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095 友達と過ごす楽しい時間

アクセスありがとうございます。

 休みに入って、大きく変わったことはないが、大学の課題メンバーと連絡を取り合っていることくらいだろうか。


 ほぼ1年近く、休みに友達と連絡を取っていなかったから、少し変な感じはするが、悪くないな。


 それ以外にも、自慢のペットの親バカグループもあり、その中では、いい写真があれば、すぐに送られてくるグループもあったな。ショート動画もあったりして、意外に面白いんだよな。


 それ以外は、あまり変わっていない日常を過ごしている。


 そして、3月下旬……予定していた大学の友達とのキャンプの日になった。集合場所は大学の最寄り駅で待ち合わせ。


 ペットを連れてきたいと言っていた1人が車で来て、もう1台はレンタカーで移動することになっている。もし何かあった時に、保険が適用されない車を運転するのは、色々な意味で怖い。


 そのため、ペットを連れてきた女の子は、専属の運転手となっていて、もう片方の車は、俺を含めた4人が運転できるのだが、俺はグランピング場に着いてからの仕事が多いので、運転は免除されたかたちになった。


 今回のキャンプでは、タープを張ったり、設備を確認したりと、俺がやることは多い。それに、せっかくの休みなんだから、俺だって楽しみたい。


 ペットを連れてきた女の子を基準に、もし休憩したくなったら休むスタイルで、俺たちは出発した。


 車で約2時間の距離なので、途中で1回、道の駅で休憩を入れる。


 ゴールデンレトリバーを連れていることもあって、少し長めに休憩することになった。


「やっぱり犬がいると、こういうところで休憩した方がいいよね」

「無理に我慢させる必要もないしな」

「ごめんね。大丈夫?」

「全然大丈夫。むしろ助かる」


 そんな感じで、急ぐこともなく目的地へ向かった。


 そして、目的地のグランピング場へ到着する。


「いいところだね。車で2時間で、こんなにいいところがあるんだね」


 ペットを連れてきた女の子が、大型犬のゴールデンレトリバーを連れながら、周りを見渡している。


「写真撮ろうよ」

「犬も一緒に?」

「もちろん」


 到着したばかりなのに、さっそく写真撮影が始まった。他のメンバーも各々に騒いでいるが、他の利用者に迷惑にならない程度の声で話している。


 ただ、遠くから、少しマナーの悪そうな利用者の声が聞こえていた。大声で騒いでいるようだ。


「……あの人たちとは、近くじゃないといいな」

「結構聞こえるね」

「夜になったら、もっと騒ぎそう」


 せっかくのキャンプなのだから、できれば静かに過ごしたい。受付を済ませて、案内された場所へ移動する。


 幸いなことに、俺たちの使うエリアは、そのマナーの悪そうな人たちとは反対側で、かなり離れた場所だった。


 俺は少し安心した。


 これなら、多少声が聞こえても、直接近くで騒がれることはないだろう。


 到着して初めにしたことは、設備の確認だ。トイレ、水場、寝る場所……それ以外にも、避難経路や消火器の位置なども確認しておく。


「思っていた以上に、施設ってきれいなんだね。コテージと違って開放的だし、グランピングも悪くないかも」

「設備も一通りあるしな」

「これなら普通のキャンプより楽だね」

「まあ、そこがグランピングのいいところだな」


 そんなことを話しながら、俺の指示の下でタープや日差しを遮るテントを張っていく。俺だけが全部やるのではなく、みんなにも手伝ってもらう。


「ここ、もう少し引っ張って」

「こう?」

「そうそう。そのまま固定して」


 普通にグランピングをしているように見えるだろう。ただ、1つだけ普通とは違うことをしている。俺たちが使うエリアの一部、少し離れた場所にもタープを張っている。


「翼、なんであっちにも張るの?」

「ああ、これ?」


 さすがに疑問を持たれた。俺は少し考えてから、素直に説明することにした。


「俺のスキルの検証をしたいんだ」

「キャンプ設営?」

「そう。あのタープの下と向こうに張ったタープやテントを繋げて、安全な場所にできるってやつな」

「……ああ、前に話してたやつ?」

「そう。詳しいことは他の人には話さないでくれよ」


 同じ課題グループの友達には、俺が何をしているのかを詳しく話していなかった。だからこそ、今回のキャンプでも必要以上に秘密を作るより、ここにいるメンバーには説明しておいた方がいいと思った。


 全員が納得してくれたので、そのまま準備を進める。


 グランピングのいいところは、自分たちで食事のメニューを考える必要がないことだな。中には持ち込みのところもあるらしいのだが、今回の施設は何も持ち込む必要がない場所だ。食材などの分だけ多少高いが、手軽さを考えれば安いものだろう。


 昼食は、自分たちで作らずに、用意してもらった軽食のサンドイッチなどで済ませる。ここは持ち込み不可ではないので、簡単に食べられるお菓子やカップラーメンなども念のため持ってきている。


「お腹すいたら、これ食べていいからな」

「カップラーメンまで持ってきたの?」

「こういうところで食べると、なぜか美味しいんだよ」

「分かる」


 そんな話をしながら、ゆっくりと昼食を食べる。今更だけど、うちのグループって女子の方が多いんだよな……3対5で女子の方が多い。


 ちょっと男は肩身が狭くなりがちだが、お嬢様タイプの女子がいないので、対等な関係という感じだ。お嬢様タイプ以外にも、俺様タイプの男もいない。


 だから、気持ち肩身が狭いだけで、楽しく過ごせている。悪くないグループだよな。


 俺の元友達で、ダンジョンに専念し始めたメンバーがいるグループは、結構面倒なことになっているらしい。後期の途中で課題のグループが変わるくらいには、大事件だったみたいだ。


 詳しいことまでは聞いていないが、ダンジョンを優先する人間と、大学を優先する人間で色々とあったらしい。俺たちは、そうならなくてよかったと思う。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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