VOL.23 呪界法信奉者
世界各地のテロ活動を扇動する、堕落した精霊、”悪精”を力の源にする破壊者たちです。
元は急進的な改革を推し進める革新派でしたが、時代が下るにつれ、破壊的な性格を帯びました。
呪界法と呼ばれる悪精の力を基にした術で、洗脳・暴動・操作など、およそ強制的で支配的な作用をもたらします。
ただこの呪界法、悪精が支配するエリア――戦争跡地や負のエネルギーが席巻しているところ――つまり、カピトリヌスかエスクリヌスでしか使えない。
そこで呪界法信奉者は陣地を広げるため、テロ活動を頻発させるわけです。
最近では、因果界の暁の地平線まで到達可能なミサイルの開発や、人体改造など、その恐るべき計画が明るみに出ました(『パイオニアオブエイジ~偉業の少女~』より)。
よく世界の大変革で、呪界法信奉者の上層部が因果界の明け渡し一つで納得したなと思って(『パイオニアオブエイジ~NWSかく語りき~』より)。
彼らにしてみれば、因果界さえ手に入れてしまえば後はどうにでもなると考えたのでしょうか。
結局、POAが因果界の自然環境を維持させるために出張ってきていますが、それは必要なことなので目をつぶっているんでしょう。
乱獲や伐採などが繰り返されてしまえば、たとえ遠い将来でも砂漠化や荒れ地化してしまいますからね。
世界の大変革では、悪精は生命の樹の根源エネルギーによって雨散霧消しましたし、季節を巡らせ作物を実らせる六大精霊界の加護なしでは、農業も成り立ちません。
だから抵抗はあるにせよ、万世の秘法の修法行に転換していくしかないわけです。
因果界を開発するための資料も、ロクなのがありませんからね。
開墾・灌漑・治水事業なども一から人の手でやらなくてはなりませんし、その膨大な作業への不満から暴動に発展しかねないのが因果界の構成員だったりする。
うわぁ、大変そう。
それも童話の里あたりなら、位階者が大勢いて、農作業もだいぶ簡略化してるんですが。
呪界法信奉者も世界中のならず者を引き受けはしたものの、こんなはずじゃなかったとこぼしているかもしれませんね。なので顛末がわかっている万世の秘法は、呪界法信奉者の苦情受付窓口となって働いています。
これじゃルイスの言う、彼ら独自の文化が根付く時が来るのは、まだまだ先でしょうね。




