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異世界エルフ氏族温泉郷防衛戦

あけましておめでとうございます。

昨年はこのように拙い物語を読んでくださり、ありがとうございます。

とても励みになりました。

今年もよろしくお願いいたします。

 あいつは朝には出発するのかと、アルスは夜半過ぎの義勇団の本部にて、眠気覚ましのコーヒーを飲みながら、リハビリを担当した大山サトシについて考えていた。


 サトシは不思議な男だった。

 向こうから来た自衛軍の下部組織の民兵集団に属しており、複数の国家が壊滅する恐れのある、脅威度8のアークデーモンを単独撃破した風には全く見えなかった。


 王女であるサーシャの要請が無ければ、断っていただろうとそう思う。

 アルスは自衛軍や向こう側の人間が嫌いなわけではない。

 あちらから入ってくる文化や嗜好品を愛用しており、特にこのコーヒーの美味さはたまらないと思う。

 しかし、種族すら関係なく、こちらの仲間たちとも、仕事以外ではあまり関わりたくないだけである。

 治癒やリハビリの仕事も、食えるだけの最低限で済ませたいと、常々思ってこなしている。


 10数年ほど前までは、人形姫と揶揄されていた王女が、向こう側の人間を癒す為に、郷の至宝である世界樹の枝を使うなどと、アルスは想像すら出来なかった。

 郷を守る以外は、何ひとつしなかったあのサーシャが、傭兵団を率いて前線で自衛軍と共に戦い、アイドル活動をして世界中を熱狂させているなど、今でも信じられない。


「アルス卿。わたくしは、自衛軍所属の民間警備員である、大山サトシ様の左腕を再生させました。あなたにはリハビリをお願いしたいのです。郷で最も優れた回復術の使い手であるあなたになら、安心して旦那様を任せられますので」


 そう言われた時の表情に、アルスは心を打たれた。

 あの何にも興味がなさそうだったサーシャが、大切な子供を守りたい母親のような表情をしていたからだ。


 そうして、特別に組まれた医療チームに配置されて、凄まじいダメージを受けていたサトシの治療に参加した。

 サトシの体は深刻なダメージを負っていたが、恐るべきスピードで回復していった。サーシャの魔力を込めた世界樹の枝という存在を使ったとしても、前代未聞の回復力は今でも信じがたいレベルだ。

