15話 決戦前
帝国学園敷地内にある塔。
かつては寮として使っていたらしいが、新たに立て直されてからは廃墟となった建物だ。
だが、まだ取り壊されておらず、貴重品を除いた家具類はそのまま残っており、このスクールバトルロイヤルにおいてはキャロル班が拠点として使っていた。
その一室に、二人の少年少女がいる。その二人の背後には、付き従うように大柄な男性と女性が立っている。
片方の少年が、少女を批難するような口調で言った。
「ジョスリンさん……さっきのはやりすぎだよ」
「心配ないですわ。キャロルさん」
ほほほ、とたか笑う少女。
ジョスリン・キャッシュマン。
帝国学園でも数少ない魔人使いであり、キャロル班の中軸メンバーだ。
「どこか心配ないんだよ……。他の皆は全員治療室送りにしちゃうし……」
ぼそり、とキャロルが愚痴った。
当初、キャロル班はキャロルとジョスリンを含めた5人だった。
しかし、ジョスリンの広域殲滅魔法を中心した戦い方をしてしまったために、巻き添えを喰らう形で他の班員は退場。
今は、学園の治癒魔術師の元で治療を受けている。
ちなみに、そのうち一人は先程のドナルド班との戦闘での退場だ。今言ったキャロルの「やりすぎ」という発言は、先程の森一帯を燃やし尽くした広範囲魔法を使用した点についての批判でもあるが、味方を巻き添えにした事に対する批判でもある。
「この学園の治癒魔術師は優秀です。あの程度の火傷であれば、傷も残る事なく数日で治癒できますわ」
そう言ってほほほ、たか笑う。
そんなジョスリンをキャロルは苦笑して見つめるほかなかった。
「そういう問題じゃないんだけどなあ……やっぱり組むべき相手を間違えたかな」
キャロルは、流されるがままに目の前の少女とチームを組んでしまった事を後悔していた。
どうも強引な彼女の事がキャロルは苦手なのだ。
(やっぱり、他の人達と組めば良かったかな)
しかし、今さらそんな事を言っても遅い。
こうなった以上、ジョスリンと共にこの戦いを勝ち抜くほかないのだ。
「首席入学のシャノン・アヴァロンも大した事ありませんでしたし、元帥の子息だというドナルドも同様でしたわ。やはり、私達二人のコンビプレーは最強ですわ」
コンビプレーなどといっても、片方がシャノンの足止めをしている間に片方がシャノン班の他の班員達を一方的に蹂躙しただけの話なのだが。
ドナルド達との戦いでも、キャロルがヘンリーの相手を引き受け、ジョスリンがドナルドと戦うというある意味当たり前の戦法をとっただけだ。
「でも、シャノンは逃してしまったじゃないか」
「問題ありませんわ。たとえ逃れても、シャノン一人で何もできませんわ。私達二人で改めて叩きのめせばいいだけの話でしょう」
そう言ってジョスリンはおほほ、と笑った。
だが、それでもキャロルは安心する事ができない。
「でも、もしシャノンが他の班に合流するような事になったらどうする気?」
キャロルは、このスクールバトルロイヤルの裏ルールというべきものに気づいていた。
「他の班に合流? どういう事ですか?」
「そのままの意味だよ。このスクールバトルロイヤルのルールに、『最初に決めた班で最後まで戦え』何てルールはない。ただ、『一つの班は3人から5人』というルールがあるだけだよ。3人か4人の班にシャノンが入ってもルール上に問題はないんだよ」
「……」
ジョスリンはその可能性には気づかなかったらしく、黙り込む。
だが、暫くして再び笑い出した。
「そうだとしても、関係ありませんわ! もう一度叩きのめしてあげればすむだけです!!」
おーほっほ、と笑い続ける。
その瞳は自信の色に染まっており、負けるなどとはまるで考えていないようだ。
……大丈夫かな。
キャロルは少し不安になる。
……けどまあ、弱気になられるよりかはいいか。
そう思い直し、改めて気合を入れ直す。
贔屓目なしに考えても、自分達の陣営は強い。
だからといって、油断は禁物だ。特にシャノンなどは決して侮っていい相手ではない。
(それにしても。シャノンがもし僕の推測通りに他の班に入ったとしたら、いったいどこの班に入ったのかな?)
