VOL.9 サクシード・ヴァイタル
本編主人公で12歳から23歳まで全作品に絡んでいます。
カンタセルゴ諸島チアフル島出身で、幼少期は祖父と年の離れた姉と一緒に住んでいました。
13歳の時、祖父が亡くなり、姉も嫁いでいたことから14歳で自立し、カピトリヌスの警備士学校に入学します。
本人は職人の道と二通りあったと述懐していますが、警備士を選んだことについては「需要があったから」と理由を説明。
POAにスカウトされる前までは臨時警備士として世界各国を巡っていたようです。
スカウトされたのは17歳の時で、カピトリヌス親善大使のジュリアス・ゼム・ゼピュロスが関わっています。
武芸の国ウィミナリスの武闘大会で優勝してから、追跡調査していたとヤヌアリウスPOA長官が言っているので、その筋からの満を持してのスカウトだったのでしょう。
POAで訓練生に交じって組み手をした時に、その優秀さが一目置かれることになるのですが何の問題もなく馴染んでいきます。
下宿ではレンナと捌けた恋愛(?)をしながら、訓練生活と両立させていくのです……。
ファイアートには早々に恋心がバレたり、フローラには完全に心情を見抜かれていたりと、なかなか心がざわざわしがちな下宿生活ですがサクシードはあくまでも真面目で淡々としています。
ラファルガーとは穿った話をしてますし、ロデュスとは腹を割って会話してますよね。
それは、サクシードが心を許しているからこそなんです。そんな様子を見ているからレンナも信頼するんでしょうね。
誰に対しても真摯なサクシードは、ヤヌアリウス長官やPOAの部長課長級クラスの目上の人、それに子どもや老人に対しても態度が変わることがありません。
ウェンデス統治者が「顔で勝負してもらう」と言ったように、堂々とした大人なわけです。
――たまに逃げ場がなくて困っているようですが。
そういう時はすかさず周りのフォローが入ります。
ハードな人生だったかもしれませんが、彼は今、幸せじゃないでしょうか。
一筋縄ではいかない人物たちに囲まれる中でも、彼は己を貫くんでしょうね。
強く雄々しくありたいと願ったように。




