第二百四十二話『キレイにゃガラスのコップにゃん』
第二百四十二話『キレイにゃガラスのコップにゃん』
《にゃいもんはあるもんを欲しがるのにゃん》
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『キレイな色と柄のあいまった、
ガラスのコップ』
「とやらに、
なんでございますか、
急に興味を覚えましてですねぇ」
『それならば、
集めてみますですかぁ!』
「などと一大決心……は、
いささか大げさにしても」
『思い立ったが吉日』
「との言葉もあることから、
早速、作業をおっ始めた、
といった次第であります。はい」
「んにゃ。
ミーにゃん同盟のポリシー」
『考えるより、まずは行動を』
「にも見ん事、当てはまる、
ご立派にゃ方針にゃん」
「これはこれは。
おほめにあずかり、
恐縮至極にございますです」
「ところでにゃ。
今いった、
『作業』にゃるもんって、
ひょっとしたら、いつもの」
「これはこれは。
お察しがよろしくて、
大変助かりますです。
……そう。
ミアンもご存知のとおり、
はるか大昔、天空の村は」
『死の噴煙』
「に見舞われましたです。
いい伝えによれば」
『村の真下に拡がる毒ガスの雲海。
そこに潜む怨念の力が、
強力な磁場嵐を発生させ、
さらにその下にある、
「ゴーストプラネットと化した、
惑星ウォーレス」
の大地を、
破砕して引っ張り上げ、
噴煙という形で村に降り注がせた』
「のだそうであります。
となれば、ですよ。
ウォーレスで使われていた、
食器や道具なども、
地中深く埋もれている可能性は、
極めて大。
いえ、もはや、
可能性などという、
あいまいなものでは、
なくなりましたですよ。
んれが証拠に、
すでにミムカも、
何品か発見しましたですから」
「んにゃら大喜びにゃん」
「はい。
なもんで今日も今日とて、
せっせと、
穴掘りにいそしんでいる、
といった毎日をすごしてるのに、
ございますですよ」
「んにゃ。
無理もにゃい。
お互い、霊体にゃもん。
気持ちにゃって、
とぉってものても、
に判るのにゃん」
《形のにゃいもんは形のあるもんにあこがれるのにゃん》
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「なぁるほろぉ。
んれで穴掘りに熱心だったのわん」
「にゃもんでウチも」
カキィィン!
「どうにゃ?
美しさを、
さらにヒートアップさせた」
『ガラスのネコ』
「誕生の瞬間にゃんよ」
「きゃはははっ。
無理無理。
やめておいたほうが、
無難なのわん。
さもないと、
誰かに、
こうされちゃう、
かもしれないのわぁん」
つん。
パリィィン!
「ほぉらね。
ネコ差し指で、
軽くつついただけで、
イチコロの粉々なのわん。
なもんでミアン。
くれぐれも、
ご用心ご用心、なぁのわぁん。
きゃはははっ」
『……あ……ん……た……』
《にゃあ、もいえにゃいくらいコワさにゃくっても》




