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RPGな世界へようこそ  作者: JUDAS
5日目………
17/34

さあ、地獄の特訓ですよ♪

VG開始5日目…

生存者101/213

 ユニオン人数21人



(そろそろ100の壁も切りそうだな……

そして、俺たちのユニオンは全体のほぼ20%なのか)



そんなことを考えながらもいつものように食堂へと向かい、食事をとる。

ちなみに、この世界でもお腹は減るのでレストランやキッチンもあるが俺は朝食は宿の食堂でとっている。


このエリアの食堂にいる人達の様子を見ていると、俺を含めてこの異常な状況への適応が早すぎるとも思うが、よく考えてみればVG自体は日本人には慣れ親しんだものだし、余りにもリアルだからある意味当然なのかもしれない……



おそらく、いくら自分の命が掛かっているなどと言ったところで、その実感がわかなければ人間の感覚などすぐに麻痺してしまい、普通の日常になるものなのだろう。



その証拠に現実世界でも人は「人殺しなど許されない!」「戦争は悪だ!」などと主張する人でも、いざ戦争が起こるとほとんどは敵を殺し、そして敵国に対する嫌悪を露わに戦いへと臨むものではないか………


そして、その中でも良心を保ち続ける人は等しく弾圧され、あるいはその良心により錯乱し、その結果ほとんどが戦場以外で死んでいってしまうのである。



「翔くーん?

そんな怖い顔して何か考え事??

朝ご飯食べるときからそんな顔してたら1日良い事起こらないよー♪

さあ、せっかく私も来たんだし笑顔、笑顔♪」


「こら真弓!!

考え事だと思うのならなお邪魔しちゃダメでしょ!?」


「えー!!

話してみたら私が解決出来るかもしれないじゃん!?」


「あなたの頭で何が解決出来るのよ………」


「ひどいよ紅子!!

まるで私がバカな子みたいじゃないのさ!!」


「全く間違ってないでしょ?

それともバカじゃないとでも言うの!?」


「くっ…ははは………あはははは」


気付いた時には笑いがこらえられなくなっていた。


「え!?

あ、私ったら……あの、別に普段からこんなに怒りっぽいわけではなくですね、これはスキンシップというか…その……あのぉ…………」


「何真っ赤になってるのよ紅子は?

あ、怒ってるとこ翔くんに見られたのが恥ずかしいの??

ねえ、そうなんでしょ??」


佐藤はここぞとばかりに山本をからかう。


「え?いや、これは……そうじゃなくて」


対する山本は先程の威勢など見る影もないほどテンパってしまっている。


「まあまあ、2人とも仲がいいのはわかったからそのぐらいにしてくれないか?

笑いすぎてもうしんどいよ……

それに、佐藤もそのぐらいにしとかないと、あとで山本に逆襲されるんじゃないか??」


「はーい、じゃあ紅子ちゃんをいじるのもこのくらいにしておきますね♪

あと、私のことは真弓って呼んでくださいよ」


「あ、私も紅子でいいですよ」


「ん、じゃあこれからは真弓ちゃんと紅子ちゃんって呼ぶな?」


「むう……まあ、今のところはそれで我慢しとく………」


「こら!あなたはなんでそんな態度なのよ?

ほんとにこの子は……」


「また子供扱いするー!!」


2人のやりとりを眺めていると、後ろから新たな人物が…


「あれ?

翔が朝から女の子2人と楽しそうに喋ってるなんてめずらしいな」


「よう隼人。

お前も今日は珍しく早いんだな?」


そんなこんなで、暗くなりつつあった俺の思考もみんなのおかげで一気に明るいものとなっていった。

まあ、そのまま4人で話しているのを見つけてやってきた美奈の機嫌が食事の最後まで最悪だったのは余談である。



そんなドタバタの中での騒がしい朝食も終わった俺たちはまた俺の部屋に集まって話し合う事にした。


「斉藤くん、そういえば素材って何に使うの?」


「素材?ああ、あれならタスクからショップに繋げば見れるぞ」


美奈の質問に隼人が答える。


「そうなんだ………」


こっちを見てきたので内心疑問に思いながらも普通に頷いてやる。


「よし、繋いでみるね♪」




ーーーーーーーーーーーーーーーー



ショップに接続しました。

新装備があります。



装備名

ドラゴンメイル:帝

  

ステータス補正

素早さ +3

力強さ +2

賢さ  +5


特殊能力

魔法の威力が上昇

自然治癒力が大きく上がる


必要sp

sp合計200以上



ーーーーーーーーーーーーーーーー



「あれだけの素材で何個作れるんだ?」


「ちょっと待っててね………

えっと、素材の量としては6個分ぐらいみたい」


「ふーん……

とりあえず4個作るとして………斉藤と隼人はレベル上げが必要か?」


「この間のドラゴンの分で結構上がったけど斉藤はあと少しって感じかな?

別に俺たち2人で行ってきてもいいぜ!」


「いや、みんなで行った方が楽だろう」


「今日はどんな競争にする?

