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『霧島華音・結』 ~『不思議』の『何でも屋』~  作者: hermina
第3章 『黒歴史ノート』 ~直哉の章~
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『黒歴史ノート』 ~直哉の章~ 其の六

俺がファンタジースターオンラインの世界に来て2週間がたった。

その間に俺は、幾つかの『ベータ前線基地』を攻略したが、香織と合流は出来なかった。

しかし、香織もまた『ベータ前線基地』を攻略してきている。

そして残る『ベータ前線基地』は、唯一つ。

サービス期間中、とうとう攻略する事が出来なかった『ガーディアンベータ』がいる前線基地を残すだけとなった。


「問題は、どのルートから攻略するか・・・だ。」


この前線基地には、幾つかの攻略ルートがある。

香織ならば、近接タイプが少ないルートを選ぶだろう。

魔術師である香織は、近接タイプの接近を許すと攻略が困難になる為だ。

逆に俺は、遠距離タイプのが苦手だ。

ここは深く考えずに、苦手な敵の少ないルートを選ぶ事にする。


「ならば、西側のルートだ!」


早速俺は、西側のルートより侵入し、中央のボスの間を目指す。

基地に入ると、直ぐに『ベータ』と遭遇する。


「近接タイプが5体か・・・楽勝・・・だぜ!!」


1:5のまま素直に戦う訳じゃない。

先ずは、先制の一撃で”間引き”をする。


「雷光一閃・・・『スラント』!!」


愛用の大剣『覇皇龍斬剣”戒”』で大きくなぎ払う。

大剣からの衝撃波は、接近しようとする『ベータ』を正になぎ払った。

この『スラント』で、『ベータ』3体が黒い霧となって消える。


残る2体は、手傷を負いつつも、俺に攻撃を仕掛けてくる。

1体目の『ベータ』のレーザーソードによる斬撃をパリィで受け流し、すぐさまステップで2体目の攻撃を大きく避ける。

ある程度距離を取るのは、2体に同時攻撃をさせない為だ。


「せいっ」


俺は、スキルを使わずに通常攻撃を仕掛ける。

1体の『ベータ』は避けきれず、さらにダメージを受ける。

もう一体は、その間に攻撃を仕掛けてくるが、俺は慌てずにステップ回避。

ヒット・アンド・アウェイ、一撃離脱。

無理をせずにこの様に戦えば、遠距離タイプのいない『ベータ』達等は敵ではない。

残り1体になった所に・・・


「『グランドクロス』!!」


スキルを叩き込んで終了だ。

こんな感じで、ちゃくちゃくと攻略していく。

そしてついに・・・中央、ボスの間へとたどり着いた。

・・・扉は既に開けられている。

俺は中に入る。

中は、一見『コロシアム』の様に見える場所だ。

そこには、ボスである『ガーディアンベータ』それに・・・3人の少女の姿があった。

そして、今、正に一人の少女に『ガーディアンベータ』のビーム攻撃が放たれた。


俺は走る。

走ってビームと少女の間に割って入る。

すぐさま、パリィでビームを受け流す。

間に合った。正直、敏捷性はそれほど高くは無かったのだが、迷いが無かったのが幸いしたと言えるだろう。


「・・・ちょっと、3人じゃ無謀なんじゃないか?」

「俺も混ぜろよ!!」


俺は、妹の香織と再会した。

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