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『霧島華音・結』 ~『不思議』の『何でも屋』~  作者: hermina
第5章 『学校の七不思議』 ~花子の章~
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『学校の七不思議』 ~花子の章~ 序

世の中に『不思議』な事は結構ある。

例えば、『私の存在』や『華音様』がそうだし、先日の『守護霊』さんも。

だから、そういう『不思議』を扱う『何でも屋』があるのは『不思議』じゃない・・・と思う。




「肝試し〜?」


華音様が間延びした・・・ちょっと不満そうな声で言った。

それは、香奈ちゃん達が夜の学校で七不思議の検証の言う名の肝試しをしたいと言いだした為。

本来、華音様はこういったイベントは嫌いじゃない筈。


「へぇ〜肝試しですかぁ? 楽しそうじゃないですか!」

「ねぇ華音様〜いいじゃないですか〜」


なんて、気軽に言ったら・・・


「こちらとしては、親御さんから君達を預かっている身だ。」

「何かあったら申し訳が立たない。」


とまあ、理事長としての立場的な話を始めた。

でも、多分・・・あの事なんでしょうね。華音様が思っている事は。

この間も、ちょっと話したと思ったんですけど・・・しかも、華音様から。


「え〜いいじゃん!ちょっとだけ、ほんのり?」


双子の赤い方、知真ちるまちゃんは、ほんのり?とか、訳の分からない事を言いながらも食い下がる。

私としては・・・これが良い機会な気もするんですよねぇ。

七不思議なら、”私自身”の事ですし。

なんて考えていたら、


「まあ、条件付きで許可しよう。」


なんて、華音様が折れた。

意外そうな顔をしていたのは香奈ちゃん。


「香奈。」

「あの双子、許可しなかったら勝手に入るぞ?」

「其れならば条件・・・つまり私が引率して、目の届く所に居てもらった方が幾らかマシだ。」


結局は、あの双子達なら勝手に入るだろう。って事みたい。

うん、私もそんな気がする。

だって、あの子達の部活・・・何だったかな?の部室が、旧校舎のトイレの近くだし。


「ありがとう、華音さん。」


にこりと笑う香奈ちゃんにタジタジの華音様。

これって照れてるのかな?

私との対応の差が気になるんですけどー


「と、ところで、この『七不思議』だが・・・誰が調べたんだ?」


あ、慌てて話を逸らした。ぷぷぷ。

ほくそ笑むと、む?っと華音様に睨まれた。


其れは兎も角。

そんなこんなで肝試しは決行される事になった。


私はと言うと、夜9:00現在・・・みんなは学校、私は『霧島華音』で待機中。


”呼ばれたら”そこの扉と学校のトイレの扉を繋げて出る。

それで、私の正体は分かるでしょう。

にしても・・・


「すっごく暇なんですけどぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」


誰もいない『霧島華音』に私の声が響いた。

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