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戦犯

普通の一話分の長さってこのぐらいなんでしょうか。長かったらすみません。十個くらいエピソードできたらキャラクター投票でもやろうかな…

警察が来てその場で防犯カメラを確認する。うん、しっかり勇斗を蹴ったのが映ってる。俺がその場をうろちょろして煽りながら胸ぐらを掴まれて殴られる。


そこから俺が股の間を蹴っ飛ばしたところもバッチリだ。


すべて見終えたあとで警察が「う〜ん。まあ正当防衛としては成り立つけど…。いい?次からはやり返す前に逃げて警察を呼びに来るんだよ?」


「「「はい」」」


警察が行ったあと、勇斗に話を聞いた。何でも、絡まれた理由はすごい中3がいると有名だからだそうだ。高校生が嫉妬って結構面白いな。


おそらく高1の女子のほうがなんだかんだ言っているのだろう。共架中学は中高一貫だからこういう揉め事もある。


正直かなり面倒だ。そのたびに煽って相手が呆れて帰るか、こっちがぶん殴るぐらいしかない。


だが、ぶん殴るには先に相手から暴行を加えられなければならない。


これがまたしんどいのだ。学年が同じならまだしも、高校生なんてパワーの差がありすぎる。先ほど蹴られたみぞおちも普通に痛いし…


警察にお礼を言ってゆっくり歩く。もうホームルーム開始の8時半を過ぎているからどうせ今から走ったって無駄だろう。


それにまだ千秋はずびずび泣いてるし。


「まず、なんで千秋はあそこにいたんだ?」


千秋はハンカチで顔を拭きながら


「勇斗が高校生と仲よさげにしゃべってたから勇斗って呼んじゃったの」


「それで気づかれたのか…」


こいつ、どこまでもバカだ…


「勇斗は最初の方はどんな感じで話してたんだ?」


勇斗は腕を組んで


「えーと、確か最初はその高校生がほかの高校生と一緒に行ってて、そのなかの女子の一人があれ、もしかして中3じゃない?勇斗くんのことわかるかもよ!って言い出してそこから高1が別れて俺にその某勇斗くんについて聞かれてたってこと」


マジかよ。元凶全部千秋じゃねえか。戦犯だなこいつ…


「お前高校の校舎でも有名ってことはなんか大会でもあったの?」


勇斗はコクリと頷くと


「バスケの大会があって多分、最後で俺がスリーポイント入れたからだな。入れたらめちゃくちゃ盛り上がってたから」


こいつ…中1はサッカー部、中2は陸上部、中3はバスケ部だと?どんなバケモノ見てえな体力してんだよ。


そこで急に何か思い出したように千秋が


「あ〜!それ私も観たー!外で大声でしゃべってたからその時に聞かれたんじゃないかな?」


「うん、千秋?さっきからこの物事の始まりは全部お前にあると思うんだが」


千秋はしばらく考えたあと


「てへっ?ごめーん」と言った。


俺と勇斗どっちも同じタイミングで千秋の頭をチョップした。


「いたぁぁ!?何すんの!?しかも2人そろって!」さっきみたいに殴ってないんだからいいだろう。


そう言えば一ノ瀬さんのこと置いてきたけどいいのだろうか。まあ修栄中学だから帰りでもしかすると会うかもな。その時に謝ろう。


学校に送れて着き、事情を説明する。教室に入った瞬間、勇斗の周りに女子がわっと群がる。


………なんかもう悪い例で言うとゴキブリみてえだな。


「勇斗くん大丈夫だった?」


「ケガないよね!?ないよね!?」


こういうのって本とかに出てくるやつでしか見たことがないのだが。


いや、こいつをほかの人間と比べてはいけない。


俺も席に着くと前の席の女子が話しかけてきた。


「快くん大丈夫?喧嘩っ早いのは知ってるけどほどほどにね。でも正当防衛なのかじゃあいいんだ。あははは…」

こいつは寺西優香。中1、中2でクラスが同じだった女子である。別名、マッドサイエンティストだ。


こいつも結構な数の男子から人気だ。その理由は俺には理解ができない。顔が可愛いのは俺でもわかるが、この性格のやつをどうしたら好きになれるのだろうか。友人としては向いているとは思うが。


「寺西さあ、俺に話かけるんじゃなくてあっちの女子の群れに行って勇斗を心配してこいよ。ゴキブリみたいな塊だぞ、あれ」


優香は笑って


「あはっ!よく言うねぇ。まあ確かに似てるね。それに私のこと名前で呼べってずっと言ってんじゃん」


はぁとため息をついて


「はいはい優香。その男子をからかう話はやめろよ。俺が千秋を呼び捨てするだけでも男子からクソ見られるんだぞ?」


優香はまた


「いやぁ、だってほとんどの男子は『いや、さすがにそれは無理かな』としか言わなくてさぁ。名前で呼ぶ快くんが面白くて新鮮で」


けらけら笑う優香を横にしながらもう一つの怪しい視線に目を走らせる。そう、このクラスの天敵、枯森教論だ。

調子に乗って書いた作品六号です。キャラ設定がむずいです

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