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妹が悪役令嬢?!必ず守ってみせます!〜何故か攻略対象に溺愛されました〜  作者: 漆原 凜


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5/9

お出かけ

「ニコラ用意出来た?」

「はい!お姉様が用意してくれた服を着てみました!似合ってますか?」

「可愛い!!やっぱりニコラは淡い色が似合うわね。素敵よ。」


ありがとうございますと笑う妹が可愛すぎる。何故クリス様はニコラに興味が無いのかしら。不思議だわ。


「お姉様は手抜きですか?もう少しきちんと着飾ってください!侍女を呼んで早く!」

「もう来るし私はこれで大丈夫よ?」

「ダメです!最低限のマナーですよ?お姉様早く!」


慌てて部屋に戻り直してもらう。服はどうしよう。お姉様にはこれ!ってニコラがクローゼットから持ってきてくれる。


「可愛すぎないかしら?」

「お姉様は可愛いので大丈夫です。これでクリス様はもっとメロメロになります!」

「ならないけど。着替えるわね。」


迎えが来たと言われ慌てて玄関へと向かう。ニコラは先に2人を出向かてくれていて安心する。すっかり落ち着いたわね。ニコラは癇癪を起さず穏やかになった。


「メイリーン嬢この前も可愛かったけど、今日はさらに可憐で可愛いね!!良く似合っている。可愛すぎて誰にも見せたくないな。」

「ルーク様ありがとうございます。では行きましょう。」


ルーク様はお世辞が上手だわ。さすが王子様ね。推しに褒められて悪い気はしない。


「どうしたらいいのかな。本当初めて過ぎてわからないよ。手をどうぞ。」


ルーク様の手を取り馬車へと向かう。レイ様のお家の馬車だわ。家紋が入っている。ルーク様はいつ王子様だって言うのかな?


「クリス様は高位貴族ですか?」

「まぁ少し違うけど大体そうだね。」


まさかのニコラが直接聞いた!でも流されている。ニコラは納得していない顔をしているが、それ以上聞けず少し拗ねている。私の隣に座るルーク様はすました顔をしている。


「髪飾りつけてくれたんだね。可愛い。やっぱりそれにして良かった。」

「ルーク様が選んでくれたの?ありがとう。可愛くて凄く気に入っているの。」

「また贈り物するね。」


私は曖昧に微笑む。ニコニコ微笑むルーク様にもういらないとは言いづらい。どうしたものか。ニコラとレイ様は何やら楽しそうに会話をしている。かなり仲良くなったのね。


「メイリーン嬢って長いからメイって呼んでいい?」

「いいよ。」

「メイも様無しにして欲しいな。」

「え?ルーク?良いの?」

「メイだけ特別ね。ルーでも良いよ。」


近い近い!段々近付いてくるから逃げていたら端っこまで来ている…逃げ場が無い。


「クリス!やめなさい。メイリーン嬢が困っているから。」

「レイ様!ありがとうございます。」

「メイは嫌だった?私よりレイがいいの?」

「…?嫌では…」


えぇ…何?顔が良すぎる。とりあえず離れて欲しい。ドキドキして緊張してしまう。


「赤くなって可愛い顔だから許してあげる。」

「クリス本当やめな。婚約者でも無いのに近すぎるから。」

「まだね。」

「そんな感じになるんだね。長年の付き合いだけど知らなかったよ。」

「私もだよ。不思議だよね。」

「ならアレ早めに言いな?誰かに取られるよ。」


わかってるよ。ってルーク言い、私を見ながらレイは煩い男だよね?って笑っている。仲良いな。2人がじゃれ合う姿は尊すぎる。


「着いたよ!お姉様行こう!」

「ニコラったら危ないから気をつけてね。」

「メイ私が手を。レイはニコラ嬢をよろしく。」


はいはいってレイ様がニコラの側に寄っていく。はいって手を繋ぎ歩き出す。エスコートでなく手を繋がれている。いいのかな?


「レモンパイ以外にも美味しいのよ。来たことある?」

「初めてだよ。メイはよく来るの?」

「うん。美味しいから大好きなんだ。ルークも絶対好きだと思う。」

「楽しみ。私がレモンパイ好きなの知ってるの?」

「え?!!!…パーティの時美味しそうに食べてたから?」

「あぁあの時。昔から好きなんだよね。家で出るのが美味しくて。今度食べに来て?」

「いいの?じゃあニコラと今度行くね。楽しみにしてる。」


お店に入ると案内してくれ2階にある個室へと入る。いつもは下なのだけど、今日はルークとレイ様が一緒だからね。


「そういえば伯爵家に新しい子が入ったらしいね。探していたのが見つかったとか。」

「え?伯爵家に入ったのですか?」

「うん。知ってるの?」

「…いえ。」


あれ?話が変わってきた?セシリアが10才なのに伯爵家令嬢になってしまった。色々変化してしまっている…大丈夫なのかな。


「来週ある我が家のパーティに来るらしいよ。ニコラ嬢とメイリーン嬢も遊びにおいでよ。ニコラ嬢と同い年みたいだから友達なれるかもよ。」

「お姉様行きましょうよ。せっかくお誘いいただいたしお友達作りたいわ。」

「私も行く。」

「え?!!」

「何?メイは私が来たら嫌なの?」


悩んでいたらルークまで来ると言い出した。ヒロインと早く会うのは大丈夫なのかしら?えぇ…どうしよう。


「その子に会いたいの?」

「え…違うけど。メイが行くのが心配なだけだよ。じゃメイはその日家に来る?」

「…うん。ニコラはレイ様のお家に行く?私とルークのとこ行く?」

「お姉様と行くわ。パーティに1人だと心細いもの。レイ様ごめんなさい!クリス様いいですか?」

「いいよ。レイごめんね。」

「僕も行く。居なくても大丈夫だし、クリスの用事って言ったら許されるから。」


ヒロインと会うのが少しは伸びた?どうしたらいいのかわからない。これからはあまり変えないようにしよう。


「家に来るなら言わないといけない事があるんだ。」

「…はい。何でしょう。」

「私の名はクリストファー·ルシウス·シャルダンで第二王子なんだ。黙っていてごめんね。」

「クリス様って王子様なの?!お姉様びっくりだね!」

「…本当に。驚いたわ。」

「そのうち爵位もらって臣下になるから、あんまり関係ないけどね。魔術師になる予定だし。メイには近々言おうと思っていたんだけど。」

「言ってくれてありがとう。王宮のレモンパイ美味しいだろうな。」

「メイはそうだよね。安心した。用意しとくから一緒にたべよう。楽しみにしててね。」


甘い優しい顔がさらに甘くなった気がする。この微笑みがヒロインのモノになると思ったら少し嫌だな。


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