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常識くんと愛さん   作者: ニケ
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第九十一話

神埼と林が机に教科書を開いて勉強している。時々林が神埼に質問をしているようだ。一生懸命教えている神埼は可愛い。林は問題の意味がわかったようで楽しそうに勉強している。ホームページのことを話すと林は驚いて笑った。「そうか!凄いなぁ、神埼は。全く思いつかなかったよ。絵も誰かに見てもらえて喜ぶだろうな。なんか楽しみになってきた。ありがとう」作るときは言ってくれよ。嬉しそうに笑っている。春休み中にみんなで図書館に行き、ブログを作ることになった。緒方もとても楽しみだ。隣を見ると大塚が緒方を見つめている。「緒方。。ごめん。。水入らずの所を邪魔して。迷ったんだけど、林がそうしようってうるさくて。。。」言いにくいのか、どんどん声が小さくなる。いつも堂々として細かいことは気にしない大塚には珍しい。何かあったのかと緒方は大塚の方を向き、先を促す。少し躊躇った後、大塚は緒方に言った。「お願いがあるんだ。春休みの間、俺を泊めてほしい。理由は。。。親と。。」悲しい目をして下を向いてしまった。大塚は近頃一人でため息をつくことが多かった。家族のことは前よりも話さなくなったし、顔が暗い。心配に思っていたが、きっと話してくれるだろうと見守っていた。人に気を使う大塚が、神埼と自分を頼ってくれてとても嬉しかった。大塚の肩に優しく手を添える。「大塚くん、話してくれてありがとうございます。もちろん。泊まってください。神埼くんも喜びますし、私もとても嬉しい」下を向いていた大塚が静かに顔を上げた。不安そうな申し訳なさそうな、寂しそうな目をしっかり見据える。「確かに私は神埼くんとゆっくりしたいですし、神埼くんに甘えたい。でもあなたが苦しんでいるのに何もできず、知らないならばもっと辛い。きっと気づけなかった自分を責めるでしょう。神埼くんは私以上に責めますよ」緒方は屈託なく笑う。大塚は安心したのか肩の力を抜いた。ありがとうな。。ごめん。。何度も謝る大塚を安心させたい。いつも自分のことを支えてくれる大塚。先輩に目をつけられても嫉妬されても、大塚は自分を励ましてくれた。力を抜く自分を悲しそうに見ていた時もあった。しょうがないか。そう言って優しく自分を見守ってくれた。大塚の力になりたい。きっと神埼もそう思っているだろう。「布団はありますし、食材もあります。この間、勇気兄さんからたくさんお小遣いをもらいました」卒業式の日、勇気が保護者としてやって来た。緒方を見つけて笑顔で手招きをしている。恥ずかしかったが嬉しくて走ってそばに寄る。大きくなりましたね。演説の内容、素晴らしかったです。久しぶりに勇気に会って家族の匂いがした。あの育った温かい雰囲気が緒方を包み込んだ。「神埼くんも元気そうですね。しっかり彼を守るのですよ」にっこり笑い緒方の頭を優しく撫でる。懐かしい兄の優しさを感じて緒方は照れ臭くなった。「勇気兄さんは、賭け事に負けたことがないのです。このお金も友人に連れられて競馬場に行って馬券を買ってみたら、よくわからないままもらったそうですよ」勇気の勝負運の強さは職場でも有名で、時々同僚に連れられて様々な所へ行くらしい。その度びっくりするほどのお金を緒方に小遣いとしてくれる。勇気曰く、愛の顔が浮かんで愛しいなぁと思っていたら当たりました。これは頑張っているあなたへのご褒美ですから。と優しく笑っていた。「勇気さん、優しいんだな。いいお兄さんじゃないか」やっと明るい顔になってきた大塚が安心したように笑った。いつか大塚に兄たちを紹介したい。自分には話せないことも兄二人には話せるだろう。今度遊びに来てくださいと誘うと、驚いたように緒方の顔を見た後、ふわりと笑った。勉強が一段落し、神埼と林はのんびりとテレビをつけて笑いながら見ている。大塚が泊まることを話したら神埼は手を叩いて喜んでいた。林くんも泊まっていくよね!まだ終わってないし。その言葉に林はあー、あー、とぼかしている。少し勉強に飽きたようだ。目を横に逸らして晩御飯はどうするのかなーと誤魔化している。大塚は吹き出して笑っていた。夏合宿ならぬ、春合宿ですね。学問の強化週間です。緒方はうんうんと頷き、逃げようとする林の肩をがっしり掴んだ。

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

今日はたくさん小説が出てきましたので皆様にお伝えいたしますね。ジョジョを見ております~。ジョジョ立ちー!は!

ではでは、皆様これからも素敵な時間をお過ごしくださいね(*^^*)

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