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『霧島華音・結』 ~『不思議』の『何でも屋』~  作者: hermina
第7章 『花の城の音姫』 ~音の章~
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『花の城の音姫』 ~音の章~ 終

「では、最後の儀式に取り掛かります。」

「音、貴女の意識は黒猫・・・『かのん』に移り、その記憶、ほんの僅かなチカラも受け継ぎます。」


一週間に及ぶ長い儀式も無事に終わろうとしている。

私のチカラの殆どは、沖にある『犬岩』と『桜』の元に封印された。

そして、最後に記憶と僅かばかりのチカラは、黒猫『かのん』に移される。

私は、黒猫としてだが『現世うつしよ』に再び存在する事が出来る。

この世に『不思議』な事はまだ沢山あり、夜魅やみの存在も消えたりはしない。

私と夜魅やみの王の戦いはまだまだ続くのだ。

だからこそ、私は『現世うつしよ』に存在し続けなければならない。

たとえ姿が変わっても・・・


「でも、音。」

「本当にアレで良かったのですか?」


「ああ、と言うか、アレ以外に方法は無いだろう。」


封印の最中、私は『現世うつしよ』に新たな『霧島華音』の存在とその主を定めた。

猫の姿の私ではもう『不思議』な出来事を解決する事は難しいだろう。

私以外でそれが出来る人物は・・・香奈以外に居ない。

さあ、これから忙しくなるぞ。

先ずは香奈にチカラの使い方を覚えて貰わなければなるまい。

その後は、花子だ。花子を存在させるチカラを身に着けて貰う。

本格的に『霧島華音』が機能するのはその後になるだろう。

私は忙しくなるであろう日々を思う。

再び目覚める時は・・・猫になっている。

そして、『霧島華音』で香奈と再会するのだ。

私は暗い闇に意識を落とした。

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