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RPGな世界へようこそ  作者: JUDAS
1日目………
5/34

さあ、昔語始めますよ♪

ちなみに、街はそれほど広くもなく中にあるものといえばギルドに魔本屋、宿屋や酒場、そしてプレイヤー以外の居る民家ぐらいのものなので、とりあえず俺たちはすぐに宿屋で部屋を借りた。

そして、とりあえずは隼人からの要望に答えるためにも俺の部屋に集まってもらうことになった。


「みんな疲れてるところを集まってもらってごめんな?

とりあえず、これからしばらく協力して生き残っていくことになるだろうから俺の過去も話しておこうとおもってな……

別に疲れているのなら今でなくとも俺は構わないから言ってくれ」


そう言って一同を見回すと


「俺が頼んだ事なんだから当然今聞くに決まってるだろ?」


「俺も構わない。

話してくれるというならばお互いのためにも聞こう」


とは斉藤。


「私も是非お願いします。

もしかしたら、本当にあの人かも知れないし………」


綾瀬は他の2人と違い気になっていることがあるらしくぼそぼそとつぶやいていたが、自分でも気付いていないようなのでとりあえずは俺は一つ頷いて話し始めることにした。



「隼人には昔言ったことあったかな……?

俺の親父は元自衛官で、当時米軍で問題児とされてたやつらと仲良くなってたらみたいなんだよ。

んで今回もそのつてでアメリカで商売始めたんだけど、今ではその米兵達が揃いも揃ってみんな高官だとか伝説級みたいになっててな?

親父に息子がいると知るなり米軍特殊部隊の訓練に参加させてくれたんだよ……


ただ、俺にはもともとそういう才能があったらしくそこでの成績はめちゃめちゃよかったみたいで、そのまま特殊部隊の1つに入れてくれて、これまでかなり非日常な経験や訓練を積んできたわけだ。


だから、正直自分の反射神経や運動能力、理解力や応用力はかなりのものだとも自負してるし、現実でのデータを数値化したものだというなら確かに思い当たらないでもないんだ。


だが、俺が居たのはあくまで軍隊だ……

無差別では当然無いけど人を撃ち殺した事もあるし、テロ対策の一環としてテロの手口とかも一通り知っている。

そういうのが、嫌だという人はそれで正常だと思うから言ってくれれば俺は別行動にするから遠慮なく言ってくれた………」


その特殊部隊でのミッションには実は世界的にも話題になったテロ組織や犯罪組織の殲滅作戦もふくまれるんだが、さすがにそれは言わない………

言ってもお互い得るものもないだろう。



俺がどんな反応が返ってくるのかと待っていると、何故か一番熱心に聞いていた綾瀬が、突然ポツリと


「やっぱり……」


と呟いたかと思うと、突然俺に抱きついてきての胸に顔をうずめて大声で泣き出してしまった。


正直どんな反応が返ってくるのかと少し緊張していたのだが、そんな事をすっかり忘れさせてくれそうな勢いである。

仕方ないので俺は理由もわからないままに頭を撫でてやりながら原因を考えていた………



ちなみに、隼人は横で悶え、斉藤は少し離れてそっぽを向いていてくれていた……

斉藤……なんて出来た男なんだろう………




そんなこんなで俺がしばらくそのままでいると、10分ほどで綾瀬もようやく落ち着いてきたのかだんだんと肩の震えも治まってきた。

そこで、俺がどうしたのかたずねた所ぽつりぽつりと話し始めてくれた……



「自己紹介の時にも言ったんだけど、私も小学校を卒業してからは海外にいました。

というのも、私の父は外交官で私が小学校に行っている間はせめて日本で生活させてやりたいという父の願いにより母と2人で日本に残っていたのですが、卒業と同時に家族みんなで父について行くことになったんです。


なので、この8年ほどは本当にいろんな国へいったのですが、5年前のある冬の日にちょうどアメリカにいたんです……」


そこまで話して、綾瀬は少し俯き黙り込んでしまった…


「5年前のアメリカで、お父さんは外交官か……

そういえば、テロリストが日米会談の会場を占拠したとかいう事件があったな」


ここまでの話でなんとなく推測出来たのか、斉藤が助け舟を出してくる。

すると綾瀬も1つ頷いてから顔を上げて一同を見回して、また話し始めた


「そうです。

その時私の父も会場内にいて、当時の私は海外は危ない国も多いので護身のために少し武術を習っていた事や、15歳という年齢から自分で助けに行こうと思ってしまったんです」


