
とにかく美味しい物をちょっとずつ味わいながら食べたいみたい
猫獣人のメリアが「もっと食わねえと金玉潰すぞ」とか叫んでるよ!
もう、、冒険者って野蛮なんだから
フフフ
しかしイガーが凄い頑張ってるね
子供達の為に勝ちたいのかな、、!
トムさんの奥さんが3匹を抱きながら応援してるみたい
「さあ、残り30分です、、泣いても笑っても残り30分
この30分で人生が変わるかもしれない、、頑張ってください、、頑張って、、がんばって、、一個でも多く
一口でも多く他人より食べれば優勝です」
「イケイケー、箸を止めるなー」
「神様頑張ってー」
「キャー」
「イガーくん、子供達が見てるわよー」
「アナター頑張ってねー」
「ポセイドン様ー素敵ー」
「トンガ様、トンゴ様、我ら豚獣人お二人の勝利を確信しております」
スタッフの犬獣人達はアッチ行ったりこっち行ったり大忙しだ
水は各自セルフだと言ったのに
優しいからか水まで注いでいる
ん?あんまり水飲むと後半止まるよ?。。
「あーっと、、ここでなんと!!獣王神様が止まってしまった」
「くるちいのー、、同じ物ずっと食べるのはキツイのー、あとたまに硬いのがあるぞ、、」
「フッ、クソ親父、、さっさと負けを認めろ」
「フンッ、、お前こそ箸が止まっておるぞ」
「ぬかせ、、俺は海竜王ぞ!今こそ本気を出してやる」
カッと眼を開くポセイドン様
空色の髪と同じ空色の瞳
「キャー、、かっこいいポセイドン様ー、お嫁にしてー」と熱狂的なファンが誕生してしまった
ごくり、、、まさか一気に何十皿も食べるのか、、
もぐもぐしながら皆、横目でポセイドン様を見る
一個唐揚げを食べた後、、、箸を置いた、、
「参りました。」
ズコッ
何なのさーもおー
開始40分!ポセイドン様、記録 40皿
「ホッホッホ、、やはりお主の負けじゃな!、、、ムウーワシももう限界じゃ!」ボフンッ
「あーっと!さらには獣王神様も消えたー
記録は41皿
さあ残り20分!そろそろ苦しい時間か、、誰が優勝する?
残り20分現在
行商人獅子獣人、、39皿
イガー、、38皿
トンガ、、37皿
トンゴ、、36皿
トムさん、、38皿
ここにきて、、、なんと!!!ほぼ横一線!!!
まさに死闘、まさに限界突破、、優勝決定戦にふさわしい戦いだー
皆苦しそう、、とうに限界は越えている、、誰が出る、、誰が勝つ?!!皆さま、改めて拍手をお願いします」
「ウオオオオォウ」
「パチパチパチパチ」
「皆んな頑張れー」
熱い声援に箸を止めていたポセイドン様も動く、、
一口、、一口、、また一口とゆっくり食べている
分からない、、誰が勝つのか本当に分からない
「ウウウッ、、唐揚げの脂が、、イガーよ、、早く諦めろ」
「、、ウプッ、、出そう、、ハァハァ、、おっちゃんこそ、、無理するとぶっ倒れ、、るぜ!!ウグゥ」
「トンゴ、、貴様ではまだ俺には勝てんぞ!ブモー」
一気に3個口に放り込むトンガ、、まさかもうラストスパートなのか?!
「兄者よ、、俺はいつもアナタの日陰だった、、だが今日から、、俺が豚獣人の主役だー」
トンゴも3個いっぺんに頬張っておかわり宣言
熱い、、熱すぎるぜ食いしん坊達めっ
トムさんはずーっとマイペースだった
たまに身体を動かしたり、揺すったり、水を少し飲んだり
早くなく、遅くもなく、、ゆっくり一口ずつ進める
ん?よく観るとワサビとレモンを少し付けてるのかな?
他の選手がマヨネーズやレモンをつける中
ハハーン、、気づいてるんだねトムさんは、、!
恐るべし伏兵現る、、だね
「さあ残り10分!」
ーー残り10分現在ーー
行商人獅子獣人、、42皿
イガー...41皿
トンガ、、43皿
トンゴ、、42皿
獣王神様、、39皿でストップ
ポセイドン様、、40皿
トムさん、、42皿
ラムさん、、唐揚げをウットリ眺めている!もはや変態
「てめーラム!後でぜってー潰すからな」と猫獣人はおかんむりだ!
「フンッワシのは潰れるほどやわではないわ。お前の」
ラムさんの口に唐揚げ突っ込むビー、ナイスだよ
本当にこの2人卑猥な言葉使うからね!
困ったもんだ
「さあ残り9分、、、ラストスパートお願いします
誰が勝つ、、皆んな死にそうです」
さっきまでワーワーキャーキャー騒いでた村人が
今やゴクリと喉を鳴らしながら参加者を見守っている
参加者の眉間に皺がより、辛そうなのが分かるからだ
一口、、また一口とザンギを食べ続ける参加者達
「トンガ選手一歩リード、、さあ誰か、、誰か追いつかないか、、オーット!行商人の獅子獣人さんが止まったー!
さあ誰だ、、トンガか、、イガーか、、トンゴか、、、
ビピィィィィィーーーーー、、ここで試合終了です!」
獅子獣人さん、、43皿
イガー選手、、42皿
トンガ選手、、44皿
トンゴ選手!!42皿
そして、、、なんと。。
トムさんが、、、45皿!!ァァァー
よってケモフィ村第一回大食い大会優勝者は、、、
トムさんだァァァーーー!
