さあ、大事件ですよ♪
いやいやほんと遅れてばっかでごめんなさい(>_<)
そして、総アクセス数40000です!!(゜Д゜;)
ほんと読んでくださる皆さんには頭が上がりません………
「よしここにいる全員覚悟はいいんだな!」
戸を潜りながら言い放つ俺の背後にはいつもの5人………
彼等を背後に感じながら言葉を紡ぐ。
「これからの戦いでは互いに死者が出るのは避けられないだろう………
だが、俺も全力をかけて戦うし戦略もしっかり立てている!!
あとは諸君の働きに全てがかかっているんだ、なんとしてもこのゲームを俺たちの力で終わらせてやろうじゃないか!!!」
言葉と共に振り上げた拳に会場中の拳が同調し、歓声があがる。
少し待ってから左手を翳すと一堂は再びしんと静まり返った
「最後に1つ、いくらゲームの世界とはいえ相手の命への敬意を忘れないでくれ。
軍規のようなものを定めるつもりはないが、命の尊厳を守ろうとしないような行いに関してだけは厳罰を下す!
俺からの話は以上だ、これからすぐにエリア4へと転移する。
一応3分ほど待つからやはり辞めたいと言うやつはその間に部屋から出ておいてくれ」
その言葉を聞いても出て行くやつはいない……
それだけ確認してから紅子ちゃんに声をかける。
「ごめん、例のネックレスを預かっておいてもいいかな?
その代わり、2人のパーティーは俺たちの隣に配置するから」
「わかりました。
まあ、情勢がここまで進んだ今となっては私達が持っていても仕方のないものなので役立ててください。
あと、特別扱いは必要ありません。私たちも戦います」
そう言って差し出されるネックレスを誤りつつ受け取り、魔力を流す……
いつもの通りにラインが伸びるのを確認してから振り返って全体に声をかける。
「準備はいいな?…………{転移}」
再び視界は光に飲み込まれ……… 次に目の前に現れた光景では何もない広場で美奈が1人待っていた。
「あれ?隼人くん達はー?」
「美奈が1人で居るって事は攻められたのか……」
「うん、さっき相手が突然襲ってきたんだけど………みんなは戦ってると思う……」
他のメンバーは一様に不思議そうにしているが、説明している時間はない。
「2人の気配はこっちだ!
いきなりで悪いが戦闘中らしいから急いでくれ」
「これはどういうことだ?」
内田が尋ねてきたので流石に走りながら答える。
「俺が向こうにいる間に敵が攻めてきたら、とりあえず逃げて隠れてろって指示を伝えてあったんだ……
ただ、この短い時間に攻められたのは単に運が悪かったのか、誰かにはめられたのか………どっちだろうな」
「なあ、1つだけ確認していいか?
何故綾瀬だけ安全に逃げれてるんだ?」
「昨日手に入れたアイテムが、他人に見つけられなくなるってアイテムだったからそれを渡してあったんだよ」
俺の答えに満足したのか、頷いて離れていったので走る事に集中する。
……………………
…………
……
辿り着いた先は悲惨だった……
敵の総力であろう30人弱に対して、こちらは隼人と斉藤、あとはエリア1のコロシアムで挨拶に来たマッチョが数人で健闘している。
俺たちの到着に気付いたのか向こうも一度引いていくが、追い討ちをかけられる状況でもない………
「くそっ!
大丈夫か?{ヒール}」
敵が引いたのを幸いに、隼人と斉藤にそれぞれ俺と美奈が駆け寄り回復させる。
「くっ!翔か………助かった」
「いや、こっちこそ遅くなって悪かった………立てるか?」
「ああ、大丈夫だ。
それより佳祐は?」
「斉藤か?
美奈に任せたから大丈夫だとは思うけど………」
そう言って何気なく左を振り返ろうとした……その時………
「「「え………………………」」」
「「危ない!!」」
大勢が息をのむ雰囲気、美奈と内田の叫びに気付いた時……………すでに俺の右手側から高速でバスターソードが迫っていた!?