今度こそは翔に勝ってみせるよ!!」


「うーん、そうだな…………

あ、そういえば、みんな気配読む練習はしてる??」


「ええ、ただ部屋の形とかを覚えただけな気がするんだけど……」


不安そうにしている美奈。

みんな同じような意見らしく全員暗い表情だ。


「他ならぬ翔の助言だからやってみたけど、ほとんど変わった気がしないんだけど……?」


「ああ……」


「まあそりゃあの訓練だけで気配が読めるようになるわけないじゃん??

てか、自分以外に生き物のいない所でどうやって気配を感じるんだよ……?」


「「はああぁぁ!?」」


「天ヶ瀬……なら今までの特訓は??」


斉藤がこちらを見据えて尋ねてくる


「あれは気配を読む練習の基礎準備だよ。

てわけで、今から目隠しな?」


「は!?

いや、ちょっと待て翔!!

話についていけてないんだが、どういう流れでそうなった??」


「だから、今まで目隠して生活してみてくれって言ったのは、目隠しで日常生活レベルの動作を出来るようにするため。

それで、今からは目隠しで戦闘を行う練習……


ああ大丈夫、敵がどっちにいるかとかは最初は教えてやるし、目隠しだと勝てなそうなモンスターは責任持って俺が倒しといてやるから」


そういって3人に目隠しを渡す


「え?これ、もしかして私もやるの??」


「もちろんだよ?

それとも美奈は数人の人間相手にする??」


「え♪いいの?

………って、悪い予感しかしないから遠慮しとくわ……

要するに諦めて戦えって事でしょ……やってやるわよ!」


「そうそう、まあ斉藤が装備着けられるようになるまでだから、大丈夫だって♪」



……


…………


かれこれ30分後…………



「美奈後ろだ!

隼人は適当に武器を振り回しても隙にしかならないぞ!?

斉藤は攻撃を受けてから対応するんじゃない!!

受ける前に反応する訓練だぞ?」


「こんなのもう無理よ!!」


「翔!

既に満身創痍だぞ!?」


「はあっ、はあっ………」


「甘えるな!!

かする程度の攻撃以外は全部代わりに防いでやってるんだから、大した傷は無い!

目隠しのせいで他の感覚が敏感だから深い傷に感じるだけだ!!」



……………………


…………


……



そしてその更に1時間後、特訓はようやく終わる。

そして、夕方となった今は宿の俺の部屋のあちこちに倒れ伏している4人の姿があった。


「もう無理だーー!」


「私も……

体起こすのさえ嫌よ」


「最後の方では本気で天ヶ瀬が恨めしかった……

だが、目隠しを外した瞬間の自分たちの姿と疲れた様子の天ヶ瀬を見た瞬間自分たちの甘さに気付かされたよ」


「ああ、たしかにあれにはびっくりしたよな……?

なにせ俺たちが合図を聞いて見た光景は、かすり傷しかない3人とか消える前のモンスターの死体、そして疲れ切った様子の翔だったもんな」


「正直3人一気に特訓させようとした事は後悔したよ……

動きの速いモンスターとダメージでかそうな攻撃と同士討ちを3人分防ぎ

続けるとかもう金輪際やりたくない…………」


「けど、お陰で私は何とかある程度気配も読めるようになったよ♪」


「そうなんだよなぁ……確かに俺もある程度は分かるようになってきたんだよな。

そして、それは何から何まで全て翔のお陰っていうのは、もういっそ清々しいよ」


斉藤も大きく頷いてくれている。


「まあ、今回の訓練は今までもずっと考えてたんだが、何せ現実ではここまで身体能力高くないから、誰も出来なくて試したこと無かったんだよね。

だからこそ一気に3人やってしまったんだし」


「え………マジか、翔……?」


「ああ、俺以外でやったのはお前達が初めてだ」


「え!?

じゃあ翔はやったことあるの?」


「ああ、とりあえず目隠ししてから、隊員たちに一気に襲いかかってもらった」


「ああ、なるほど……


ふあぁぁ!

今日は本当疲れたや……もうベッドで休んでくるね?

おやすみなさい」


そう言って美奈が帰ると他の2人も次々と帰っていった。



それにしても、内心では3人の成長にはかなりびっくりしていた。

俺の予想としては今日は何となくのイメージだけを掴ませて早々に切り上げるつもりだったのだが、あまりの飲み込みの早さに、つい時間を忘れてつきあってしまった……


おそらく、隼人と美奈はもうほとんど気配を読めているだろう。

あとは斉藤だけは少しだけ足りてない気もするけど、それも時間の問題だろう……


そうは言っても、斉藤が遅いわけではない。

ただ、他2人が早かっただけである。



「はあ、それにしても今日は疲れた………

俺も早めに寝とこうか」


1人呟きベットの中へと潜り込む………………

[現在のステータス一覧]



天ヶ瀬翔 LV.38(153+3.105+2.130+5)


綾瀬美奈 LV.38(81+3.26+2.158+5)


藤堂隼人 LV.40(83+3.94+2.36+5)


斉藤佳祐 LV.40(35+3.137+2.31+5)




ここから先装備による補正値を+xで表します

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