VOL.20 シルデニア・ステフ・デミウス
ヤヌアリウス統治者の第一秘書で妻。
公私に渡ってヤヌアリウスを補佐している絶世の美女です。
栗色の波打つ髪、陶器のような肌、抜群のプロポーション、星のような青い瞳……これまた賛辞が追いつかない御方。
ヤヌアリウスと一対になるべく生まれた女性として、周りから崇められています。
レンナとフローラが憧れる大人の女性なんですね。
嫉妬が虚しくなるようなスペックの持ち主でもあります。
もちろん仕事も育児もパーフェクト。一点の汚れもありません。
リラとウィルという二人の子どもに恵まれて、幸せに暮らしています。
武芸の嗜みもあり、かかるストレスを手合わせで解消しようとするなど、並々ならぬ自信が窺えますね。たぶん向かうところ敵なしのヤヌアリウスに手ほどきされているんでしょう。怖っ。
シルデニアが生み出された経緯には、初期の『花翔~The flower wars~』の敵役として登場した、ということがあります。
フローラが花の女神の意思を介する者なら、シルデニアはダークネスな女神の使者。
フローラを斎官という正規の立場から追いやって、追い詰めて追い詰めて仮死状態に陥らせてしまうという役どころ。それはそれは恐ろしい御方だったのです。
紋章は黒薔薇、毒を自在に操る魔女……。
実は黒幕のヤヌアリウスの野望を叶えるためだけに、恐怖の力を身につけた、愛されたいが故の能力だったんですけどね。
愛した男が悪だった。ただそれだけ。
現世では因縁ある魂としてフローラとジュリアスに再会しますが、綺麗に拭い去られたカルマは彼らを仲間として結び付けました。
前世でシルデニアたちは、敢えて悪の道を選択したのではないでしょうか。悪というものを根底から理解するために。
それが呪界法信奉者との攻防戦で、圧倒的有利として働くわけです。
切り札がPOA側にあってよかったですね(笑)
敵に回っていたら、戦績はひっくり返っていたでしょう。
ヤヌアリウスに心から愛されて、シルデニアは女性として大輪の花を咲かせます。
よかったね、シルデニア。
苦労はしておくもんです(苦笑)




