VOL.10 レンナ・モラル
本編のヒロインでマルチな才能がある女の子です。
5歳から12歳までのウィミナリスでの留学経験、破格の待遇、技術力の高い仕事、とてつもない役目など何かと破天荒な経歴ですが、本人は意外と常識人だったりします。
南端国メーテスの名門モラル家の家風が、彼女の”普通”に一役買っています。
初仕事の霊長砂漠の砂漠化防止の仕事の後は、アルバイト生活を送ってるんですね。
ホテルのサービス、レストラン、魚の加工場、家具店、花屋――家では、母のアンジェラが参加していた婦人奉仕協会の経理なんかもしていました。
さらにNWSの代表として、環境修復の仕事もしていたわけです。器用なはずですよ。
このアルバイト生活をしていた時に、留学していた間、空白だった家族の時間を取り戻したんです。
そして得たものを還元したのが下宿の運営なんですね。
はとこのファイアートはメーテスの王子ですが、宮殿で持て余されてモラル家に転がり込みました。
いろいろ両親に言い含められて、遠慮しなかったみたいです(笑)
そのうちフローラと出会って、生物学会でラファルガーと出会って、個展でロデュスのコーディネーターになって、と着々とソウルメイトたちとの出会いが適っていきました。
だけど、最後の一角、サクシードがなかなか合流しなかった。
そのため、その間恋愛らしい恋愛にはとんと縁がなかったんですが、本人は完全に受け身なので積極的ではありませんでした。
12歳の時にエリックに告白されて以来の一大事。
同時期に二人とも出会ってるんですけどね……お互いに全然気づいてない(笑)(『パイオニアオブエイジ~偉業の少女~』より)
ここで惹かれ合ったからこその懐かしさなのに。
どっちが先に気づくかな?
フローラはすべてを知りながら時至るまで黙っています……。
そして絶妙のフォローを入れつつ、恋愛成就に導くのです。
ファイアート辺りは賑やかしているだけですが。恋の景色としてはまぁ、それなりに彩りを添えてますね。
サクシードも、レンナのあまりのスキルの高さに物怖じしそうなものですが、まったく怯まないところが素晴らしい。
周りの大人はみんなグルで、サクシードとレンナをお膳立てしています。
レンナとしては……ちょっとくすぐったいような状態ですね。
ヒロインが幸せなのはいいことです。




