VOL.86 ロバート・アスペクター
童話の里の団体の一つ、ギビングスカイロードのメンバーです。
本名をロバート・リスカといいます。
中肉中背、栗色の髪、柔和な顔立ち、人を包み込むようなまなざしの中年男性。年齢は45歳くらい。
ギビングスカイロードは壮年男性で構成されていて、その中では若いロバートが事務手続きなどを一手に引き受けています。
NWSやシンプルハートディグニティと相対するときは、頼もしい存在で軽く冗談なども交えて会話していました。
もちろん、年配の女性で構成されたグロリアスポスタリティのフミナは立てて……その辺りは普段の延長ですから、難なくこなしていますね。
団体はパラティヌス国内の戦争跡地、”嘆きの侵略”や反社会勢力の根城だった”感傷の塔”という二大不浄地の浄化を担ってきた、環境修復のエキスパートです。
でも、世界の大変革の前に基礎的な浄化作業が一区切りついたんですね。
あとはその区域を正エネルギーに転じる仕事が待っていますが、それはパラティヌス国民全員の役目ですから。
そんなわけで、ギビングスカイロードは休む間もなくNWSから受注したエスクリヌス笑話の里の湖底供物浄化に従事することになりました。
ただ、希望していたクイリナリス空想の里の悪霊退治も、もちろんできるんですよ?
シンプルハートディグニティのように万武の白で封じる方法ではなく、小規模な修法陣を広域に展開していくやり方ですが。
つまり、罠(修法陣)を用意して悪霊を捕まえるという、合理的な方法があるんです。
方法はギビングスカイロードの方がスマートですよね。
ロバートは自分の判断で湖底供物浄化の仕事を選択しました。
キツイ・汚い・危険の3Kですが、こういう地道な作業は一つ間違うと大事故につながりますから。
血気盛んなシンプルハートディグニティには務まらない、と判断したんです。
メンバーはロバートの判断を妥当だと評しました。
それに浄化後の魂浄めは素晴らしいカタルシスですし。
世界の浄化という大きな目的のために尽力できますよね。




