表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/21

情景実現

現在時刻8時半

9時に話があってその前にご飯食べる時間があるんだとしたら今は結構時間がやばい。


「瑞樹、9時に話があるそうだから魔法はお預けだ」

「え、えー」

「まぁまぁ後で付き合うから、それよりもごはんとか着替えに間に合わなくなるよ」

「後で付き合ってくれるなら...約束だよ」

そう言って瑞樹は歩き出す。俺は瑞樹より少し遅れて戻るか。

変な噂が立つといけないからな。


「春君、行かないの?」

「変な噂でもできると嫌だからね、少し遅れてく」

「私はそんなの気にしないよ」

「あ、気にしないのなら俺も一緒に行くよ」

なんだ気にしないのか、ならいいや。



こっそり廊下を通り部屋に向かう。

メイドさんや執事さん?が居た。

話しかけて今他のみんなどうしてるか聞いてみよう。


「あの、メイドさん」

「どうされましたか、勇者様?」

「今って他のみんなどうしてますか?」

「ほかの勇者様はお召し物を着替えていただいております」

少し遅れたか


「なら着替えてるところに案内してもらえますか、俺と瑞樹...こっちの女の子も着替えたいので」

「承知しました」

間に合うかな?



メイドさんの案内でみんなが着替えている部屋に着く。

さっきの寝ていた部屋とは違う部屋でなんというか銭湯の脱衣所みたいな部屋だ。

遅れてきた俺にみんなの視線が刺さる。

朋也が近づいてきてどこ行ってたのか聞いてくる。


「ちょっとトイレ行ってた」

苦しい言い訳だが何とかなるんじゃないか?


「嘘つくなよ、トイレならさっき起きた順に案内して連れて行ってもらってたがお前の姿はなかったぞ」

「はぁ、探検してた」

「探検って、緊張感持てよ」

苦しい言い訳を潰され、本当のことを言うと文句を言われる。

まぁ不安なのはわかるけど今の今までその不安を引きずるなよ。

あと八つ当たりすんな

はぁ...着替えるか。

ちなみに服は下にパッツパッツのゴムみたいなの着て上にひらひらの服を着る感じだった。



着替え終わると執事さんの案内で廊下を歩く。

話を聞くとどうやら話と食事は同じ部屋でやるそうだ。

9時にご飯、食べ終わると話、らしい。

廊下を歩いていると、雑学くんが話しかけてきた。


「ね、ねぇ、暁君」

「なに?雑学くん」

「話のあとにさステータスって確認するのかな」

「ステータス?」

「あれだよ、昨日王様が技能とかを見れるとか言ってたでしょ、そのことだよ」

あー言ってた言ってた


「言ってたな、それがどうかしたか?」

「こういう異世界転移物だとそういう技能とかの表示をステータスっていうんだ」

「それでね定番だと一人だけステータスがおかしい主人公が実は最強だったっていう展開があるんだ」

そうなのか雑学くん。


「でも大抵そういうのって主人公がいじめられるんだ」

「雑学くん、ステータスおかしいのいてもいじめとかはするなよ」

「わかってるよ、それでもしも僕のステータスがおかしかったら助けてほしいんだ」

夢見てるなぁ。平常運転だね雑学くん。

とりあえず、わかってる、とだけ返事しといた。

丁度部屋に着いたみたいだしな。



「勇者様方、昨日ぶりです」

ドアを開けると王の声が耳に入る。

茶目っ気あるなこの王。


「勇者様、いまだ思うところはあると思いますが今は席に着き食事が来るのをお待ちください」

王が言い切るとさっき入ってきたドアが開きごはんが入ってくる。

その様子に俺たちは急いで席に座る。

しかし見たことない料理だ。さすが異世界。


「ではお食事をお楽しみください」

王がそう言うがここで問題が発生する。

だれも食べようとしない。

ので俺が一口目をいただく!