 魔法という概念を超越した、何かがあったとしか思えないが、それはアルスには関係ない事なので忘れることにした。

 知らない方が良い事が、この世界にはあるからだ。


 目覚めたサトシは、すぐさまリハビリに取り掛かった。

 通常なら『継木』と呼ばれている技術を使った、四肢欠損からの回復では、順調な者でも体に馴染み、指先を少し動かすまで1月はかかる。

 それなのに、目覚めた翌日にはリハビリに取り掛かると聞いた時は呆れた。動かせるはずもないのにと。


 しかし、サトシは動かしてみせた。

 凄まじい苦痛が襲っていたはずだ。その証拠に全身から汗が吹き出し、床には汗で水溜りが出来ていた。

 だが、サトシは泣き言ひとつ言わずに、アルスが組んだリハビリメニューを、意識が無くなり倒れるまで、黙々と愚直にこなし続けた。


 ぶっ倒れそうになったサトシを支えようとしたら、サーシャが飛んできて、その大きな体を支えた。

 替わるというメイド長を制して、愛おしそうにサトシを抱きしめる姿に、リハビリ室に居た者たちは、時が止まったように見惚れていた。


 それからも、毎日リハビリは続いた。

 翌日には、苦痛が消えているかのように軽々とメニューをこなし始めたので、予定を早めて高負荷メニューを課しても、軽々とこなす男の姿に面白くなってきた。

 普段は患者と一緒に飯を食う事などないが、興味が出てきて昼食を共にした。

 人と話すのが苦痛なアルスであったが、サトシとは何故か楽しく話してしまい、気がついたら1時間以上も過ぎていたのが不思議だった。


 そしてわずか5日で当初予定していたメニューより、遥かに濃密な内容をこなしたサトシと別れの時がやってきた。

 寂しいと思ってしまう気持ちに、アルスは戸惑っていた。

 ただの患者の1人にしか過ぎないはずなのに、もっと話したり、飯を食ったり、遊びに出掛けてみたいと思ってしまっていた。

 普段は絶対にしない見送りに出て、サトシがデバイスコードを教えてくれたのには、表情には出さなかったが嬉しかったし、感動すらしてした。

 拳を力強く合わせ、打ち鳴らして別れる。


 一緒に見送りに来て、そのままサトシと一緒のドーリーに乗る為についていく、介護士のマリーが羨ましいと思ってしまった。

 マリーはアルス様も来たらええのにと言っていたが、そういう訳にはいかない。

 アルスはこの温泉郷のエルフ4000人で構成されている、温泉郷義勇団の1番隊隊長なのだから。


 温泉郷義勇団は1番隊から10番隊まであり、それぞれが400人で構成されている。

 温泉郷の10ヶ所に設置されている、それぞれ2500人が入るシェルターの維持管理と、治安維持を王家から任されており、さらにはエネミー群からの防衛も任務となる。

 アルスが隊長を務める1番隊は王宮と隣接する王立病院前にある、義勇団本部兼第1シェルターの維持管理と防衛が任務だ。


 隊員たちはほぼ全てが専任であり、その給金は王家から支払われている。

 その原資は自衛軍に協力している傭兵団の報酬に加えて、サーシャがアイドル活動で得ている莫大な収入で賄われている。

 しかし、隊長と副隊長の幾人かは兼業であり、アルスの本職は王立病院所属の治癒魔術師だ。

 治癒魔術師でありながら、戦闘力特化の隊員で構成されている1番隊の隊長に選ばれたのは、アルスが圧倒的に強いからである。


 かつて、このエルフ温泉郷を含めた地域はエンジェル種の侵攻により、深刻な被害を受けていた。

 20万人を超えていた温泉郷の人口は1割未満となり、若い世代を脱出させて、いよいよ玉砕覚悟の反攻作戦を開始する直前に、自衛軍と12種族連合の精鋭で構成された特殊作戦群に救われた。


