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『霧島華音・結』 ~『不思議』の『何でも屋』~  作者: hermina
第4章 『自分攻略サイト』 ~華音の章~
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『自分攻略サイト』 ~華音の章~ 序

世の中に『不思議』な事は結構ある。

例えば『私』や『花子』。そして、同じ刻を繰り返す『守護霊』。

そんな私達が『不思議』を扱う『何でも屋』をしているのは『不思議』じゃないのかもしれない。



「見つけたッ!」

「お前!『霧島華音』だ!」

「『霧島華音』に来い!」


私は、普段出さないような大声で叫ぶ。

突如として現れた強大な気配、因果と歪。

その前兆を察知した私は、『霧島華音』を飛び出し、『ココロード』でその元であろう男を見つける。

しかし、間に合わなかった。

居眠り運転だろう、ワゴン車が男・・・そして一匹の黒猫を轢いた。

その瞬間、強大な因果と歪を持った『何か』の気配は立ち消えた。


「間に合わなかった・・・のか?」


この事が、この先どのような影響をもたらすのかは分からない。

唯言えるのは、


『何か』は救われなかった。


という事だろう。

後に残された、ワゴン車に引かれ息絶えた男にもう、そのチカラは感じない。

手遅れなになった男の脇をとおり、黒猫を抱き上げる。


『かのん』


それが、黒猫の名前。私と同じ名前。そして、私と同じ存在の一つ。

私にもしもの事があった時、『かのん』は必要だった。

私の手の中で、『かのん』は黒い霧となって消えた。


ピーポーピーポー・・・


誰かが呼んだのであろう、救急車が到着する。


これは、起こりうる可能性の一つの結末。

その先に待つものは・・・








・・・この世の終わり。

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