VOL.2 題名について
『パイオニアオブエイジ』というのは、後から考えた題名で、最初は『花翔~The flower wars~』という題名でした……。
『パイオニアオブエイジ』で言うところの、神界暦1500年頃の物語という設定で、主人公の祭典神官フローラ・フラメンと、パラティヌスの時期統治者と目されるジュリアス・ゼム・ゼピュロスの恋愛大河ロマン(!)。
そう、初め主人公はフローラとジュリアスだったんですね。
神代を遡る前世で巡り合っていた二人。今世ではどんな出逢いが待っているのか、という――バリバリのラブロマンスだったわけです。
これがですね、私の乏しい恋愛経験では一向に形にならない(笑)
意味ありげに出合ったかと思えば、それっきりになったり。ハードな設定だけが先行したり、文章がどん詰まりになったり。
今みたいにガヤも豊富じゃありませんでしたからね(爆笑)
そっちゅう、スランプだぁ~って喚いてました。
で、とにかく周りを固めようと生まれたのが、レンナやサクシードたちだったわけです。
レンナをフローラの友人として出して、私の友人たちのウケがよかったのも影響して、小説も曲がりなりにも形になってきたことで、『花翔~The flower wars~』の執筆は一旦諦めました。
そして、主人公を交代して、新たに現代物として起ち上げたのが『パイオニアオブエイジ』というわけです。
今でこそフローラはきりりとした発言で、威厳も感じられる女性になりましたが。当初は私自身が他人からどうみられるのか異常に気になる時期だったので、言いたいことも言えないお姫様でした。
他人からかわいいと思ってもらうためには(あざとい!)、どんな台詞をしゃべったらいいかということに集中していたため、ちっとも動きが取れなかったんですね。
ところが、そんなことにまったく頓着していない自然体のレンナが出てきたことで、ちょっとだけフローラの考えていることがわかりかけた。でもやっぱりフローラを自由にするには私の人生勉強が足りな過ぎました。
もちろん、レンナについても他人からどう思われるのか、という視点は付きまとっていたんですよ?
突っ込まれないように、女性らしさを強調してみたりとか。ただレンナはレンナでしたね。余計なものがつけられないというか、自分で振り捨てちゃって細かい芸はいらないキャラクターなので。
いやいや……紆余曲折、いろいろあったなぁ。
だから形になったのは、ほんの二十年ほど前くらいからなんですよ。
まとまってよかったです(苦笑)