なおも高笑いを続けるジョスリンを横目で見つつ、そんな事を考えていた。
「はあ!!」
水属性の魔法攻撃が、シャノンを襲う。
炎属性のシャノンでは、水を用いた攻撃は相性が悪い。しかも、水が相手では剣をふるっても意味がない。
現在、アカツキ達が対峙している相手は南方の国・クリスマス共和国からの留学生であるグリフィスという男子生徒だ。
南方の生まれらしく、日焼けした肌に、鍛えられた筋肉の持ち主だ。背こそ高くないものの、しきしまった体つきが制服越しにも分かる。
「水よ!」
が、攻撃はそのいかつい外見とは裏腹に水を使った巧みなものだ。
シャノンと相性が悪いという理由もあるが、このグリフィスもかなり強い。
グリフィスの水魔法が、シャノンに向かう。
「くっ!」
シャノンの体を水が覆う。
そこに、さらにグリフィスは叩き込む。
「風・刃!」
刃のように鋭い風が、シャノンを襲う。
咄嗟にかわしはしたものの、風の刃がかすかに足元をかすめた。
つ……と、わずかだがシャノンの白い足から血が流れる。
「援護するよっ!」
アカツキは魔導銃を、グリフィスの足元に向けて撃つ。
「おっと。水・盾!」
グリフィスの手前に水の盾ができあがり、魔弾を防ぐ。
(二重呪文……。これくらい使える相手がいても不思議はないか)
アカツキはごくりと唾をのみこむ。
魔法を発動させるには、言語が必要だ。
その言語を呪文と呼び、言語に魔力を込める事により、物理現象としてありえない数々の現象を起こす。
それが魔法だ。
だが、あまりにも長い言葉だとうまく魔力を込めることはできない。
一般人のほとんどは一言程度しかできない。
だが、目の前の相手は二つの言語を重ねて使用している。目の前の相手はそれなりの実力者なのだろう。
そのことがよく分かる。
だが、負けるわけにはいかない。
新しい魔弾を込めようと、魔導銃に手をこめる。
が。
「そうはいかねえッ! 風・矢!」
一瞬の出来事だった。
風の矢がアカツキの手元を襲う。
魔導銃に直撃だ。銃口のあたりに、風の矢があたってしまった。
「しまった――」
ある程度魔導銃を使い慣れているアカツキは、魔導銃の現状を理解する。
(銃口の当たりが壊れてしまった。これでは――)
下手には撃てない。
無理に撃てば、暴発の危険すらある。
「どうやら、これでその魔導銃は使えそうにないな!」
グリフィスはそう言うと、これでアカツキは無力化したと考えたのか、シャノンの方への攻撃を集中させる。
「アンタもこれで終わりだッ! 風・ら……ぐはッ!」
その詠唱は途中で遮られた。
魔導銃が使いものにならないと判断したアカツキは、即座にその魔導銃をグリフィスへと投擲したのだ。
それも、身体強化した体で。
「ぐ……いてて」
グリフィスは思わず痛みで頭を抑える。
それが決定的な隙となった。
直後、シャノンの呪文が完成する。
「火・槍!」
今度はシャノンの二重詠唱した呪文だ。
火でできた槍が、グリフィスの喉元へと迫る。
そして、グリフィスの体に当たる直前で止まった。
「……」
「……」
「……まだ、やりますか?」
シャノンの言葉に、一瞬間を置いてから、グリフィスは答えた。
「まいった……降参だ」
やれやれ、とグリフィスは両手を横に振る。
「やるじゃないか。アンタ達」
そう言うと、ニッと白い歯を見せて笑った。
そこに敗者となった悲壮感はまるでない。
「おーい、こっちも倒したよー!」
エミリーとフランクがこちらに近づいてきた。
彼女達は、シャノンとアカツキがグリフィスと戦っている間、グリフィス班の他の生徒達と戦闘中だった。しかし、見事に勝利したらしい。
「グリフィス、すまない……」
