さあ、らぶらぶですよ♪
前回は遅れてすみませんということで、今回は一週のど真ん中である水曜正午の更新です( ´艸`)
今回のような話って書くのが物凄く………ね?(^^;)
上手く表現出来てるのか自信ないですが、下手でもある程度は笑って許して下さい(>_<)
VG開始8日目…
生存者78/213
ユニオン人数19人
「……う………うーん……」
顔に光が当たっている。
そして、自分はふかふかの高級そうなベットの上……
「ん?
ああ、昨日ルシファーの奴が部屋の内装弄ってそのままなんだったな」
それを思い出して起きあがろうとすると布団が…重い……?
嫌な予感がして隣を見るとやはりというかなんというか、ベッド横にうずくまる様にして上半身だけベッドに乗せた美奈がいた。
それも、昨日話をした時のままの姿(装備はタスクによって一瞬で着脱出来るので、普段部屋で話し合いをしてるときは普通に私服のような服)である。
まあ、かくいう俺も隼人達が出て行ったあとの記憶は美奈を見送ってそのまま布団に潜り込んだ記憶しかないから偉そうな事は言えないのだが………とりあえず、美奈はなんでまたここにいる?
あと、気にしないようにしていたが、寝苦しかったのか服はかなりボタン等を開いてあり、いろいろまずい状況である。
現状ギリギリで安全圏だが第三者がこの様子を見る分だと完全にアウトだろう。
「昨日自分の部屋で寝ろって言ったばっかりなんだがなぁ………」
そんな事を溜め息と共に呟くが、よくよく考えてみれば昨日は一体どこで寝たのだろう?
俺が朝起きた時にはもうご飯も作ってあったということは、もしかして昨日はずっと起きてたとかなんだろうか………?
もしそうだったとするならば、昨日あそこまで疲れていた原因の1つが徹夜だったのだとしたら悪かったのは自分である………となると………?
その後少し悩んだ結果、とりあえず美奈をベッドに寝かせて布団を掛けてから朝御飯を作っておくことにした………
……………………
…………
……
朝御飯として味噌汁と御飯、あとは卵焼きに焼き鮭という純和風な朝食を作っていると、美奈が起きてきた。
「おはよう、朝御飯出来てるぞ?」
声を掛けてそちらを振り向いた瞬間、それまで眠そうに目を擦りながら歩いていた美奈の動きが完全に止まる。
そして、いつもの癖なのかさっきの着崩れた状態のまま現れた美奈を見て俺の動きも完全に止まる………
数秒の後やっと覚醒した美奈が最初にしたことは………?
「いやあぁーーーーーーーー!?」
頭を抱えて小さくなり、思いっきり悲鳴を上げてくださいました。
その悲鳴に俺は慌てて後ろを向き、美奈も音から察するに服の乱れを急いで直す。
少したってお互いにやっと落ち着いてきた所で情報を交換して、それでわかった事を纏めると次の様になるようだ。
……………………
…………
……
昨日自分の部屋に戻った後で、俺に話があったことを思い出して引き返してくる。
→まずはノックしてみるが返事は無い。
→ふと朝に聞いた鍵は掛けなくていいという言葉を思い出してドアノブを捻ってみる。
→開いたので中に入って見るが俺が寝ている事が判明。
→とりあえず気になったので、少し乱れた布団を直したものの、自分も体力が尽きて、そのまま倒れ込んで寝る。
→起きると部屋の内装に違和感があったが、ルシファーの話を思いだして納得する。
→朝食を食べに部屋を出て今に至る。
と、いうことらしい。
「えっと、とりあえずごめんな?」
「ううん。
私が自分の部屋だと思って何も考えずに歩き回ったのも悪いんだし……」
「それにしても、自分が起きる前から朝御飯の匂いがする事に違和感は無かったのか?」
「え?ああ、私は創造魔法で簡単な料理なら朝になれば勝手に出来るようにしてるから、それは結構普通の事なの」
「なるほどな……
とりあえず唯一の救いはルシファーが壁も完全防音にしてくれていたらしいって事だな。
さもなくば今頃大騒ぎだっただろうし………」
「そうだね………
あ、そういえば昨日言おうと思って戻って来た事なんだけど、私に神代の魔法を教えてくれない?
