VOL.52 伝説の里
ウィミナリスの上層(下層)、因果界の万世の秘法の拠点です。
首都フォレースから見ると、南の村オプスの牧場に結界が張られ守られています。
この里だけ作中で一度も触れられていませんね。
伝説の里も東の国境――月の洞からの侵入を防ぐために、前線基地の役割を果たしています。
しかし、ウィミナリスが情勢不安だったのは、数年前までのこと。
現統治者ヤヌアリウス・ウィン・デミウスが即位してからは、連戦連勝で国土に一歩たりとも呪界法信奉者に踏ませていません。
ここは元々、万世の秘法の戦闘技術、万武・六色の総本山ですから。おいそれと侵入を許すわけにはいかないのです。
伝説の里には歴戦の勇者も新入りも、入門したばかりのバードも集っていて、奥義の伝授や最新の鍛錬法、あるいは戦闘法の研究なども盛んに行われています。
そうして月の洞の最前線で腕試しをするわけです。
サクシードもその中の一人だったようですね。
ヤヌアリウスに認められて、その後追跡調査されていた――。
理由はもちろんそれだけじゃないんですよ?
星を観るウェンデス・ヌメンによって、誕生からその存在はマークされていた。
そして、その後の成長を鑑みて、P-TEAM入りを果たした。
レンナたちとの前世や相性なども加味されてのことです。
このように、重要な役割を果たす人物は、気の長ーい経過観察が必要になります。
ヤヌアリウスその人も星に選ばれた人。
ウェンデスは幼少期から特別に目をかけ、ウィミナリス統治者とするべく布石を用意してきました。
彼の統治者としての功績を持って、POAを起ち上げた。
それから、ヤヌアリウスは世界の大変革にあたって、月の洞で呪界法信奉者の上層部と交渉も手がけました。呪界法信奉者は自分たちの攻撃を、一度たりとも寄せつけない敵の大将の登場に色めき立ったことでしょう。
が、いかようにも攻撃が通じない。
そこで話し合いを持ち掛けられて、上層部と引き合わせた。
因果界の譲渡という重大局面を迎えたのでした。
ヤヌアリウスの役割は大きいですね。