申し訳なさそうに、グリフィス班の他の班員達が倒れているのが見える。
「おやおや、俺の仲間達もやられちゃったか。完敗だな」
はは、と軽くグリフィスは苦笑する。
「潔いいな。アンタ」
フランクの言葉に、グリフィスは笑って返す。
「潔いいわけじゃねえよ。この戦いに負けても命までとられることはねえからな。アンタ達の方が俺達より強かった。それだけですむ話さ」
「じゃ、俺はこれで失礼するぜ。アンタ達は頑張れよ。 ……いくぞお前らも」
グリフィスの魔石を手から、アカツキに魔石が渡される。
そして、他の班員達と共にこの場を去っていった。
「……ふう。思った以上に苦戦したけど、勝ててよかったな」
グリフィス達が完全に見えなくなってから、やれやれと言わんばかりにフランクが首をすくめた。
「ふん。俺が直接戦っていればあのような連中は楽に一蹴できたのだ」
不満げな声を出したのはシャノンの魔人・シュタールだ。
「あなたはあくまで切り札です。使わずに勝てるのならば使わないにこしたことはありません」
そんなシュタールを嗜めるようにシャノンが言う。
さきほどの攻撃が少しあたっていたらしく、足に傷があった。それに気づいたらしく、フランクが言った。
「おい、怪我してるみたいじゃないか。治療しておくぜ」
「それは助かります」
シャノンがそう言って軽く微笑む。
ふと、アカツキは空を見上げた。
太陽は大きく傾いており、もうすぐ夜の闇が訪れようかという刻限なのが分かる。
明朝に、ドナルド達と会い、話を聞いてから既に半日近くが経過していた。
「これで、私達の保有する魔石は5つ……順調といっていいでしょう」
「そうだな」
そう言いながら、フランクはシャノンを治癒魔術で治療する。
治療といっても、シャノンの怪我は軽い。かすかに足から血が出ているが、せいぜいがその程度だが。
その間に、アカツキは先程グリフィスに投げつけてしまった魔導銃を回収し、改めてその故障状態を確認する。
……これは、駄目かもしれないな。
銃口の部分が壊れている。
撃つ方であれば、ある程度の知識があるが、修理ができるだけの知識はアカツキにはない。
(この戦いが終わったら、街にいってちゃんと修理してもらったほうがいいかもしれない)
何せ、大事な護身用の武器だ。
壊れて使い物にならなくなってしまえば話にならない。
「アカツキ、すみません。私が手こずったりしなければその魔導銃も壊れずにすんだものを」
その様子を見ていたシャノンが軽く頭を下げた。
「いや、気にしなくていいよ」
何せ、魔導銃を壊したのはグリフィスだし、そのグリフィスにしても戦いに全力を尽くしただけだ。
どちらも責める要素などない。
「でもさ。あたし達、本当に優勝できるのかな?」
シャノンの横から、不満げにエミリーが頬をふくらませた。
「何言ってるんだよ。俺の魔導銃は壊れちゃったけど、これでもある程度は戦えるし、シャノン達だってじゅうぶんに強い。魔石だってちゃんと集められるさ」
アカツキはそう言うが、エミリーは納得した様子を見せず、
「そうかな? もう日が沈むんだよ。そして、この戦いの期限は今日の夜まで。そんな中であたし達の魔石の数は半分以下なんだよ?」
「エミリー。お忘れですか?」
「何を?」
「このスクールバトルロイヤルの勝者は一つでも多くの魔石が出たらではありません。全ての魔石を集めたものが優勝なのです」
「そんな事は分かっているよ」
むっとした様子でエミリーが返す。
「では、これは覚えていますか? 私達以外にいる優勝候補を」
「キャロルやジョスリンの事?」
「その通りです」
シャノンが頷く。
この時点でアカツキはシャノンの言いたい事が分かった。フランクも同じらしく、納得したような表情を浮かべている。
