第二百二十三話『ゆううつにゃん』
第二百二十三話『ゆううつにゃん』
《はあぁ、とため息のほうから、もれてしまうのにゃん》
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「——ふぅぅむ。
何度となく聴いてはみたものの、
さぁっぱりのぱり。
カンタンそうで、
ムツカしそうな言葉なのわん。
……あっ。
ミアンが、
こっちに気がつかないまま、
目の前を横切っていくのわん。
おっかしいなぁ。
アタシって泣く子も黙る、
『イオラの森のお姫さま』なはず。
なのになぁんで、
んなにもオーラが弱いのわん?
……なぁんて、
今さら落ち込んで、
どうなるっていうのわん?
って自分で自分の、
『心のお尻』をたたいて。
……んよぉし。
元気はつらつぅっ。
『無理を承知のダメ元』
でもって、
いわなくたって聴いちゃえぃっ——
おおいっ!」
《にゃんにゃの? 『無理を承知のダメ元』って》
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のっしのっし。ぴたっ。
「ミーにゃん」
ぱたぱたぱた。
「ねぇ。やぶからぼうに、
ちょいと聴いてもいいのわん?」
「ふにゃにゃっ!
——しまったのにゃん。
まさか、
先手を打たれるにゃんて。
これじゃあ、
『にゃにやぶからぼうに?』
にゃどと返事をするのは、
とうてい無理にゃ話というもの。
にゃらばどうするのにゃん?
……しょうがにゃい。
ここはあんまりにも、
そっけにゃく——
にゃに?」
『さて、ここで問題なのわん!』
「にゃんと!」
「ズバリっ!
ミアンの」
『ゆううつ』
って?」
「んにゃの」
『決まってる』
「じゃにゃいの」
「うわん!
——意外や意外。
ダメ元どころか、
平然と答えてきたのわん——
ミアンも
『ゆううつ』になるのわん?
っていうか、
そもそも、
『ゆううつ』って、
どんな感じのもんか、
知ってるのわん?」
《驚く顔がまたにゃんともカワイくて、つづくのにゃん》




