VOL.39 生命樹界
七宮廷神界の生命エネルギーの根源、生命の樹。
世界の大変革前は第五層に、その後は第三層にあります。
白い幹と枝を持つ巨樹で、その枝には常盤の葉が茂る不思議な存在です。
レンナが天窓の鍵を持っていたことが公になるまで、彼女が交信していたのが生命の樹であり、第五層に往っていたことは一部の人々しか知りませんでした。
ウェンデス統治者やフローラ、降霊界マンダラーヴァの住人、その辺りですかね。
本当はレンナが五歳の時に行方不明になって戻ってきた当時、「白い巨きな木の下で遊んでいた」と言った時点で、降霊界初め万世の秘法も騒然となるはずでした。
しかし信憑性を確かめる術がなかったため、ウェンデスは万世の秘法に入門させて、その監視下に置いていたのです。
この生命樹界というのは不可視の領域で、ウェンデスもフローラも窺い知ることはできません。
ただ創世記に「生命の樹は白き巨樹のこと、天をつんざく梢を持ち、その根はあらゆる世界に伸びたる」とあり、想像図は子どもの絵本から歴史書まで記述があります。
それにその働きについても、生命の樹の軌道線というエネルギーの径があらゆる世界に伸びていて、七宮廷神界のみならず六芒宇宙に張り巡らされているんですね。
これも創世記とその後歴史上に登場する神官たちによって解明されています。
レンナが交信したことにより、生命の樹には意思があることがわかった。
世界の大変革を導いたのは生命の樹です。
その後は第三層に下りましたが、因果界の監視という役割を得て万世の秘法などにはぐっと身近になったとはいえ、やはり往くことはできないままのようです。
レンナを通じてしか、その御力を顕わさない……いえ、顕わせないというのが本当のところでしょう。
ちらっと本編で水の王、クラヴィシュタが生命の樹からサクシードに特命が下る、という記述がありましたが。将来的には二人目の来訪――あるいはP-TEAM全員の往来が、その後の盛り上がり方次第ではあるかもしれませんね。
七大神器をも自在に操る、神の如き生命の樹。
彼(?)は生きとし生けるものの味方です。
あらゆるものを擁護する、父の腕のような偉大な存在なんですね。