そこまで聞いて、確かあの作戦で中に潜入しようとしていたかわいい女の子が居たのをふと思い出した……

見たことのある顔な気もしたのだが、ちょうど日本に帰りたくなりだしていた頃だった俺はその感覚を都合のいい妄想だと判断したのだ。

また、アメリカの事件現場で知り合いの日本人に会えるはずなんてないと思っていたのも原因の1つだろう。


「父と一緒に会場へ入ったことのある私は、前に見つけていた壁の隙間を通って敷地に入ると、誰にも見つからないように細心の注意を払って移動していました……


しかし、所詮はたかだか15才の女の子にすぎなかった私はすぐに見つかり、抵抗するまもなくテロリストに押さえつけられてしまいました……

そして、そのテロリストか好色的に自分の体を眺める目に全てを諦めかけた瞬間、そのテロリストは声も出せずに吹き飛んだのです。



びっくりした私が体を起こしたときには、茂みの影になった辺りからくぐもった悲鳴が一瞬聞こえ、そこから見慣れない服装の小柄な人影が現れました。

そして、余りの恐怖にそのまま動けないでいた私を助け起こして日本人かと尋ねてきた日本語があまりにもきれいだったのでつられて顔を上げると、なんとマスクを外した素顔は同い年くらいの日本人だったんです。


その後も少年は無線で指示を出しながら、震え続ける私の頭を抱えてずっと撫でながら根気強く慰めてくれました。

当時はそんなはずないと思っていましたが、今確信しました………その時の兵隊さんは翔さんですよね………?

あの後お父さんが助け出されて来たときの喧騒の中でお礼も言えずに別れたのがずっと気になってたんです」


最後に念を押しながらも目をうるうるさせながら詰め寄ってくる。


「…………ああ、たしかにそれは俺だよ。

それにしても、あの時の女の子が本当に知り合いだったとは夢にも思わなかったよ……」


などと俺が答えると、綾瀬は再び泣きモードに突入し、今度はそれまでじっと何かを考えていた斉藤が


「無線で指示を出していた……となると、天ヶ瀬は15歳の時には最低でも隊長クラスだったということか……

それならこれからはトレーニングメニューとかも教えてくれないか?」


などと言いだした。

そして便乗して隼人までが


「本当そうだぜ翔、昔から運動神経めちゃくちゃよかったから個人的には納得出来る話だけど、まさかそこまですごいやつだとは思ってなかったよ……

これは俺たちでこのゲームを終わらせてやるしかないな!!」



なんて言っている……


俺の過去を知っても気にせずにいてくれる事に内心で感謝しつつも隼人の頭をしばき、そのまましばらく騒いでから今日は寝ることになった…………







夜中…………



「俺の過去を聞いても普通に受け入れてくれたからには俺もその行為に応えないとな」


一人独白しつつ、レベル上げと技能の向上を両方効率よく行う方法を考えていた………………

《天ヶ瀬翔》


最強の主人公。

外見:自称キリッとした2枚目タイプの顔で長身痩躯

髪は黒髪で、長さは男にしては結構長い方



初期ステータス


速 124

力 87

賢 103




《綾瀬美奈》


ヒロインの女の子

外見:高校生と言っても通じそうだが、意志の強さがよく現れているような凛とした見た目

髪は黒のロング



初期ステータス

速 53

力 26

賢 112




《藤堂隼人》


基本モテるんだけど報われない親友

外見:イケメン、茶髪、短髪で背も高い




初期ステータス


速 45

力 58

賢 36




《斉藤佳祐》


無口だけど、以外に物知りな兄貴キャラ

外見:長身な翔と比べてもまだ高い身長に加えて、とてもがっしりした体格を有する。

顔は悪くは無いのだが、少しいかつい……




初期ステータス


速 24

力 74

賢 31






ちなみに、これからは定期的に

レベル(素早さ、力強さ、賢さ)

としてステータスをあらわします。


例えば、さっきの翔だと

LV.1(124、87、103)

となります。



ちなみに、開始時のステータスは平均30から35ぐらいが一般的です

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