皆さん盛大な拍手をお願いします!」
「キャー、皆んなかっこよかったよー」
「ウオオオオォウ、興奮したぜー」
「感動をありがとうー」
「トンガ様、トンゴ様、お疲れ様でした」
「トムさんかっこいいー」
「トムさーん、、素敵ー」
「トムー、今夜は呑むぞー」
「それでは後ほどトムさんには進化をプレゼントさせていただきます。本当におめでとうございました。
こちらはノム爺からお祝いのトロフィーです。
良かったら一言お願いします」
「、、ウプッ、、!、、えー、、私のザンギには、、、」
ゴクリっ!
「私のザンギには、、タコが一個しかきませんでした」
えっ!
「えー」
「嘘だろー」
「ジャッジ、不公平だー」
「マジかよ、アレ噛むのめっちゃ大変だったぞ」
「おいおい、、ブーよ、後で話がある、、」
「ブー、、神様を怒らせると怖いぞ」
「それでは皆さま、またの開催を楽しみにしててください、、ばいばーい」
手を大きく振って走って逃げる熊獣人のブーを
参加者が追いかけて終わった大食い大会
食べ過ぎたイガーの元におチビちゃん達3匹が走ってって口元をペロペロ舐めてくれました
「イッシッシッシ、、コラ、くすぐったいぞ」
さらに、テーブルに残ってたザンギを3匹がパクパク食べてしまいました
「あれ?もう食えるのか?」
「ヤウッ、、ギャウッ、ワウっ!」
「成長が早いな」
優勝したトムさんの所には息子のポムくんが駆けつけてお祝いしてる
さらに象獣人のメリンダもステージ上に登って進化を待っている
するとボフンッと出てきた獣王神様がトムさんとポムくん、さらにメリンダさんにビビビビィーっとやるとみんなの体が一回り大きくなっていくではありませんか
「えっ、、オッ、、オオオッ」
「うわっ!キャッ」
「わー!面白ーい」
グググググッと大きくなるトムさん
身体の色々な所が大きくなっていく、、
メリンダさんも少し胸とお尻がサイズアップしている
中でも口元から小さい牙みたいなツノみたいなのが出てきたのが1番の変化か、、
ポムくんもグググッっと大きくなった。
そしてその光が偶然にも3匹の虎の子達にも当たる
すると、!
今まで四足歩行の獣だった3匹の身体が突然変化して
獣人の赤ちゃんに変化してしまった。しかももう歩いてる
「おや?、、ガーハッハッハッ、いやすまん、!戻すか?イガーよ」
「えっ、、ウオオオオォイ、、、えーっと、、お前たちどっちがいい?」
一生懸命あっちこっち歩いて喜んでるようにも見える3匹、、もとい3人の虎獣人
「んーとっ、、何か喜んでるみたいなのでこのままでもいんですか?」
獣王神様に伺うイガー
「ああ、ワシのミスでな、、本人達が喜んでるならまあいいか。トムとやらは?どうじゃ?」
「お父さんかっこいい」と叫ぶ1人息子のポムくん
「そ、そうか?、お前もかっこいいぞ」
今までは焦げ茶色の牛獣人だったトムさんが
少し黒っぽくなった。
黒牛獣人のトムさんとポムくん
アソコもグレードアップしている!
というか腰布からはみ出てる、、、
「村中の女性からハァハァ息が聞こえる、、」
「ダメよ!この人は私の旦那と子供だからね!」
殺気を込めて睨むトムさんの奥さん
そりゃそうだ!泥棒猫にちょっかい出される前に
獣王神様にお礼を言って家族3人で家に帰ってしまった。
「イッシッシッシ、!大変だなトムさん」
「、、パ、、パ、、」
「ん?いま何て言った?」
「、、パァー、、パッ」
「ウオオオオォウ、、!長女のダイガーか。天才だ!うちの子は!みんな見てくれ!天才がいるぞここに」
「ウフフ!すっかりお父さんねイガーくん」
「トムさんのおっきい、、、」
「実はトムさんの試合中ずっと見えてたの」
おいおい、、ちょっと何なんだよこの村!変態しかいないんじゃねえのか?
俺の子供見てくれよ!
ゴチるイガーであった!
そのあと子供達と喜びを噛み締めた後
眠くなったので家に帰って寝たイガーであった
その途中今年はじめての雪が降った
身体の前に出した掌に乗った雪は大きくて冷たかった
明日は起きたら積もってるんじゃかいかな、、
いつもよりちょっと早く広場へ行かなきゃな!
そう思いながら子供達に雪が当たって冷えないか心配で足早に家路を急いだ
「うーさぶっ!
試合には勝てなかったけどさ、偶然でもお前達が進化出来て良かったよ。コレからは狩りとか料理も教えるからな。」
家に着いて子供達を布団に寝かせ
羽毛布団をかけたら
「スピー、、ムピュー、、プピー」と寝息を立てる子供見て
「明日ブーに見せたらビックリするぞ!おやすみーダサパーリー」
ダイガー
サファイガー
パーリィガーの略
「ダサパーリー」
しかし!!次の日から熊獣人のブーは村から姿を消したのであった!
もちろん村中大騒ぎある




