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どんの創作ノート  作者: どん


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32/74

VOL.32 七大神器

七宮廷神界に伝わる神の法を代行する聖なる道具です。

光の王冠、風の聖剣、水の聖杯、闇の創世記、地の聖穀、火の聖槍、そして天窓の鍵の七つ。

2975年頃までは、第三層降霊界チャイトヤ(カピトリヌスの上層)に納められていました。

ところが、レンナが起こしたグランドクロス事件以降、チャイトヤから消失してしまった(『パイオニアオブエイジ~偉業の少女~』より)。

そして五年後、世界の大変革へ動き出した時、天窓の鍵はレンナが。さらに他の神器は六つの異世界にあると、生命の樹の託宣が下ります。

天窓の鍵は、名のない力の衝突に備えて、生命の樹が人類に下賜したものだった。

それにグランドクロスも他の神器もこの時のために、地に下ったり異世界に移動したりしたわけです(『パイオニアオブエイジ~NWSかく語りき~』より)。

そのことを生命の樹がいろいろレンナに説明しなかったのは、神の法を円滑に進めるため。

暴くのはレンナの仕事じゃないんですね。

導くのは万世の占術師ウェンデス、そして降霊界内宮フローラの仕事ですから。

七大神器は長いこと七宮廷神界の至宝とされてきましたし、只人が扱える代物ではありません。

グランドクロス事件に象徴されるように、人外の力を持った神の道具なので、チャイトヤに厳重保管されていたわけです。

それを勝手に持ち出して、あろうことか少女に預けるとはあってはならないことですよね。

生命の樹はそれができるんです。そして時至るまで待っていた――。

レンナは天窓の鍵を幸せの鍵だと云われて、ずっとそうだと思っていた。

だから、生命の樹に口止めされていたこともあって、ウェンデスやフローラに打ち明けたり相談などはしていないんですよ。

二人は――天窓の鍵の存在を知っていたでしょう。

でも、正面切って明らかになるまで口を閉ざしていた。そういう深慮が二人の立場には必要なんです。

やがて時は至り、大成就が待っていた。

それがすべてです。

七大神器が必要になるような大事件は数年のちの話です。

この時はサクシードが鍵を握っています。


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