だが、エミリーは違う様子だ。
「分からんか。小娘」
これまで二人の会話に口を挟む事のなかったシュタールが口を挟んだ。
「な……。誰が小娘よ!」
シュタールの物言いにエミリーは激昂するが、それをまあまあとアカツキが抑えた。どうも、シャノンやシュタールとエミリーの相性は悪いらしい。
「いいか。あの二人は強い。もちろん、あの二人の擁する魔人も」
「分かっているよ。それくらいは」
「おそらくは、あの二人がこの戦いで最強の参加者だろう。他の陣営が勝てる可能性は極めて低い」
「それも分かってるわよ」
「では、今この時点で彼らはいったいいくつの魔石を持っているのだろうな?」
「あ――」
ここでようやくエミリーは気づいたらしい。
口をぽかんと当てる。
「シュタールの言う通りです。これまで戦ってきた相手は1つしか魔石を持っていない相手ばかりでしたので気づかなくても仕方ないかもしれませんが、1つの班で2つ3つの魔石を――もちろん、他の班から戦利品として強奪したものを――持っていても不思議はないのです」
シュタールの言葉を引き継いだシャノンが言う。
「となれば、残りの魔石のほとんど――いえ、もしかしたら残り全てはキャロルとジョスリンのグループが持ってると見て間違いないでしょう」
……確かにそうかもしれない。
魔人使い二人を擁するキャロルとジョスリンの班が負ける可能性はほとんどない。
となれば、ここまで勝ち残り、なおかつほとんどの魔石を手にしている可能性が極めて高い。
「そうなると、キャロル達の班を見つけて決戦をするしか――」
そこまで言いかけたシャノンの言葉は遮られた。
「あれは――?」
シャノンが怪訝そうな顔を浮かべる。
その視線の先を、アカツキ達も追う。
煙だ。
この川辺から、森を抜けた先から赤色の煙が上がっているのが見える。
何らかの魔法を使っているのか、その煙は形を変えていき、矢印のような形になる。
そして、その周りにも煙があがる。今度は、その煙が空へと昇っていき、くるくると最初にあがった煙の周りを周り始める。
「な、何あれ……」
エミリーが驚きの声をあげる。
「おそらくは、誘いだろう。このまま勝者なしでこの戦いが集結してしまうのも彼らも好まないのだろうな」
シュタールがが背後から言った。
「となれば、あそこには……」
「ああ、多分あそこにキャロル・レモンとジョスリン・キャッシュマンのグループがいるな。決着をつける気だろう」
ごくり、とアカツキは唾を飲み込む。
「あそこにキャロル達がいるのか」
「ということは、いよいよキャロル達と戦う必要があるか。 ……勝てるのかな」
フランクの表情は不安げだ。
「……正直私も不安」
意外にも、エミリーの口から気弱そうな声が漏れる。
「や、やっぱりさ。魔人二人って相当に強いよね」
魔人二人を戦うという事実を改めて認識したらしく、その声はいくらか震えている。
「それは強いだろうけど……」
エミリーの発言をアカツキは意外に思う。
エミリーとの付き合いが長いわけではないが、これまでの言動を見ていてここで弱気な発言をするとは思ってもいなかった。
だが、もしかしたら。と内心で推測する。
エミリーは強い。
単純な戦闘能力ではおそらくシュタールを抜けばこの中で一番高いかもしれない。だからこそ、理屈抜きの本能として、シュタールという魔人の強さの凄まじさがわかってしまうのかもしれない。
それと同格の相手が二人。
それと戦うという事実に急に怯えだしたのかもしれない。
「待てよ。それを言ったらオレ達だってかなり強いと思うぜ。実際にこれまで勝ち残ってこれただろう?」
フランクが反論する。
