構造変更
誠に!申し訳ございません!!
更新を忘れていたことに今気がつきました!!
ここに謝罪します!!お詫びに出来ることはストック切れてきてるのでないですけど許してください!!
本当に申し訳ございませんでした!!
「リアさん、いらっしゃいますか?」
孤児院に一番近い場所にある宿屋のリアが泊まっている部屋に、コンコン、というドアをノックする音と共にルフィの声が降ってきた。
「居るよ、入って」
「では、失礼します」
リアの許可を得て、ルフィがドアを開ける。
部屋に入ってきたルフィの方を見てリアとシャナは一度驚いた様な表情をしてから微笑み、リアが自身も座っていたベッドを叩き、ルフィを招いた。
そしてそれに気づいたルフィがリアの横に座る。
「で、取材の許可は取れた?」
「はい、3日後だそうです」
「それだとだいぶ近いなぁ……シャナは大丈夫?」
「はい! なんなら明日でも大丈夫なようにしてあります!」
「ならよし」
リアは、3日後、と聞いて顔をしかめながらも、取材を執り行う本人であるシャナが問題なさそうだったためか満足そうな顔で頷いた。
「あっ、そういえば、取材の交渉ついでに水の精霊たちが気に入っていたアンクレットを買ってきたので、良ければ貰っていただけませんか?私は子供たちの都合で、付けられないので……」
「ああー確かにアンクレットって小さいから子供たちが遊んだり、もしそれで怪我したりしたら大変だからね。なら、頂こうかな」
「ありがとうございます」
そうしてルフィから銀色がメイン、差し色に赤と金が混ざっているアンクレットをリアが受け取った。
「(うわぁ、綺麗な色合い……今度の小説にこのアンクレットを擬人化させたようなイメージのキャラ作ろうかな……)」
そのアンクレットは有名小説家であるシャナの御目がねにも敵う出来だったようで、シャナが食い入るようにアンクレットを見ている。
それにしても、“ついで”で買えたような安価なものがどうしてここまで美しいのだろうか。まるで――これを買うように仕組まれた様だ。
「それじゃあ作戦決行は3日後になるし、作戦のおさらいをしておこうか」
「はい!リアさん!」「よろしくお願いします、リアさん」
そうして語られていく作戦を現場に居ないとある男が聞いていた。
「ほう、あの迷宮に隠しているということに気づいていたのか……」
その男は迷宮内でストーンゴーレムを殴り殺しながら、その会話を聞いていた。
「ならば、ダンジョンコアにある程度の迷宮の強化を頼んでおかねばな」
その男こそが、
Cランクの迷宮、『蘇りの迷宮』に認められた者にして、今回リアの敵となった、
ブット・ルーズであった。
3日後の作戦決行当日の午後2時、3時から取材が行われるのだからもうブット・ルーズは迷宮に居ないだろう、という考えから、リアは『蘇りの迷宮』に来ていた。
「ん~」
そこの1階層で、リアはまだ捕らわれている者たちが居るのであろう30階層、または30階層と27階層を繋ぐ隠し階段の元にたどり着いた訳でもないというのに、こめかみを押さえて唸っていた。
「おっかしいな~。ほぼ同時に入った前の冒険者たちが居ないし、前来たときと迷宮の構造が変わってるな~」
そう、どうやらリアは本来の『蘇りの迷宮』ではなく、おそらくブット・ルーズとダンジョンコアによって作られた新たな迷宮に挑まなければならなくなったのである。
「あ~あ。ダンジョンコアに人の考え方とかについて話したし、妨害をブット・ルーズが行った場合も、ダンジョンコアが無断で何とかしてくれないかと思ったんだけど、流石に無茶だったか」
まぁ、ダンジョンコアは初の迷宮の突破者に従う義務があった筈だしなぁ。と、呟きながらも残念そうな、面倒くさそうな表情をしている。
「まっ、ちょっと早め来たし、たかがCランクの迷宮の攻略なんてすぐ終わるか」
そしてフラグを立ててから攻略のため歩き出した。
何故そこでわざわざフラグを立てるのか。大人しくそのまま進むという選択肢はなかったのだろうか。
「あっれ~?なんでたかがCランクの迷宮でAランクの魔物が出てくるの?迷宮の魔物って、迷宮のランクに合わせた魔物にしないとダンジョンコアが壊れる筈だよね?ダンジョンコア無理してない?大丈夫?」
案の定フラグは回収され、リアの前にはAランクの魔物であるワイバーンが現れていた。
「しかもこれダンジョンコアが無理してたとしても私に対して意味を為していないという悲しい事件」
が、迷宮の中、という狭い空間を飛び回っていたワイバーンは、リアに襲いかかろうとした瞬間に――
『水よ』『風よ』
『我等は合わさり』
『敵を閉じ込める氷となろう!』
ダンジョンコアに無理をさせたことに怒っていた、たまにリアの周りをうろちょろとしている水の精霊たちが、近くに居た風の精霊たちの力を借りて氷漬けにしていた。
結果、ワイバーンはリアに相手をしてもらうことすら敵わなかったのだ。なんと哀れ。
そしてフラグは回収されたものの、意味を為さなかったという大変微妙な結果となった。もしこれが戯曲か何かであれば文句が相次いだことだろう。
「そういえば」
「今何階だっけ?」
どうやらリアはフラグは回収されなかったものの、1人で勝手に要らぬ落ちをつけたようだ。それくらいちゃんと覚えておけ。
――そして、リアがワイバーンに出会っていたこの頃、ちょうど、シャナとルフィは“取材”という名目でブット・ルーズを引き留めていたのだった――




