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『学校の七不思議』 ~花子の章~ 終
学校の裏、『桜』へと続く細く急な階段を駆け上がる。
やがて、小さな社が見えた。
『土地神』・・・つまりは、華音様を祀る社。
裏手回るとさらに階段がある。
この先に『桜』がある。
階段を上りきる。
そこには、『桜』の老木がある。
数十年前より花をつける事が無かった『桜』
先程の光は既に収まっている。
「華音様・・・一体何が?」
さっき、華音様は封印が解けるって言ってた気がする。
え?それって、この下に眠る・・・
「音。」
『桜』の下に、少女が居る。
少女が着ているのは、巫女服。
でも・・・”音”って誰の事?って、私じゃないなら華音様の事なんでしょうね。
「千重か。久しぶりだな。」
「ええ。久しぶり。」
やっぱり、この巫女さん・・・千重さん?と華音様は知り合いのよう。
「千重が”居る”という事は、先程の『桜』は・・・”そういう事”・・・なんだな?」
「ええ。封印が解けかかっている。」
私が知らないくらい昔の華音様。
それを知っている(と思われる)千重さん。
『桜』、封印・・・その下に眠るモノ。
私には想像もつかない何かが、始まろうとしていた。




