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『霧島華音・結』 ~『不思議』の『何でも屋』~  作者: hermina
第3章 『黒歴史ノート』 ~直哉の章~
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『黒歴史ノート』 ~直哉の章~ 終

俺は、ゆっくりと目を開いた。

そこは見慣れた自分の部屋。『アース』ではない。

窓の外は夕暮れに赤く染まっていた。大分・・・寝過ごしてしまったようだな。

寝過ごしたけれど・・・とても清々しい、晴れやかな気分だ。


「全部・・・やり遂げたんだよな。」


俺はひとり呟いた。


ピロロロロピロロロロ・・・初期設定の何の変哲もない着信音が現実に引き戻す。

妹の香織からだ。


「は・・・」


「お兄ちゃん!?良かった起きたのね!?」


食い気味の香織。


「なんだ?携帯に出てるんだから、起きてるに決まっているだろ?」


「そういう意味じゃなくて!!・・・も、もう、起きているならいいのよ・・・」


泣き声の様に聞こえる。

そうか・・・


「・・・心配かけた。」


「そ、そうよ、心配したんだから・・・」


「香織。ありがとう。」

「それから・・・香奈と『裂光』、『深闇』にもよろしくな。」


「うん・・・あ、『深闇』って言うか、華音さんが後でこちらに来るようにって?」


「華音さん??ってひょっとして『華音様』の事か?」


「え?あれ??知ってるの??」


「ああ、会った事は無いが、噂程度ならな。」


『不思議』な出来事を解決する。『不思議』を扱う『何でも屋』を経営する人物。

地元の住人には『華音様』と崇められている・・・か。


「分かった、明日にも其方に伺います。と伝えてくれ。」


「うん、分かった。」


俺は携帯を切ると、再びベットに横になる。

『霧島華音』か。俺達が体験した『不思議』の理由をどう、解説してくれるのか楽しみだな。

そんな事を考えていると、先程まで眠っていた筈なのにまたも睡魔が襲ってくる。

俺は、その睡魔に身をゆだね、眠りへと落ちた。

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