VOL.37 降霊界
神々や偉大なる師、祖霊と交信できる霊地です。
七宮廷国の首都上層にあります。
世界の大変革前は第三層に、その後は第六層になりました。
カピトリヌス=チャイトヤ(経塔)
アウェンティヌス=サーガラ(大海)
エスクリヌス=ラトナ(宝)
クイリナリス=シューンヤ(空)
カエリウス=アウシャディ(植物)
ウィミナリス=グリタ(聖油)
パラティヌス=マンダラーヴァ(天上花)
となっています。
この霊地それぞれにフローラやジュリアスのような内宮と外宮、あるいは首貫、祭主、大司祭、聖人、聖女など、呼称の違う神官たちが霊地の最高位に就いているんですよ。
七つの霊地は地続きになっていて、雲海に浮かぶ小島のようになっています。
そして、僧侶や奉仕者、職人などの粋を究めた人々が住んでいて、祭具などを使って祈祷したり、術具を作りそれを真央界に下ろしたりしているわけです。
降霊界で作られた物は極+となって、真央界の穢れを祓います。
そうして世界の霊性を保ってるんですね。
パラティヌスなら花の宮廷国なので、霊地マンダラーヴァでは花のサシェ(香袋)が作られて、幼稚園から場末の酒場まで低価格で売られています。
一般の人々が作るものと一緒に置かれている。
つまり、当たり外れがあるんです。
でも、降霊界のものを手に入れたから大当たり、ということはなくて、その人の状況にちょうどいいものじゃないと力を持て余してしまうでしょう?
だから一概に基準となる判定はないんです。
こんなふうに降霊界は生活の隣にあります。
フローラとレンナはいろいろ相談しながらサシェを手作りしてるんですよ。
サシェ作りはパラティヌスの女の子にとって、教養の一部と言われていて、年頃の女の子はみんなお母さんやおばあちゃんから手ほどきを受けるんです。
民間まで手広く伝わっている伝統でもあります。




