第二百二十二話『断食にゃけはかんべんしてにゃん』
第二百二十二話『断食にゃけはかんべんしてにゃん』
《ぐすん。一番の楽しみを奪わにゃいでにゃん》
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「んもう、
頭にきちゃったのわん!
ミアン!
今日から、ううん、
今の今から」
『断食』
「してもらうのわぁん!」
「断食? はて?
ミーにゃん、ウチにゃ。
ほかのことにゃらいざ知らず」
『生きる』
「の中で、
一番の楽しみにゃ」
『お食事』
「を断わる、
にゃあんて大それたこと、
いっちどにゃって、
考えたことがにゃいんよ。
というか、
んにゃ勇気、
どこにもにゃいのにゃん。
……もっともぉ」
『ぺっぺっぺっ!
これってどうにも、
まずいのにゃんよぉっ!』
「にゃあんて、
吐き出すくらいのもんにゃら、
自ら進んで、
ごめんこうむりますのにゃん」
「……あのね」
『断わる』
「んじゃなくって、
食べさせないのわん。
おいしいもん、
まずいもん、
ぜぇんぶ引っくるめて、
なぁんも、
食べれなくなるのわぁん」
「にゃあんも、って、
にゃあんも、にゃの?」
「うん。
なぁんも、なのわん」
「ミーにゃん」
「なにわん?」
がばっ!
「ははぁっ。
ミーにゃん、ごめんにゃさぁい」
《ウチをひざまずかせるには、この言葉で十分にゃんよ》
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「ふにゃああっ。
——とにゃ。
悲鳴にも似た大あくびを、
声高らかに、
張りあげてしまうくらいにゃん——
死にゅほどヒマにゃあぁ……はっ!
んにゃら、
にゃあんでウチは」
『生きてる』
「のにゃん?」
《一転、思いつめてしまうのも、ネコにゃらでは、にゃんよ》




