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誰がタメにサク、百合と薔薇  作者: 石橋凛
幼年学校編
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幕間 神世紀エヴァンジェリスト伝説

 神世紀しんせいき20XX年、地球は異世界の女神による襲撃を受けた!


 北西太平洋の海底に存在する、地球最大規模の海底火山、タム山塊。

 1億4500万年ものあいだ休火山だったはずが、突如噴火するな否や、大海原をひっくり返しながら【異世界の女神】が降臨。


 【異世界の女神】は、全人類の脳裏に響く【声】で、『われは、【クサオカタ】。地球に復讐する』と。一方的に全地球へと宣戦布告を行う。


 地球の神々は、異世界からの暴挙に、怒り狂いながら綺羅びやかな天上の軍勢を編成し、即座に応戦するも、【異世界の女神】は、満身創痍になりつつも、これを殲滅。


 神々の力は尽き果て、残された人類決死の覚悟による、大陸間弾道弾の飽和攻撃は、軽くいなされ。

 絶望する人類には、とても意外なところから、救いの手が伸ばされた。


 【クサオカタ】がやってきたどこかとは、また別の異世界【コスモゴニア】から地球の神々により、虜囚として日本に封印されていた、異世界の龍神【羽毛ある蛇】。


 地球の神々が、その力を喪失した結果で、その戒めから開放された彼女は、本来の巨大龍としての威容を取り戻すと、鮮やかな碧色の羽毛に覆われた大きな翼を広げ、太平洋から日本に上陸せんとする【クサオカタ】に飛びかかる。


 二柱の【異世界の女神】による、激しい闘争により、天は割れ、地は裂け、海は干上がり、あらゆる生命体は死に絶えたかのように見えた。


 だが、人類は生き延びた。

 【羽毛ある蛇】の献身により、【クサオカタ】は、地球から連れ出され、月の海である【蛇の海】にその身を封じられた。


 つかの間の平穏を得た人類は、人工衛星により【蛇の海】の監視を始め、いまなおその身をもって【クサオカタ】を封じ続ける【羽毛ある蛇】に感謝の祈りを捧げながら、荒れ果てた地球の再建に取り掛かった。


 【羽毛ある蛇】の意思を伝える人々は、『エヴァンジェリスト』と呼ばれ、様々な義務とともに、その義務に相応しい特権も与えられた。


 中学生としては、年齢不相応な武の天燐に恵まれた高雄たかお さくは、そんなエヴァンジェリストの一人であった。

たいへんお待たせいたしました。


かなり短いのですが、リハビリと生存報告を兼ねて投稿しました。

来週には続きを投稿する予定です。

プロローグや乳幼児編の登場人物一覧をこつこつ追加してたりしたので、休載前と話数がずれてたりします。

今後ともお引き立ての程、よろしくお願いします。


(追記)

書き直しがまだ終わりませんので、もう少し時間がかかりそうです。

次回予告、『猟犬、襲来』

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