 エンジェル種の主力を殲滅した後、都市の建て直し時に設立されたのが義勇団だ。

 当初は失われた治安維持部隊の代わりとなるボランティア団体だったが、復興が進むにつれて規模が大きくなり、現在では王家直轄の戦闘集団となった。


 アルスの家は、温泉郷が出来た時代からの古参の大貴族であったが、アルスと妹、他家に嫁いだ姉以外は戦いの中で儚くなっている。

 アルスは生き残った者の義務として、無報酬で1番隊隊長を引き受け、労力を惜しむ事なく働き、防衛戦では先頭に立ち戦っている。

 エンジェル種に対する効果的な戦法が確立された現在でも、高速かつ遠距離からの攻撃を放ってくる奴らの変異種は強敵だ。

 昨年は8人もの隊員が亡くなり補充されている。人口が戻りつつはあるが、まだまだ少ないこの都市では深刻な被害だ。


 ここしばらく大規模な襲撃はなかったが、都市から離れているとはいえ、強大なアークデーモン2体が確認された以上、厳戒態勢が敷かれたままだ。

 アークデーモンとの戦闘経験があるのは、アルスを含めてわずか4人しかいない為、緊張感が高まっていた。


 魔導師団と戦士団、そして義勇団以外にも戦力はある。

 温泉郷商工組合が契約している傭兵部隊4000名と、冒険者組合所属の冒険者5200名だ。

 そちらも厳戒態勢をとり、傭兵部隊の半数は観光客の保護を担当し、半数は東の都市防壁に張り付いている。

 冒険者組合は数多くの斥候を放ち、西の都市防壁を自衛軍の駐屯部隊及び民間警備隊と一緒に担当している。


 最もエネミー群の襲撃が多い北側には、魔導師団と戦士団が張り付いているが、10日間も襲撃が一切ないという異変に空気が張り詰めている。

 アルスもエネミーは必ず来るという予感がして、あいつが出発してくれた後になればいいがと思い、そう考えた自分に苦笑いが出た。




 義勇団本部にその知らせが入ったのは、夜明けまであと2時間という時だった。

 温泉郷から北に10キロの地点にある冒険者たちのベースキャンプから、約120キロ先にエンジェル種の大群の受肉を確認との緊急通報が入った。

 5000体を超えている模様との連絡に、王家は非常事態宣言を出した。


 観光客は大規模入浴施設に併設されている、地下シェルターに避難誘導され、住民のシェルターへの避難もわずか2時間で完了した。

 全都市防壁上空に多重結界が張られて、各部隊が張り付き防衛戦の準備を整える。

 

 アルス率いる義勇団1番隊は50名をシェルターの警護に残して、北の都市防壁へ向かった。


「超長距離狙撃部隊は射程に入り次第、指揮個体を狙い撃て。近接部隊は防壁に張り付かれるまでは、遠距離部隊の護衛。結界維持部隊は都市結界及び都市防壁の補強を開始。治癒魔術部隊は防壁下の救護所にて待機」


 アルスは防壁上に義勇団を展開させ、それぞれの部隊長に指揮を任せてから、北の都市防壁近くに作られた指揮所に向かった。


 防衛戦の指揮を取るのは、女王マリエールだ。

 エルフの貴種は戦場では常に先頭に立つ。

 戦闘用甲冑をまとい、巨大な魔道杖を携えたマリエールは、指揮官たちを前に高らかに宣言する。


「エネミー群大規模襲撃に対する、防衛戦を開始いたします。数は現在5200を確認。射程に入り次第、撃ち落とすように。戦士団はわたくしが展開するゴーレム部隊を盾として戦うように。『絶界』マリエールの名において、民に被害を出すことは許さない。そして、皆が死ぬ事も許さない。我らの武威を、あの汚らしい羽虫どもに示しなさい!」


 その威厳ある声にアルスは深々と頭を下げ、再び防壁上に戻る。


 北防壁前には15メートルもの巨大なストーンゴーレムが120体も並び、巨大な金属の盾とフレイルを構えていた。

 マリエールが操作するゴーレム部隊である。

 鈍重そうに見えるが、関節部が精密に構成されており、女王の絶大な魔力により、信じ難いほどに高速かつ滑らかに動く。



「おお!偉大なる神の使徒たる我らに歯向かう愚かなる耳長どもよ!貴様らに機会を与えよう!女王と王女を僭称するメスを2匹差し出すがいい!さすれば苦痛を与えず浄化してやグビュ、、、」


 防壁近くに飛んで来た、1匹の羽虫が戯言を吐かすものだから、アルスは魔力で創り出した弓でコアをぶち抜き消滅させる。


「羽虫の分際で、民を守り慈しむ、我らの偉大なる女王と王女を侮蔑する事は許さん!皆!1匹残らず叩き落としてやれ!」


 アルスの檄に、怒りに満ちた同意の声が防壁に響く。

 そして、防衛戦の幕が開いた。


 戦士団と義勇団1番隊に所属する狙撃手200名が、射程に入った瞬間、超長距離狙撃により指揮個体を狙い撃つ。

 51体いた指揮個体はコアを撃ち抜かれて堕ちていく。


 超長距離から狙撃部隊が指揮個体を撃ち抜き、接近してくる烏合の衆となったエンジェル種に、機関砲や魔法で弾幕を張り落とし、ゴーレム部隊を盾にして近接部隊が止めを刺す。

