VOL.83 フィリップ・アスペクター
童話の里を拠点にする団体の一つ、シンプルハートディグニティのメンバーです。
本名をフィリップ・ルカニアといいます。
金髪でよく日に灼けた肌をした、サーファーのような出で立ちの彼は運動神経抜群の武闘派です。
血の気の多いイサクのようなメンバーを大勢抱えるシンプルハートディグニティは、代表のヤガミ・エターナリストの下、パラティヌス国内の浄霊稼業を担ってきました。
そうかと思えば、フィリップ自身は違う団体に所属する女の子、テルミの片思いを仲立ちするなど、世話焼きな面も持ち合わせています。
それから、NWSに仕事を外注するように促したり、他団体の仕事のマッチングを手がけたりなど、自分たちだけじゃなく大勢の利益を考えて動く器の大きさ。
NWSリーダーたちにはない、交渉力が際立ちますね。
実は彼もイサクも元々はNWSメンバーでしたが、仕事が細かい作業系に移ったとみるや代表のレンナに脱退を申し入れています。
そう言うことが苦手なメンバーばかりが盛り上がって結成したのが、シンプルハートディグニティなわけです。
フィリップは代表のヤガミに引き受けてもらう際にも、説得を続けて了承を得た実績があります。
ヤガミはフィリップのことを、体力一辺倒じゃない器用なやつ、と称していますが。その器用さは浄霊稼業の依頼人との打ち合わせでも功を奏していたりする。
イサクもフィリップの多才さに影響を受けて、自分も交渉してみようとするんですけどね。彼のいいところは威勢の良さと単純明快さなのでどうも向いてないみたいです。
フィリップの話し方がヤンキー兄ちゃんそのもので、NWSと色分けできたのが面白いと思って。
その調子でロバートやフミナに仕事の話を持ち掛けたのかと思うと――おかしくなってきますが、彼は敬語も使いこなすので侮れないですよね。
クイリナリスの空想の里の仕事では、悪龍相手に鉄拳を叩き込むなど、ワイルドな一面も見せています。
一方で戦闘中にイサクに注意を飛ばすなど、後輩の面倒を見る頼もしさ。
団体の中堅として活躍が期待されますね。
仲間はみんなフィリップを頼りにしています。




