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第44話「将来の展望」

※本作の制作にあたり、誤字確認や構成検討の補助としてAIツールを利用しています。本文は作者が執筆しています。ご了承の上、お楽しみください。

魔道ギルドでウィルとベーゼル様と一緒にいつもの魔法の訓練をしている。


バリスティックシュートの発動時間を短くするために、重力波の発生と固定を繰り返していく。


発動までに5分も掛かっていたら、実践では使えないからね。


前回なんとかなったのは、エルス様と兵士の人が敵の足を止めてくれたからだし、横取りに近い状況だったからね。


そう思って、反復練習をしていると、ウィルが唐突に聞いてきた。


「カナメ。街に侵入したビペドメクスを討伐したと聞いたよ。大活躍だったね。」


「ビペドメクス?」


なんだっけ?それ。どこかで聞いたような気がするけど。


「この前、魔物の襲撃があったよね。その時の魔物をビペドメクスって呼ばれているんだ。」


「あー。あの時の魔物ですね。」


あの気持ち悪いアリクイもどきの魔物ね。バリスティックシュートを初めての実戦だったな。


「ふむ。今訓練している魔法を使ったようだな。城壁にヒビが入っていたようだがな。」


「ええ。まぁ。」


ただ、まだ課題は残ってる。課題が解決したわけじゃない。まだ改善するべきところはあるよね。


「ふむ。慢心はしていないようだな。」


「はい。発動までのタイムラグが長いので。」


「うむ。」


ベーゼル様は一旦安心したようだ。


「そういえば、カナメは孤児院を卒業したら何をするんだい?」


「僕は・・・。」


答える前にベーゼル様が割り込んでくる。


「魔道ギルドに所属することはできんぞ。年齢だ。最初から入っておらんと資格がない」


「最初からギルドに所属していれば違ったんだけどね。今の訓練だって、かなり無理通してるからね。」


・・・・・・あの時は、それしかなかった。しかし、他に選べる道はない。


「・・・賞金稼ぎになります。」


「まぁ、そうだろうね。予想はしてた。」


そうだよね。まあ、そうだろう。


「ちなみに、魔道ギルドに来る時は、お布施が必要になるからね。」


マジかよ。がめついな。


「心配するな。カナメは特例だ。安価にするようにする。それが今の限界だ。」


「ありがとうございます。」


ベーゼル様がフォローしてくれる。無料にならないのかとも思ったけど、素直に感謝したいな。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


さて、孤児院に帰ってきた。いつもの通り、リーネとマティスと一緒にいる。


身体はきついけど、やれることはやらないといけないな。


「リーネは卒業したらどうしようか?」


「えーと。どうしよう。どうすればいいのかな?」


そうだよな。12歳やそこらで将来の事をちゃんと考えてる方が珍しい。


「リーネは何かやりたいことないの?」


「やりたいことって言われても・・・。」


まぁ無いよね。


「そっか。マティスは?将来どうなりたい?」


「・・・。(ふるふる)」


これはなりたいものがないのか、考えてないのかわからないな。


ローレンとカミラにも聞いてみる。


「僕かい?僕は将来は自分の店を持ちたいね。商売として成功したいね。」


おお!ローレンは比較的前向きな感じだな。


「あたし?あたしは・・・どうだろう?でも、普通に食べていければいいかな。」


カミラは大分アバウトかな。


ユミル先生にも聞いてみるか。


先生を探して、相談する。


「カナメ君?どうしましたか?」


「ユミル先生。僕達はもうすぐ卒業です。卒業して、どう生きればいいのでしょうか?」


かなりアバウトな聞き方だけど、ユミル先生は察してくれると思う。


「ええ。そうですね。大体の子は卒業する前に働き口を探しているのがほとんどです。メラニーちゃん。リンダちゃん。ディエ君も同じだと思います。」


うん。そうなんだろうな。3人ともそんなことしてるように見えなかったけど、僕とリーネとマティスのように四六時中一緒にいるような関係でもなかったから見えない所で活動していたのだろう。


「わかりました。ユミル先生。ありがとうございます。」


僕達ももうすぐ卒業式が近い。もう時間がない。リーネの就職先を探そう。

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