 この戦法が確立されてから、対エンジェル種における温泉郷の被害は劇的に減った。


 狙撃部隊の装備である麒麟型対物ライフルが実装されるまで、個々の超絶的な魔法の使い手以外、エンジェル種指揮個体への対抗すら難しかったのだが、今では訓練された狙撃兵により倒せるようになっている。


 平均3メートル前後の大きさの羽虫どもは、高速で飛び回り巨大な炎を放ってくるが、指揮個体以外の魔法や武装では、ゴーレム部隊や結界を抜かれる事はほぼない。

 魔法と機関砲の弾幕で次々と落ちていき、地面にて待ち構えていたゴーレム部隊と近接部隊が止めを刺していく。


 防衛戦は圧倒的優位に展開出来ていたが、羽虫どもが次々と高速で襲いかかってくる為、少しずつではあるが被害も出始めてきた。

 6人1組で戦う中、やはり近接担当者の負傷が多くなってくる。

 結界の隙間をすり抜けた爆炎から、魔法で強化された盾で仲間を庇う際に高熱で炙られてしまう。

 すぐさま、防壁の内側に設置された救護所に運ばれて治療を施すが、戦線に復帰出来ないものも出てくる。


 そんな中、アルスは変異種と呼ばれる個体と戦っていた。

 エンジェル種には、通常種より大きくパワーに秀でていたり、小さくスピードが音速に匹敵したりする個体が稀にいる。

 アルスがの目の前にいるのは、全体に装甲が分厚い個体だった。狙撃を避けて、機関砲や魔法を弾き、近接担当者を吹き飛ばし防壁の上に降りてきた。


「耳長どもよ!我は偉大なる神の愛し子である!美しき我を彩る為に、戦利品として貴様らの女王の首を加工し装飾品としてやろう!」


 アルスは腰に佩いていた短刀を抜く。刃渡り20センチほどのそれを見て、羽虫が嘲笑う。


「美しき我の姿に怯えおかしくなったか!そんなオモチャで」


 応える事なく、アルスは短刀に魔力刃を形成し2メートル近くなったそれを振り抜く。

 機関砲や魔法を弾いていた分厚い装甲を、溶けかけたバターのように切り裂きコアを切断した。


「羽虫の分際で戯言をぬかしおる。俺の魔力刃すら防げぬ雑魚が」


 驚愕の表情で、受肉していた体が崩れていく羽虫を見下し吐き捨てる。


 『光刃』の2つ名を持つアルスが、家宝の短刀にまとわせた魔力刃は、たとえ上位のアーク種であろうと容易く切り裂く。

 さらに、近くに倒れていた隊員を治癒魔術で癒しながら、左手に魔力で弓を創り出し、短刀から生み出した刃を矢に変えて次々と撃つ。

 正確にコアを撃ち抜かれた羽虫は、地面に落ちる前に崩壊して魔石だけになっていく。


 約2時間で確認された羽虫どもの大半を落とし、1匹たりとも郷への侵入を許さず、掃討戦に移行していた時に、緊急警報が鳴り響いた。


「緊急!全長30メートルを超えるアーク級指揮個体の受肉を確認!脅威度7と推定!距離北東5200!」


 300メートル以内の戦闘であれば無双の力を発揮するアルスにとって、攻撃射程が3000メートルを超えるアーク級指揮個体は難敵だ。

 森に紛れて接近して倒すかと思考していたら、デバイスの指揮官用回線に、サーシャから連絡が入る。


「アルス卿。あのアーク級指揮個体は、使徒セイラ様が4000メートルまで近づいた時点で撃ち抜いて下さいます。周囲の蚊トンボの対処をお願い出来ますか?」


 あの救世主山田タカシの弟子だという、伊知地セイラの狙撃術はそこまでなのかと思う。

 アルスの部下で、最も優秀な狙撃手の射程は2200メートルである。

 その倍の距離を撃ち抜けるのかと疑問に思うが、サーシャは出来ないことを口にはしない事も知っている。


「姫さま、お任せいたします。使徒さまの御力を拝見させていただきます」


