↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どんの創作ノート  作者: どん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
41/76

VOL.41 カピトリヌス

七宮廷神界のほぼ中央に位置する、巨石の宮廷国です。

首都はデウスと言い、巨大な石灰岩で作られたトゥオーノ宮殿が中枢になっています。

守護神は大神ジュピター。

昔は石造りの堅牢な建物が建ち並ぶ、荘厳な都市でした。

近代になって呪界法信奉者の侵略を受け、首都デウスには攻め入られていないものの、地方は内戦とテロに喘ぐようになってしまいました。

つまり、呪界法信奉者が跋扈できるような条件が揃っていた、ということになりますね。

もともとカピトリヌス周辺は侵略戦争が絶えずあって、植生も定着しないほど土地が蹂躙されて負のエネルギーが席巻していたのです。

だから、精霊たちが変質して悪精になり、負エネルギーを餌にコロニーを形成した。

そしてそこに住む民に心身に悪影響を及ぼすようになったんです。

暴動、略奪、洗脳、病気――。

その土地にいるだけで、ありとあらゆる災厄が降りかかってくる。

負エネルギーの申し子とも言える呪界法信奉者は、こうして誕生したのです。

そんな疲弊した都市で生まれたロデュスが、その影を背負ってしまうのも当然でしょう。

戦争芸術という偏った活動の片棒を担がされてきましたが、彼を囲む芸術家仲間たちにはまだ光があった。

ロデュスは仲間に助けられて、命がけでカピトリヌスを脱出してパラティヌスに亡命することができた。

こうした奇跡が、希望を失わない国民の血の滲むような忍耐によって生まれ続けていました。

七宮廷国の中でも中央に位置するカピトリヌスは特別な場所なんです。

世界の大変革の集大成、空の儀も首都デウス上層の因果界で行われました。

それなのになぜ侵略を許してしまったのか?

負エネルギーが跋扈していたのもさりながら、カピトリヌスが霊的にも重要な場所を保有している証拠なんですね。

あまりにも尊いから常に狙われる。

その図式が近代において顕著になってしまった。

光が強ければ影もまた濃くなる、ということです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。