VOL.65 生産修法
生命の樹の根源エネルギーを捏ねて作る、野菜・果物・穀物などの他、建材・金属・貴金属などを生産できる修法です。
変わったところだと、医療品(薬品・医療器具)や日用品(紙・プラスチック・衣服・文房具)、燃料(水素・石油・石炭・天然ガス)なども作れます。
化学なども得意分野。元素から作り出すことができるんですよ。
ただし、動物や魚……肉などの動物由来のものは作れません。
魂が宿り、死ぬ時に痛みを感じる動物たちは、人間の都合で作り上げることができないんですよ。
それは神の領域。
倫理に照らし合わせるまでもなく、生命への冒涜となります。
植物が許容されているのは、これらが人間の協力者だから。
五体を生かすために神から与えられた食物だからです。
なので植物一つ取ってみても、(1.樹木/2.野生植物/3.野菜/4.穀物/5.果物/6.牧草/7.花/8.芝生/9.雑草/10.水生植物/11.海藻/12.種)とこれだけあります。
ポールがレタスの種を素にレタスを作りましたね?
分類に(12.種)とあるように、本来は種から作ることもできます。
つまり、まずポールは初心者向けに段を端折って生産修法にリトライしたわけです。
それからレンナがサクシードにもらったチューリップの花束を切り花から球根を再生していました。
あれは生産修法の応用編。
もらったチューリップを親とする球根を、根源エネルギーで遺伝子ごと再生したのです。
ロデュスが霊礎界で作った婚約指輪は、サクシードが鑑定家に見せたら、加工の痕跡がないのにクリアなダイヤモンドで大いに怪しまれました。
このように、生産修法は使い方によっては市場に大混乱を引き起こすため、厳しい規制があります。
それほど精巧なら、ロデュスは一財築いてしまいますね。
修法と言っても、精霊界を介在せずに創造できてしまう生産修法は秘中の秘です。
適正な品質管理によって、流通に乗る作物や建材。
それらは究極の+エネルギー。
そうして、世界中に行き渡り、エネルギーを調整しています。
世界の大変革後は、真央界で生産修法ブームが起きました。
叶うことなら宝石を作りたい、と希望に燃える人が後を絶ちませんでしたが、あまりにも専門性が高すぎて挫折者ばかりになったという話です。