 しばらくし、巨大な羽虫の姿が近づいてくる。巨大な砲門を無数に装備しているのが分かる。


 そして、それが距離4000にまで近づいた時、防壁の上に上げられたドーリーから、1発の轟音が響いた。

 次の瞬間、巨大な羽虫は受肉した肉体を崩壊させながら、気味の悪い断末魔を上げて落ちていく。

 砲門から攻撃が放たれるが、射程外の為に、防壁近くのゴーレム部隊があっさりと防ぎ被害すら出ない。


 さらに、ドーリーから腹に響く朱雀型滑空砲の発射音が連続で鳴り響く。

 砲弾は羽虫の群れに直撃し、次々と大爆発を起こす。通常の朱雀型ではありえない、馬鹿げた威力に歓声があがる。


 アルスは射手だというサトシの体は大丈夫なのかと不安になる。

 あんな威力のものを連続で撃てる、頑強な体をうらやましいと思いつつ、友の体のダメージを心配する。


「姫さま、使徒セイラ様に感謝をお伝えください。サトシは無事でしょうか?あんな威力のものを、あのように連続で撃って」


 アルスの通信に、サーシャは可憐な笑顔で応える。


「アルス卿、ご安心ください。旦那様は平気な顔をされていますよ。眠る時間無くなったねと、にこやかに笑いながら、朝ごはんの支度に向かいましたよ」


 その言葉にアルスは思わず吹き出す。

 サトシらしいなと笑顔が溢れる。


「姫さま、使徒セイラ様と江崎隊の皆様に感謝をお伝えください。そして、サトシに伝言をお願いいたします。次にここに来たら、我が家に遊びに来い。妹のアイシャに出迎えさせると」


 アイシャはアルスの自慢の妹だ。何処に出しても恥ずかしくない、よく出来た子である。

 義勇団4番隊の隊長を務めているが、恋人が出来ないと愚痴をよく言っているのを思い出す。

 アルスはサーシャに負けない美女だと思っている。


「アルス卿!いけません!わたくし、寛大な方ですがアイシャはいけません!あの子は旦那様の好みに合いすぎています!あなたの姉のミリアまで、人妻だというのに旦那様にべったりなのですよ!」


 その言葉にアルスは破顔する。

 妹だけでなく、サーシャのメイド長を務める姉もサトシの血を引く赤子を産んでくれれば、もはや家族である。

 家族なら一緒の時間を過ごす事も出来るだろう。


「それは良い事を聞きました。姫さま、慰問ライブツアーの成功を心より祈っております。そして、サトシを連れ帰ってくるようお願いいたします」


 深々と頭を下げ、通信を切る。切る直前にサーシャが何か叫んでいたが、まあいいだろうと思う。


「全隊員に通達!索敵警戒をしつつ、撤収準備!俺は負傷者の救護に行く。撤収後は、小隊ごとに休暇に入るように。素晴らしい戦いであった」


 隊員たちの敬礼に応えながら、急ぎ足で救護所に向かう。義勇団1番隊隊長としての任務が終わっても、アルスには休む時間などない。

 今度は治癒魔術師としての仕事が待っている。


 アルスは親しくなった者が負傷したり、儚くなる事が怖い。

 あれだけ強かった祖父母や両親は、戦いの中で散り、配下たちも黄泉路を共にした。

 永遠の別れが嫌で、家族以外、親しい者を作ろうとしなかった。

 だがしかし、あの柔らかな笑顔で話す友が家族になるなら、それは嬉しい事だと思う。


 そのような未来を楽しみに思い、日が昇る温泉郷でアルスは義務を果たすべく今日も歩み続ける。

アルスの妹アイシャは、サーシャのメイド長ミリアそっくりの金髪美女エルフです。

容姿だけなら大人気ですが、性格は姉以上にキツめです。

ご褒美界隈では大人気です。

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