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怖島〜漂流したら何かに追われだす〜  作者: 飛んだ


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10/11

新しい目標

 ...........。

「こ、これは」

「ひどいなぁ」

 アインが、つぶやいた。

「そうだな」

「でも弱点はわかった」

「うん」

 僕は懐中電灯を手に持った。

 ついでにアインにも渡した。

「アインあいつが現れたらそれを当てろ」

「そうすれば、おそらく動きが止まる」

「わかった」

「じゃあ外に出るぞ」

 と、言ってもまたあそこを通るのか。

 気が引けるな。

 扉を開けた。

 異臭が漂って.......。

「あれ?」

 匂いがしない。

 というかそもそも.....。

「ドコール」

「死体がないぞ」

 ........どこ行ったんだ?

 今この島で死体を運べるのは僕ら2人。

 あとは.......あいつ.、霧影だけだ。

 もし、霧影が運んだのだとしたらまずいぞ。危険かもしれない。

「アインここは危険だ。早く外に出るぞ」

 洞窟の入口まで走った。

 だが。

「うわ」

 外は夜だった。

 暗い。

 霧影が動くには絶好の時間帯だ。

 これならまだ研究所のほうが安全だ。

「アイン」

 アインが怯えてる。

 なにがあったのだろうか。

 するとアインが海のほうに指をさした。

「あれ」

 そちらを見るすると......。

 さっきまで研究所にあった死体が浮かんでいた。

「誰があんなこと....」

 アインが言った。

 そんなもの決まっている。

 霧影だろう。

「アイン、外は真っ暗で危険だ。一旦研究所に戻ろう」

「でもそっちもあぶないんじゃじゃ?」

「危ない。でもこの真っ暗の外にいるよりかは安全だと思う」

「わかった」

 一旦研究所へ戻った。


 今日はこの中で寝たほうがいいだろう。

 でもどこで?

 見取り図を見ながら考えた。

 そこである場所に目が寄る。

 職員用休憩室。

 記録ではこの研究所で働いていた職員のほとんどは最後あの廊下の警備をしていたと書かれていた。

 ということは死体がある可能性も低い。

 そこで寝れるか確認しよう。

「アイン、ここに書いてある休憩所に行ってみよ」

「わかった」


 休憩所についた。

 中は特に散らかった様子はなく、わりかし綺麗だ。

 少々でかいソファーに机。椅子が置いてある。

「ここなら寝れそうだな」

「そうだな」

 そう言い、一息ついた。

「よし、じゃあ今の状況をまとめて、明日の作戦を立てよう」

「まず今の状況だが結構まずい」

「何がまずいかというと外は暗い中は電気があるから明るいがいつ消えるかわからない、というところだ。そしてなにより、敵の霧影がどこに潜伏しているのかわからないという点だ」

「だから今夜は2時間おきに見張りを交代しようと思う。そして電気は一晩中点ける」

「そういうことでいいか?」

「いいよ」

「OK。じゃあ次に明日の行動内容について話す」

「まず明日、朝一にここを出ようと思う」

「そこから山を登り灯台を目指す」

「途中木などで薄暗くなるかもしれない。その場合、霧影が襲いかかってくる可能性が高い。そのため懐中電灯などの光がでるものを常備しておこう」

「わかった」

「じゃあ、明日に備えて寝よう。まず見張りは僕がやるよ」

「わかった」

 アインが寝に入った。

 2時間後。

 何事もなく終わった。

 そろそろアインと交代の時間だ。

 アインを起こした。

「交代の時間だ。また2時間後起こして」

 アインはまだねむそうだ。

 だが僕も、もう限界に近い。

 だからアインに任せて眠ることにした。


 2時間たったのだろうか。

 アインに起こされた。

「ドコール、見間違いかもしんないけど何かが見えた」

 2時間は経ってないようだ。

 僕は目をくすぐりながらも周りを見た。

 特には何もない。

 と、思った次の瞬間。

「とん』

 背中に何かがあたった感覚があった。

「ドコール、危ない」

 アインにそう言われ少し左にそれた。

 それと同時に、アインが懐中電灯をこっちに向けてきた。

「ギュェェェェ」

 部屋中になにかの叫び声が響いた。

「おら!」

 アインの拳が僕の右を通った。

「あれ?当たらない」

 そのはずだ僕の背後にいるやつが霧影だった場合、物理攻撃はほぼ意味がないからな。

 でも今それはいい。

 僕は背後を見た。

 なにもいない。

 もう姿を消していた。

 アインが懐中電灯で照らしてくれなければ死んでいたかもしれない。

 助かった。

 でもまだ安心してはいけない。

 またいつ襲いかかってくるか分かんないからな。

「アイン引き続き、気を抜かず見張りをしていてほしい」

「わかった」

 こうしてまた見張りを続けたが、やつは姿を見せなかった。

 4日目も終わった。

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