選んだのは目の前にある骨付き肉。

見せつけるように大口開けて食う。すごい恥ずかしい。

ふっふっふみんな注目しているな。とても恥ずかしい。

だがこの行動が功を制したのか何人かが料理を食べだす。

真っ先に手を伸ばしたのは瑞樹だった。ええ娘や。

つられてみんな料理を食べる。最速奪い合いだ。

泣いてるやつ多かったし腹減ってたんだろう。

というわけで俺も食べることに集中した。



「ありがとうございます」

料理を食べるのにひと段落したところで王に突然そう言われた。


「いえ、俺も腹が減ってたんでそんな感謝されることじゃありません」

「私では緊張を解くことができないからね、これで少しは話がしやすくなった。私は重い空気が苦手なんだ」

なんかこの王に親近感湧いてきた。

周りを見ると大半は生気を取り戻した顔で腹をさすっている。

何人かはポツリポツリとだが笑いあっている。

良い傾向だ。俺の行動のおかげだとしたら少し嬉しい。


「さて勇者様方、お食事もひと段落着いたでしょう。

これより先日した話の詳しい内容を説明させていただきます」

王が話し始めると料理が下げられる。同時にお手拭きが置かれる。

何人か料理を名残惜しそうに見ているが元気になったことを実感させられるな。


「私たちが頼みたいことは南の魔王の討伐です

数か月前に魔王からの宣戦布告があり、今も前線では戦闘が起きています

勇者様方には前線を押し返しつつ魔王を打ち取ってほしいのです」


「今言ったことをしていただくと誓約していただけるのなら、地位、金、異性、できる限りのことを支援させていただきます」


「何人かの勇者様方が気になっている、魔法、技能、才能といったものは後程別の部屋でお話があります」


「まずは皆さんの、能力を調べるために移動します、こちらへ」


一気に内容を告げる。

ちなみに金とか異性とかのところで男子の顔が変化してた。

そして雑学くんお待ちかねのステータスタイムだ。



王の後ろをついていくと広いところに出た。

広いだけでボロボロな岩のようなものがぽつんとある部屋だ。


「これは我らが啓示神からいただいた【キカイ】と呼ばれるものです

これに手の平を押し付けると自分の今の状態や種族、能力を調べることができます」

そう言った王はキカイに手を押し付ける。

するとキカイの表面にウィンドウが浮かび上がる。


タルト・ジーク・ヒガン 人(王) 48歳 184㎝ 87㎏ 状態異常 誓約

魔力2300


才能 統治 指揮 統率


技能 剣術 武術 魔法(光)


種族固有技能 王威


加護 なし


庇護 タルト国全国民


称号 王 民を愛するもの 賢王 頼られるもの

王の現在の状態が表示される。


というよりハイテクだ―。

なにあれやってみたい。


「今より勇者様全員にこれを行ってもらいます

体重などの項目は隠すことができますので安心してください」

あ、今ので何人かの男子と女子全員が息を吐いた。

そしてなぜか俺の方を見てくる。

初めにやれと?

困惑してると瑞樹が近寄ってくる。


「怖いなら私がやるよ?」

なんで俺が初めにやると決まってんだと文句を言いたい。

雑学くん?君のターンだよ?

こっち見んな。

朋也も近づいてきて俺がやろうか?とか言ってくる。

...あれこのノリ、ドリフじゃね?


「いいよやってやるよ!俺の結果に驚くなよ!?」

クソなんでみんな笑いながらこっち見るんだよ。

王と周りの奴らも笑うなよ。恥ずかしくなってきたよ。


ごちゃごちゃ考えながらキカイに近づき手を押し付ける。

俺のステータスが表示される。


ハル・アカツキ 人(修羅) 17歳 177㎝ 68㎏ 状態異常なし

魔力330000


才能 戦闘 魔力操作 破壊 学習 高速思考


技能 隠足 魔法(身体強化) 基本体捌き 


種族固有技能 威圧


加護 なし


庇護 なし


称号 勇者 修羅 強くなるもの 頼られるもの 黒歴史を技能にまで昇華させたもの 


隠足と基本体捌きと黒歴史を技能にまで昇華させたもののせいで泣きたい気分になった




辛辣な感想お願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