「くそっ!!」
即座に反応して刀に手を伸ばしつつ左手側に身を投げ出すが、とてもじゃないが避けられない………
さらに、俺の刀は2本共左の腰に刺してあるので抜いてからの防御など間に合わないのは誰の目にも明らか。
誰もが俺の死をはっきりと意識しただろう…………
目の前でバスターソードを振るう隼人も勝利を確信しているらしく満面の笑みである。
そんな事を呑気に確認しながらも、本能まで戦いが染み付いた俺の体は命を守り生き残るために自然と反応する………
まずは身を投げた状態のままで居合いの要領で腰の刀を抜く……
防御が間に合わない事など百も承知だが、刀で受ける気など毛頭ない。
抜いた刀の柄頭(持ち手側の先端)で迫る刃先を殴る!
それによって隼人の斬撃を少し上へずらすと同時に反作用で自分の体も加速させ、左手を地につき倒立の体勢をとる。
そのままの状態から、驚きとバスターソードを振り切った反動で体勢を崩す隼人の首へと蹴りをぶち込んで吹き飛ばしてから自分は着地。
この間まさに2秒ほど。
「翔!!」
「まだ来るな!
あの体勢での蹴りなんてろくな威力じゃない、まだ動けるんだろ?隼人………いや、後藤弘樹と呼ぶべきか?」
駆け寄ろうとする美奈を制止して隼人に向き直る。
ちょうど向こうも立ち上がったところだった………
「く………あんな方法で必殺の一撃を防がれるとはなぁ………
今日1日俺の想定外の事が起き続けた事から考えても俺が攻撃する前から気付いてた?」
「昨日の男が死ぬ間際に放った魔法。
放つ直前までのものと、放たれたものがほとんど別物だったんだよ………
それについて考え続けたが、やつは口封じのために殺されたとしか判断出来ない。
そして、それが出来たのはあの場にいた誰かだけなんだよ。
ただ、まだ誰かわからない上確信も持てなかったし避けられたのは単に戦闘経験の違いってやつだよ。
ただ、今までの人生でもここまで危機感を覚えた攻撃なんてほとんどなかったけどな………」
「ちょっと待て!!
そいつが後藤弘樹?
ならこの間連絡してきたプレイヤーに紛れたラスボスがそいつって事か??」
「ああ……残念ながらな。
なあ、後藤……このふざけたゲームもそろそろ終わりにようか」
俺の言葉を聞くなり笑い出す後藤に一堂が一歩引く。
「くっくく………はーーはっはーーー!
そんなに簡単にいくと思うのか!?
たしかに翔のせいで俺の予定はめちゃくちゃだ……
本来ならば翔が向こうに行ってる間にこいつらをけしかけて2人共殺す予定だったのに、美奈ちゃんは消えてるしギルド員が来たおかげで佳祐も辛うじて生き残りそうだし……
さらには仕方なく予定変更でまずは一番厄介な翔だけを殺そうにもまさかの失敗ときた。」
そう、昨日の夜に準備したのはエリア1で聞いたギルド員動員の要請文だったのである。
あと、美奈が言っていた゛指示゛とは懐中時計を渡した時にこっそりポケットに忍ばせた手紙で、それには隼人と斉藤から目を離すなという事と、もし戦闘になれば姿を消してその場から離れるようにと言付けてあったのだ。
「だがな、俺の奥の手はまだ健在なんだよ………
残念ながら俺の勝ちだよ翔………{転移}」
「逃げただと………?」
突然の言葉と行動に驚きながらも美奈や内田の方へと振り向こうとするが、足元が輝きそのまま光に包まれる……
「なにっ!?」
「え?翔!?」
美奈が駆け寄ってきた気もするが視界は切り替わり、景色は謁見の間とでもいうような豪華な部屋に移っていた。
「ここは………?」
「ふふふ、ここは塔の最上階。
翔をここに連れてきた魔法はルーラーオブタイム等と同様の特別な魔法で召還というんだが、魔法陣を書けばそこに知り合いを強制的に転移させてくる事が出来るのさ。
そして、塔の解放条件は各エリアにいるボスモンスターの討伐だから今からだと当分誰も入ってこれない………
さあ、本気の俺とバトルしようじゃないか!!
ちなみに、この部屋はラスボス専用の部屋だから、扉を開けて逃げることも転移で逃げることも出来ないよ」
「なるほどねぇ。
ここで戦う限りはラスボス戦だから出られない。
そして、ラスボスの部屋に来たら出られないんだからラスボスを倒して部屋から出るまで実質転移は無理……と。
あとはここで俺を殺し、外の奴らは外の奴ら同士で戦わせるってか?」
「その通りだよ。
流石にもの分かりがいいな………
なら、この最強の俺とタイマンのラストバトルといこうか」