神代の魔法がこの間言ってた原始の魔法と同じものなら私にも出来るんじゃないの??」
「うーん……
ただ、この力はまだまだ加減とかが出来ない。
もしかしたら人を殺してしまう事も当然あるだろう……
その覚悟はあるのか?」
「私はこのゲームを終わらせたい!
それは自分の為でもあり、参加者全員の為にでもあると思う……
そして、ルシファーの言葉を信じるなら、私たちが全ての鍵なんでしょう??
私たちがラスボスを倒せなければ、この世界は終わらない……
それなら、私は……私は、何があっても戦い抜いて見せるよ?」
その目を見つめると、短い付き合いでも間違えようがない程の固い決意が感じられた。
「そうか………………わかった。
ただ、腕輪の補助無しでどこまで出来るのかわからないから、とりあえず少しだけ待ってくれ。
その間に特訓方法を考えるよ」
「わかった、ありがとう」
それだけ言うと唐突に、もたれる様にして抱きついてきた。
「ねぇ……このゲームが終わったらさ……やっぱり軍隊に戻っちゃうの?」
そう言う美奈の体は小さく震えている……
「同窓会に出た時点では正直どうしようかなやんでいたんだ。
というのも、もともとはそろそろ軍の方にいるのを辞めようかと悩んで日本に帰って来てたんだよ。
だから、もし美奈さえ良かったらこの後もずっと一緒に暮らしてくれないか?
今後、美奈無しで生きていくなんて考えられないほどに君のことを愛しているみたいなんだ。
それに、外交官になるならSPとしてもそこらの奴よりも役に立つぜ?」
「夢みたい………前にも一回言ったよね………?ずっと憧れてたんだって…………
けどね、想像してたのよりもずっと翔はすごかった。
SPとしての技能がなくても、私は、私は翔と一緒に生きていきたい!!」
俺より少し背の低い美奈は、胸にしがみつく様にしながら上を向いて精一杯主張してくれる。
「なら、これからもよろしく………ってことでいいのかな………?」
そうして俺たちは長いキスをした………
……………………
…………
……
「さ、さあ、ユニオンについて話を聞きに来る奴もいるだろうから、早く朝御飯食べようぜ!!」
「そ、そうだね………」
当然いつまでもキスを続けている訳にもいかない………ましてや、今は状況が状況なのでやらなければならない事もある。
気持ちを切り替えて若干気まずいような、幸せなような独特のムードの中でご飯を食べ終わり、タスクを確認する。
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メッセージが一件有ります。
from内田孝介
昨日の朝に2人組のパーティーを1組入れたんだが、そのあとの夕方に4人のパーティーが1つ砂漠で壊滅したらしい……
原因は不明。
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「はあ、いつかはこうなるとは分かっていたけど、やっぱり自分の仲間から死者が出るのは辛いな………
やっぱり早く一周してしまって戻らないとな」
「そうだね………
だけど、このエリアは結構人が居たから次のエリアにはもうあんまり残ってないんじゃない?」
「そうは思ったんだけど、実際のところはエリア4にもそこそこな人数がいるんだよ。
あと、すっかり忘れてたんだが、塔への行き方はまだわかってないんだ……
それもどこかで調べないとさ」
「そうか、塔の行き方ってのがあったね……
あ、もう9時だしそろそろ来る人もいるかもしれないからみんなを呼んでくるね?」
「ああ、ありがとな。
なら俺は食べたものを片付けておくよ」
「うん、よろしくね♪」
それだけ言ってパタパタと部屋を出て行った。
「さあ、帰る目的も出来たし、なんとしても生きて帰らないとな!」
そう独白して俺は片付けを始めた。




