↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者召喚、ヤバいのが混じってた。 ~近代兵器と戦い抜いた男は、異世界で慈愛を振るう~  作者: 風水
第二巻:第四幕:産業革命編 第五章【東方への指針:塩の海と鉄の道】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
231/247

第二百三十二話:【聖都の灯:乾杯と休息】

西側諸国を繋ぐ大陸横断鉄道の仮開通という激動の遠征を終え、一行は聖都の酒場に集っていた。


サキモリが提供した最高級の食材を使った料理を囲み、無事に任務を遂行したことを祝して乾杯の声が上がる。


「あたし、ちょっと自信がついたにゃ。実はみんなと一緒に国を出る前、あたしは5レベルだったにゃ。でも今日見たら44レベルだったにゃ! 凄いうれしいにゃ!」


ミャオは成果が数字に表れたことを喜び、満面の笑みを浮かべる。


過酷な採取と回避の連続が、彼女を確実に成長させていた。


「確かに。私も気づけば81レベルです。ガーランドで聖騎士団長に任命された時点では20レベルでしたから……。我ながら、この短期間での成長を実感します」


アリサもしみじみと自らのステータスを振り返り、微笑みを返す。


「あら、私も84レベルになっていますわ。レジスタンスで活動していた時が14レベルでしたから、思えば困難も多かったですけれど、報われましたね」


エレンもまた、かつての苦労を思い出しながら感慨に耽っていた。


「あたしは元冒険者の回復役のエルフだからずっと99レベルなのよね。99レベルでも育つらしいんだけど、限界突破の条件がわからないのよね。そういえば、おじさんは今、何レベルなの?」


ルミナの問いに、サキモリは淡々と答えた。


「あ、10レベルになりました」


「「「「えー!?」」」」


酒場に四人の驚愕の声が響き渡る。


事情を知るルミナは「上がりすぎだよおじさん」という意味で、他の三人は「あれだけのことをしておいて低すぎる」という意味での驚きであった。


「死んだはずの自分が、こうして皆と酒を酌み交わせる。転生・勇者とは悪くない仕組みですね」


サキモリはレベルに関する追求を静かにかわすと、穏やかな微笑みを浮かべた。


仕組みを整理し、記録し、静かに流れるこの時間は、彼にとっても心地よいものに過ぎなかった。


(第二百三十三話へ続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。