身贔屓抜きに考えて、アカツキ達の班の戦闘力は低くない。
むしろ高い。
だが、「学生にしては」という前置きが必要だ。
エミリーは近接型の魔法剣士だ。直接的な戦闘能力は高いが、覚えている魔法は少ない。
ほとんどが身体強化の類だ。
アカツキも、基礎的な魔法がほとんどであり威力の高い攻撃魔法は使えない。
フランクは、魔法知識も使用可能な魔法も多いが、治癒術師を志望するというだけの事はあり、ほとんどは補助系の魔法だ。使用できる攻撃魔法はあまりない。少なくとも魔人を倒せるほどの威力のものは皆無だった。
シャノンは強い。高威力の攻撃魔術が使えるし、剣の腕も高い。
その魔人・シュタールの戦闘力はオークに圧勝するほどだ。今更語るまでもない。
「ここで降りる?」
エミリーが尋ねるように言った。
勝ち目が乏しい以上、ギブアップするのか? そうエミリーは問いかけているのだ。
「アカツキ、降りるのですか?」
シャノンが口をはさんだ。
「確かに、相手の方が私達より強いでしょう。まともに言っても勝てる可能性は低いです。ですが、貴方がこの場ではリーダーです。貴方が降りるというのであれば、私は貴方の決定に従いますよ」
そのシャノンの言葉に、フランクもエミリーもこちらをじっと見る。
……リーダー、か。
急場で決められた班長にも関わらず随分と信頼してくれたものだ。少し嬉しくなる。
「……いや」
暫しの沈黙の後、アカツキが答えた。
「確かに俺達が不利な状況だということは分かる」
アカツキが首を大きく横に振る。
アカツキの瞳に、諦めの色はない。
「俺はここで降りる気はない」
確かに、これはただの試験だ。
負けたところで、命まで奪われる事はない。金銭などを失う事もない。失うものなど大したことがない。強いていうのならば名誉だろうが、それとて残った相手の力量差を考えれば仕方がない。
むしろ十分に奮戦したといえよう。
だが、それでも。
それでも負けたくない。
小さなプライドと言われようとも、これは真剣勝負だ。不利になったからといって尻尾を巻いて逃げ出すような真似だけはしたくなかった。
「俺達は確かにあいつらより強いとはいえないかもしれない。その魔人達との戦いを見ていれば分かる」
「……」
「……」
「……」
実際に、キャロルとジョスリンの戦いぶりを見たわけではない。だが、キャロルの魔人・シュタールの戦いならば何度か見ている。
この魔人相手には間違っても勝てる気がしない。
それと同じ力量を持つ相手が二人。また、キャロルとジョスリン自体の戦闘能力は不明だが、相当な実力者である事は間違いないだろう。
だが、それでも。
それでもアカツキは簡単に負けを認めたくはなかったのだ。
「俺達には魔石が5つもある。必死にここまで集めてきたのに降りるわけにはいかないじゃないか」
そう言ってから、いったん言葉を切り、
「無論、フランクやエミリーがこれ以上戦いたくないって仕方がないけど……」
そう付け加える。
そんな様子を見て、フランクはやれやれとため息をつき、
「そんな事言われちゃ、降りるわけにはいかないじゃないか」
「そうだね。負けたところで、この学園の治癒術師が治してくれるし。死ぬ事はまずないよね」
「私も同感です。戦いましょう。アカツキ」
3人がそれぞれに賛意を示す。
シャノンの魔人であり、生徒でもないシュタールも返事こそ返さなかったものの、不服ではないらしい。
「ありがとう、みんな」
アカツキは礼を言って頭を下げる。
「それじゃあ、キャロル達を倒してこの戦いに勝つぞ!」
「おーっ!」と3人の声が響き渡った。
いよいよ、この戦いにも決着がつく。
後少しで第一部は終わり、第二部へと突入します。




