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祓魔師一家  作者: れもん
3章.学生篇
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青龍、林間学校。③

「うはーーー!スカイツリー!高い!」

 今、私たちは浅草の東京スカイツリーまで来ている。

 お昼ご飯は浅草の人気の少ない、古くからあるような定食屋さんでいただいた。

 そして雷門の前で写真を撮り、そこから徒歩約2分の東武浅草駅で電車に乗って、とうきょうスカイツリー駅に着いた。

 そこから迷子になりつつ、スカイツリーまで着いたのだ。

「ねぇねぇシオン!この上に登ったら、神戸まで見えるかな…」

「んー、物理的には見えねえだろうな。だって神戸からスカイツリー見えないだろ?」

「確かに。やっぱり地球は丸かったか…」

「なに真剣な顔で言ってんだ」

 会話の内容が馬鹿らしくて私とシオンは顔を見合わせて笑う。

 私たちはスカイツリーの前で芹澤先生に写真を撮ってもらい、半ば強制的に芹澤先生も画角に入れて、

 自撮り棒で写真を取った。

 そして、私たちはスマホ片手に色々と調べてくれている朱雀に着いていき、(ちょこちょこ迷子になりながら)竹下通りの近くまで来ることが出来た。

「こっちです、ああ青龍そっちじゃないです!」

 朱雀が目をキラキラさせながら案内してくれる。うちの義妹、可愛い。

「可愛いお店が多いねえ、朱雀は何が食べたいの?」

 私はヤタちゃんの手を握って、朱雀の横に並んだ。

「んー、いちごあめも良いし、クレープも食べたいです…っ」

「じゃあ、どちらも行きませんか?男子と女子に分かれて、後から合流して一緒に食べる、とか」

 ヤタちゃんが珍しく自分から意見を出した。ヤタちゃんもスイーツが大好きだから、嬉しかったのだろう。

「良いと思うよ。男子に伝えてくるね」

 私は、後ろで芹澤先生と歩いている男子たちの方に向かった。

「センセー、男女別れても良いですか?」

「おぉ、意見が合ったらな」

 先生はいつもより緩い空気を纏っていた。男子が心配だし、先生は男子の方について行ってもらおうかな。

「ねえシオン」

「どうした?セイ」

「朱雀が、クレープといちごあめ食べたいらしいから、男女別行動で買ってきて、あとから一緒に食べたいらしいんだけど、男子はそれでも良い?」

 シオンは何か言おうと口を開いたが、少し眉間にシワを寄せて頬を赤らめたまま、少し迷った。

「…おう。じゃあ俺らがいちごあめの方に行く。地図と、クレープのメニュー送ってな」

「…?了解!じゃあメールで送る!先生には男子の方について行ってもらって!」

 私はシオンに軽く手を振って、ヤタちゃんと朱雀がいる方に駆けていった。


 この後、私たちは別行動をしたことを大変悔やむことになると、その時の私たちは知らなかった。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!


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