VOL.11 ジュリアス・ゼム・ゼピュロス
パラティヌスの次期統治者、そして降霊界マンダラーヴァ外宮として、現在カピトリヌス親善大使を務める人物です。
パラティヌスの秘境、雲竜の滝谷一族の王子でもあり、セライ国のティレニア湖の源流でもあることから王族と親交があります。
メーテスの王子、ファイアートとも気の置けない関係です。
作中には、サクシードをPOAにスカウトした、という記述だけあって、台詞がまったくありません(気の毒!)。
世界の大変革前はカピトリヌスの内政に憂慮し、その後は難民の虹球界移住の事務手続きに忙殺されているという……。若いのにワーカホリックな御方です。
恋人のフローラとの逢瀬もままならず、さぞかしフラストレーションに晒されているかと思いきや、大好きな乗馬や剣術の稽古の時間を確保して活動しているようですね。
この人物のイメージに非常に近い漫画があります。
『花冠の竜の国』(中山星香作・秋田書店)のエスター王子がそっくりで、その昔、アニメイトでこの漫画の表紙を見た時は目を疑ったほど。
年季の入った漫画ですが、少し前に復活連載していたのでご存じの方もいるかもしれません。
エスター王子は長い銀髪に青い瞳、容姿端麗で頭脳明晰、身のこなしも秀麗な生まれながらの王子様。
ラブコメですが、王道をいっています。
この漫画を見て、ジュリアスのイメージはほぼ固まりました。
パクリだとわからないように苦心するくらいです(笑)
ちなみにジュリアスは金髪碧眼で髪は肩までしかありません。
先述したように、私が小説を書き始めた頃は堂々たる主人公でしたが、フローラ同様、動かし方がわからなくて四苦八苦していたんですね。
というか、彼が登場する場面まで辿り着けないんですよ(泣)。
もったいぶった設定に埋もれてしまった。
現代に居場所を確保しようとすると……ヤヌアリウス長官と立場が似ているし、容姿的にも被るので相殺されてしまうな、と。
そんなわけで、彼は一人離れて重責を担っています。
可哀そうな恋人たち!
深く想い合っていて、お互いのことを思いやって、会いたいと言えない二人はどうなるんでしょうか?
いくらなんでもサクシードとレンナが結婚という頃までには動きがあると思います。
詳しい記述こそありませんが、世界の大変革前の花翔の五月の女神の祭典の折、パラティヌスに帰国してフローラと会ってるんですよね。その後はまた待ちぼうけですけど。
役目は重いですが、終わりのない責務を通して二人は結ばれています。




