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復讐代行少女~最強少女リアは美しき復讐劇を望む~   作者: 黒瀬怜衣
第2章 先代【水】の属性保持者
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sideシャナ 取材 & sideダンジョンコア ダンジョンコアの思惑

sideシャナ 取材



「本日は取材の許可をくださり、誠にありがとうございます」


「いえいえ!こちらこそかの有名なシャナさんに取材をして貰えるなんて光栄ですよ~」


 午後3時ちょうど、私はリアさんのために時間稼ぎをすべく、ブット・ルーズの取材に来ています。



 ……それにしても何なんですかこいつ。太っ……ふくよか過ぎじゃないですか?なんでこんな方がCランクとはいえ迷宮初突破経験あるんですか?


 なんでしたっけ、蘇りの迷宮でしたっけ?あそこCランクの中でも下の方の力しかない迷宮なんです??


「?どうかなさいましたか?」


「いえ、義足を使用なされている、と伺っていたので、何も不自由に感じていらっしゃる様子がなくて驚いてしまいました」


「あぁ!その件でしたか!この義足は昔からいる従者が私のために作ったものでして。ある程度元の足の形を覚えていてくれたようで、全く違和感がないんですよ」


「まぁ、従者の方はとても優秀なんですね!」


「ええ、自慢の従者です」


 ……危ない。心の中で罵っていたのが気付かれたのかと思いました。


 ん?えっ、待ってください。その義足作ったの従者さんなんですか?チートですか?は?……おっと失礼。口が悪くなってしまいました。


 えっ、普通にブット・ルーズの横を歩いてる従者さん2度見したんですけど。しかも微笑み返されたんですけど。


 っていうかルフィさんもそんな私を見て苦笑いしてますし。ルフィさん確か従者さんの知り合いでしたよね?もしかしてこれが平常運転なんですか?こわ……


「それでは、こちらの部屋にどうぞ」


「はい、失礼します」


 いつの間にか部屋についていたようですね。それにしても今、私違和感ない速度で返事できてました?囮ってこんなに気を張ってしまうものなんですねぇ。




 まぁ、何をされようがリアさんがなんとかしてくれるだろう、って思えば全く問題ないような気がしてきて恐怖も何もかも失くなるんですけどね。




 何より、3日前にあの短時間でルフィさんの思惑を理解して、それを利用した作戦を考えたリアさんにこの商人(バトルジャンキー)が勝てる訳ないですし。





 だって、私たちの、いいえ、“私の”救世主であるリアさんは、




 誰よりも素晴らしいんですから!






side ダンジョンコア ダンジョンコアの思惑



「……」


 Cランクダンジョン、蘇りの迷宮の最下層――の、天井にて。


 この迷宮の管理者たるダンジョンコアは1人のとある属性保持者(規格外)を観察していた。


 とはいえ、属性保持者(規格外)――今回の場合はリアなのだが、最下層に既に来てしまった訳ではない。


 ダンジョンコアは迷宮、また、迷宮に訪れた冒険者たちの行動を視ることが出来る。それを利用してリアの動向を把握していたのだ。


「流石は属性保持者様(規格外)。精霊の使役は容易いようですね」


 その結果なにやらダンジョンコアが誤解をしているような気がするが、まあそれを指摘できる人物はここには居ない。


 この迷宮の初突破者たるブット・ルーズがここに居ない以上、ダンジョンコアと対話するにはリアと同等の力を持っている必要性があるからだ。



「早くも27階層への到達、確認しました。……すべての仕掛けが全く意味を成してませんね」


 どうやらダンジョンコアは、リアが主に非常時使う目的で作られた螺旋階段を見付けた27階層に着いたことを確認したようだ。


「そして」


「又しても、この人は螺旋階段を使わないんですね」



「ブット・ルーズ様が1度螺旋階段を見付けられたことに気づいていなかったのを良いことに、何の細工も、何の変更も加えなかったのに」



 ダンジョンコアのその言葉は、意図して発せられたものではないのだろう。しかし――


 この時ダンジョンコアが発した言葉の意味を考えてみると、ダンジョンコアは己の主として仰ぐべきと定められたブット・ルーズ(初の迷宮突破者)よりも属性保持者(リア)を優先したということを物語っていた。



 ……まぁ実際は今何階にいるか分からなくなり取り敢えず下に降りているだけなのだが。とはいえそんなことを知るよしもないためダンジョンコアはただ、有りもしないリアの意図を考えている。



「……この属性保持者様(規格外)の目的は、やはり彼ら何でしょうね」



 そう言いながら、ダンジョンコアが下に……存在しないはずの地下31階層で捕らえられている少年少女たちを思い浮かべる。


「私たちダンジョンコアは迷宮の初突破者に逆らうことは出来ません」


「ですが、迷宮の初突破者の言葉をわざと曲解して認識することや、言外に分かるだろう、と言われなかったことを行わないことは可能です」


「私にできるのはここまでです」




――だから、どうかあの罪なき子らを、迷宮初突破者……もといブット・ルーズ(あり得ないほどのクズ)から、助けて下さい。




 Cランクの迷宮、蘇りの迷宮の管理者たるダンジョンコアは人知れずそう、呟いた。





 ダンジョンコアっていくら思考を持ってようが無機物じゃないですか。


 だから敢えて○○視点、って感じじゃなくてあくまでもダンジョンコアSideなんだよ~、ってするためにダンジョンコアの心の声とかは無しにして、喋らせる感じにしました。


 と、いう作者の中での区別を語りたかっただけです、はい。今回も読んでくださりありがとうございますm(_ _)m



【追記】


 某ウイルスの濃厚接触者となってしまったため、数週間更新お休みします。(某ウイルスの感染者が家族だったため高確率で私もかかってるので)

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